質問回答コーナー
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東一フィルムは秋葉原のクラシック・コンポーネンツさんで
ブロック型を購入したことがあります(47uF+47uF, 500VDC)。
残念ながら閉店してしまいましたが。
VTさん、西村さんありがとうございます。
C電源のケミコンにフィルムコンを並列で加えておけば
ケミコンが劣化しても、出力管が赤熱するような
最悪の事態は一時的に防げそうですか。
audio-heritage.jp/DYNACO-SCANDYNA/amp/stereo-70.html
によりますと約半世紀経っているようですね。
jp.pinterest.com/pin/771734086184228542/
に回路図、
www.shinkukan-radio.com/gallery/view/56
ここでは修理の様子があります。
9枚の画像の下中が裏全体(修理後)ですが、右上に2つの電解コンデンサーがありこれですね。
この固定バイアス関連では10KΩVR、10KΩ(なぜか2個、回路図は1個)、セレン整流器をダイオードに交換しているようです。
そのほか20μF 3個も交換しています。やはり不良があったようです。
409Bさんの状況によく似ていると思います。
電解コンデンサーを使っていますが、20μF 3個のブロックコンデンサーもうまく交換しています。
また修理費はかなりかかるようですが、 amp8.com/ もあります。ここは全コンデンサーの交換、全半田付けの取り除きとやり直しをやっています。でも作業工賃だけでも\3000/hとすさまじい。
こういうところに頼むのも一案かと。
寿命はありますが、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサまたはそのハイブリッドタイプを用いるとか、長寿命品、高温品(150℃品など)などを用いるという方法もあります。
まあ、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの場合は耐電圧に問題がないか注意が必要ですが。
・容量の大きなフィルムの並列接続する
・東一(とういち)に47μFのフィルムがありますが、ブロック型で大掛かりになってしまう
・そもそもDynaco ST-70は古いアンプです。容量抜けが発生するのは想定内で使い続けるならすべての電解コンデンサーを交換する
あとはやはりVT様の方法しかないのではないでしょうか。
(ちなみに私の自作アンプでは東一フィルムを多用しています。25年前には多種類がありました)
基本的に動作はしますが、単純にコンデンサの容量を減らせば当然リプルが増えます。
どうやって必要なリプルレベルにするかを(例えば半導体リプルフィルターなどを加えるなどの)設計できれば置き換え可能かと思います。
Dynaco ST-70のような6CA7ppアンプで出力管の
C電源のコンデンサーを経年劣化の少ない
フィルムコンデンサーにしようと考えています。
(以前、C電源の電解コンデンサー容量抜けで
ひどい目にあいました。)
フィルムコンデンサーは電解コンデンサーの
ような大容量のものはなく0.47〜10uF程度なら
入手できそうですが、そういうものでも
作動するか心配なところです。
どうでしょうか。
西村さん、ありがとうございます
2番、7番がヒータなら出力管かもしれません。
6V6とは似ていませんか?大変良く似ていたら 6V6 と並べて画像をアップするといいかもしれません。ただギターアンプと差し替えてみるというのは私には判断できません。
それと「真空管カーブトレーサー」を作製されたUX生様は3極管接続(3結)での測定となるようです。でも6V6の3結のカーブは調べた範囲では見つかりませんでした(手持ちの本には載っていますが、著作権から載せられません)。なので結果が出ても不明かもしれません。
残念ながらこれ以上は私には何もできません。
双極管でなく2番、7番がヒータなら全く別物でしょう。差し替え測定などは無理です。6SL7は書いた通りがヒータですから。
それとヒータの導通は差し替えなくてもできることはおわかりになりますよね?
