投稿者: 橋田
投稿日時: 25/02/19 20:21:26
土屋様
当方の実に拙い疑問に対して、いつも温かく見守り御指導頂き感謝申し上げております
>大抵の楽器はその構造が理由で鳴り始めの大きな音の時に対し鳴り終わりの小さな音の時はキーが若干下がるのが普通
そうなんですね!だとするとダンプしないと音が濁ることになりますね
確かに、御指摘いただいて思い出すと、低くなる気が致します
そのあたりは、理論的な説明もあるのでしょうけど、直感的にある周波数での共鳴が終わる、つまり振動数がゼロになるその過程で振動数が低下していく、という感じなのでしょうか
ただコーン紙の振動をダンプできたとして、その先の空気の流れまではダンプできないようにも思いますがいかがでしょうか?
公園の池でボートを漕いでいて、漕ぐのを急にやめたとき、オールを流れに任せずに、力づくで止めると、水面が乱れます
それと同じで、空気の振動はコーン紙の振動に連動しているわけですが、コーン紙を急に止めると、空気の流れに乱れが生じる…、あたりはどうなりますでしょうか?それが第一に浮かんだ疑問です
第二に、可聴音領域は個人差、年齢差があることは良く知られておりますが、認知可能な音程も、超高音部、超低音部になるほど、限界があるということのようです
2001年宇宙の旅みたいのは特別として、通常の音楽の最低音としては、例えばBWV582の通奏低音の最低音で、C0(32ft)約30Hz程度ですが、この音程をきちんと聞き分けられるかはかなり微妙で、トーンクロマ現象から、耳では「聞こえていない」のに、頭で1オクターブ下を「聴いている」可能性はあります
実際に、演奏中のスペクトラムを取ってみると、自分のプアなスピーカーシステム(30センチウーファー)では、このC0の発音時でも、倍音の60Hz付近がエネルギーが一番大きく、しかし音程としては確かにC0として聞こえているわけです
で、何を申し上げたいのかというと、御指摘の終音時の音程の低下とダンプしきれなかった原音との濁りが、感知されうるか?特に超低音域で、とということです(高音域では、前にも書いたように、余振動は極短時間で止まると考えられるからです)
もっとも1octの違いを錯覚する人間の耳は、しかし数ピッチの違いの濁りは聞き分けることができる可能性もあるところです
以上の二点を確かめるには、うんとDFを悪化させた実験アンプで実際に聞いてみるのが一番かとは思いますが、DFを悪化させる手っ取り早い方法は、負荷に抵抗を足すだけなわけですが、その結果、動作点が変わるので、そっちの歪みを聴くことになるのかもしれず、実際の方法は悩ましいところです
そもそも内部抵抗の低い半導体アンプなら、実験には向いているのでしょうか?
また実験自体は理論的には成立するとしても、駄耳の自分には聞き分けられる自信はありませんが