6SL7GTと外観はそっくりですが、6SL7GTが双極管で
2つのプレートあるのに対して、不明球はプレート1つです。
ギターアンプあります。
出力管ピン1はメタル管も使えるようアースに落としてあります。
差し替えてまずは整流管刺さずにヒーターと思しきピン2、7間の
電圧測ってみます。
画像を載せるときは 6SL7 と外観が似ているなら、6SL7 も同時に載せてください。できれば角度を変えたものもです。
6SL7 と似ているときでギターアンプが今もあり測定できそうならまず現状の電圧を測定して、次に不明球と差し替えてみてどうかを試すのもありかと思います。
差し替えテストのとき
@差し替え前にヒータは生きているか(7,8の導通)
A差し替えて電源ON
B電圧はカソード(3,6)、プレート(2,5)測定
AとBはなるべくすばやく行ってください。無理そうならやめましょう。
https://frank.pocnet.net/sheets/093/6/6SL7GT.pdf
がソケットや特性表です。
西村さん、ありがとうございます。
「真空管カーブトレーサー」調べてみます。
ちなみに不明球は1本だけです。
6SL7GTと同じ袋に入っていました。
6SL7GTもSylvania製でした。
ギターアンプ(6SLGT-6V6GT-5Y3GT)用に買ったような気がするのですが
記憶が曖昧です。
続けてすみません。
まずその不明球、1本しかないのでしょうか。ジャンク品をあさる等でなければ、普通は2本が最低購入単位に思うのですが。
それとは別に、Ep-Ip特性を自動測定する真空管カーブトレーサーを製作された方がいらっしゃいます。
http://web1.kcn.jp/tube/Tube-Tracer.htmlなど「真空管カーブトレーサー」で検索(この方はぺるけさんの板でもご登場されておられたと思います)。
特性がわかればかなり絞られると思われます。
整流管なら無理ですが、3極管のみならず多極管でも扱うのかわかりませんので、よく記事をお読みになってご連絡を取ってみてはいかがでしょう。
それと失礼に当たらない程度の手数料は必要でしょう。
西村さん、ありがとうございます
記事だけでは厳しいのではないかと思います。
VT様の掲示板は画像を載せることができます。
https://bbs1.rocketbbs.com/op316
掃除していたらガラス面のプリントが消えた
真空管が出て来ました
ステムにSylvania 548 Cという文字がある
GT管で、板状の大きなシングルプレートです
何という真空管かわかりますか?
菊地さんありがとうございます
大体の回答は出たようですが、一点だけ補足しますと・・・
「メーカーのやっている方式がアマチュアの参考にならない場合がある」ので、
プロがやっているからと言って常に正しいとは限らないです。
今回の「何処にも配線しない」というメーカーの例も、コストカットで手抜きしただけで、
メーカーの場合は「手間=コスト」ですから、多少の事ならコスト優先になります。
アマチュアの場合は「手間=楽しい趣味の時間」と思えば、最善を尽くす事が出来ますよね。
他にもトランジスターのバイアス回路でも、メーカーはほとんど「電流帰還回路」を採用しますが、
私はアマチュアの作るセットでは「自己バイアス回路」もかなり有効だと思っています。
自己バイアス回路は、トランジスタの個々のバラ付きに合わせて抵抗値を調節しなければなりませんが、
(当然、大量生産には向かない方式なのでメーカーは採用できない。)
アマチュアの作るセットはどうせ一品料理ですから、調節するのも大した手間ではありません。
私は出力回路で採用してますが、非常に安定していて温度補償素子も不要でした。
回路的にも簡単ですし、アマチュアならではの設計方法も捨てたものではない?? と思います。
https://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/tr_singl.htm
VT様
特に名をあげて御指導頂きましたのでお応え申し上げます。
そのモデルでは、対プレート電位を説明できないと思います。
そのモデルは全く別の状況でしかないとしか今の自分には考えられないので、申し訳ないです。
単純化すれば、単にマイナス極が共通のA電池とB電池というそれぞれ独立した閉回路間で、B電池の電圧にA電池の電圧のかさ上げがあるとするのが理解できないだけです。電位差は、オームの法則で説明されると考えております。ですので電圧がかさ上げされるのであれば、RとIについて定量的にお示し頂ければと考えます。
結論的に、VT様、菊地様、KAMEGORO様、いずれも錚々たる大家の方々からの御指導ではありますが、全く納得できてないのです。すみません。ですが、これ以上は控えます。
Re23に書いた計算(桁間違えを修正の上で)についてどなたからも、
御指摘頂けなかったのは、おそらく根本的に私が間違っているからかと。
ですので私が実測するべき立場だと思いますので、いつか直熱管を使って実測し私の間違いを自覚することとします。
スレを無駄に消費し、多くの方々の御不興を買ったことにつき深くお詫び申し上げます。
VTさん、ありがとうございます
それでしたら12AX7(PK分割)のHK耐圧を考えるとヒーターバイアスはかけておいたほうが良いですね。
12AX7-12AX7(PK分割)が直結で、12AX7(PK分割)のカソードは初段の12AX7プレート電圧よりやや下となります。
ですので、初段の0信号時のプレート電圧と6V6のドライブ電圧の和に近しい電圧が12AX7(PK分割)のカソードにかかり、それが100Vより十分に低ければアースに接続しても問題ありませんが、おそらく不足すると推測されるのと、6V6のバイアスは100Vを超えるようなことはないであろうという推測によります。
ちなみにこのHK耐圧不十分の問題は、必ずしも最初からはっきりした影響が出るとは限らず、しばらく使っていたらいつの間にか時々小さな音でチュルチュル・キュルキュルといったノイズが乗るようになったなどという経験があります。
コメントありがとうございます。勉強になります。
話が脇道に逸れて恐縮ですが、もう一点、確認させていただけると幸いです。
私が見たのは、12AX7-12AX7(PK分割)-6V6 ppという自己バイアスの
Altec型アンプでした。B電圧 300 VDC、カソード抵抗(共通) 250 Ωです。
ヒーターカソード間耐圧は12AX7 100 VDC、6V6 500 VDCだと
思いますので、ヒーターの片側をカソードに落として大丈夫という
ことでしょうか。
このアンプを参考にした自作アンプで、手持ちの都合で
小型の電源トランス、出力トランスを使用するときは
電流値を絞るために、カソード抵抗を500〜750 Ωと増やしても
ヒーターの片側をカソードに落とした際の絶縁破壊は免れそうでしょうか。
訂正します。
ヒーターの場所による電位変化を3.5Vと考えるべきところを倍の7Vと誤って見積もっていました。拙速な投稿をしてしまい申し訳ありません。
恐らく正しくはヒーター電線中の電位傾斜は前投稿の半分程度となりますので、5VAC点火の瞬時最大エミッション傾斜はヒーター両端で1.75倍程度、5VDC点火の常時エミッション傾斜は1.25倍程度に減ります。偏りはより少ない方向ですので片減り影響も小さいと思います。
それですが、ノイズを減らすための工夫として使われることがある技術です。
傍熱管の場合ヒーターとカソードは絶縁されていますが、ヒーターから放出された熱電子がカソードに飛び込んでしまい、これがノイズの原因となってしまうことがあります。
これを防ぐためにカソードに正電位のバイアスを与え、カソード側を負電位に保つことでこの熱電子の飛び込みを抑制して前段のノイズを減らす工夫として知られています。
出力間のカソード電位が高すぎる場合は逆に絶縁破壊を起こすのか、変なキュルキュルみたいなノイズが乗る場合がありますので注意は必要ですが。
ご参考まで。
なるほど、やはりアース、カソードに落とすのが正解ですね。
話それますが、昔のアンプで真空管のヒーターの片側を
アースでなく、出力管のカソードに落としてあるのを
見たことがあります。
遅ればせながら参加させていただきます。全ての投稿をチェック出来ていないので既出の内容であればご容赦ください。
以下の様に考えてみてはいかがでしょうか。
図の投稿は難しいので文章でなるべく定量的に書きますので想像しながらご参考いただければと思います。
直熱管300Bの動作を例にします。
Vp=300V、Vg=-60V時に、Ip=70mA流れるとします。
更に、ヒーターは5VのAC点火で中点が接地(0V基準)とします。
この時、ヒーター両端の電位差は、5Vサイン波のピーク値として最大±3.5V交互に変わります。
有限の長さを持つヒーター電線中には最大7Vの電圧分布の傾斜が出来るわけです。
その時、ヒーターの場所に対するVpおよびVgも±3.5V相対的にシフトしますので、ヒーターから放出される電子エミッションも傾斜を持ちます。
プレート特性図をじっくり読んで概算すると、ヒーター電位が±3.5V変化したらヒーターの場所によって最大3.5倍ぐらいエミッション(電流)が変わるようです。
例えば、これをエイヤで極論してヒーターの2箇所だけで考えると、ヒーターが-3.5Vの所からIp=15mA、+3.5Vの所から55mAのエミッションがあり、足してIp=70mAとなります。
ヒーターを20箇所に分割して考えるとヒーターが-3.5Vの所からIp=1.5mA・・・0Vの所で3.5mA・・・+3.5Vの所から5.5mA、20カ所全部足してIp=70mAという具合です。
上記のようにヒーターの場所によって部分エミッション(部分Ip)が変わりますが、交流点火ではそれがAC周期で入れ替わるので時間平均すれば場所による偏りは無くなります。
次に5VでDC点火して中点接地としますと、ヒーター両端の電位差は常に±2.5Vになります。
この場合、ヒーター両端で2.5倍ぐらい部分エミッションが変わるはずです。
AC点火と同様に2カ所だけで考えると、ヒーターが-2.5Vの所からIp=20mA、+2.5Vの所から50mAのエミッションがあり、足してIp=70mAとなります。
20箇所で考えるとヒーターが-2.5Vの所からIp=2mA・・・0Vの所で3.5mA・・・+2.5Vの所から5mA、20カ所全部足してIp=70mAという具合です。
AC点火と異なるのは極性が入れ替わらず常に続くことです。
これが「片減り」の根拠となっている物理現象だと思います。
定格動作内のヒーターからの部分エミッション分布を考えた時、最大2.5倍程度の定常的な傾斜が、長期寿命に実質的な影響を与えるかどうかは分かりません。最大定格一杯で使っていると差が出るかも知れませんし、その差に着目して手当てするのがアンプビルダーの拘り(楽しみ)です。一方、定格8割ぐらいで使う私の経験では、誤差の範囲と勝手に判断してDC点火しています。
長文失礼いたしました。
おっと、今日は「スポーツの日」でした。
引退生活になってからは、スポーツらしい事はしてませんね。
カメラを持って近所を散歩するくらいでは、スポーツとは言えないし、
たまに史跡巡りで丘陵地を歩き回るのですが、あれは結構な運動になります。
畑違いの書き込み、失礼しました。
橋田様
基本的には直熱間のフィラメントの両端電圧はA電源電圧で決まります。これは、カソードを加熱するヒーターと熱電子を放出するカソードが同一のフィラメントとして形成されていることに由来し、異なるフィラメントの両端の電位差を持つことができないためです。
ですので300Bであれば5Vかけますので、5Vの電位差となります。
その時のフィラメント電流はA電源から供給される分とプレート電流としてB電源から供給されるものの総和になります。
このためにプレート電流にフィラメント抵抗値をかけた値とは異なる結果となるだけです。
直熱管を使わなくてもある程度の実験はできます。
抵抗を3本T形に接続してその両腕に2本の抵抗を直列接続したものを接続します。
最初のTが直熱真空管で足がプレート、両腕がフィラメントに相当します。
後の2本の抵抗がハムバランサーに相当します。
1. Tのと足と2本の抵抗の中点に電池を繋ぎます。これがプレート電流経路に相当します)
この時はTの両腕と足の間は同一電位です。
2.Tの両腕に別の電池をつなぎます。
そしてTの足と両腕の間の各々の電位差を測ってみてください。これがプレートとフィラメントの各足の電位差に相当します。
それぞれの電池は直接接続されていませんが、後で加えた電池の影響は出るはずです。
菊地様
ありがとうございます。そうすると、例えば300Bだと、フィラメントの両端では、対プレートに対して、247.5Vと252.5Vだということなのですね?
これ以上は控えます。御指導ありがとうございました。
ちなみに本日は国民の休日です。
残念ながらこの感電のリスクは1番ピンや真空管外のシールドでは防ぐことはできません。
帯電するのはニ極管部のプレートとそれに接続するソケットの端子ですので。
また、これが理由でユーザーがメンテナンスをすることを前提としないメーカー品では未接続のまま放置するものもあるそうです。
ありがとうございます。
メタル管のニ極複合管で一番ピンをアースに落とせば感電の危険性は減りますか。
またはシールドケースかぶせて、ケースをアースに落としておけばどうなのか。
ふむふむ、橋田さんの勘違いの理由が判りました。
DC点火回路自体はフローティング状態で組みますが、
これをフィラメントに接続した時にフローティング状態ではなくなります。
なぜなら、「直熱管のフィラメントはヒーター自体をカソードとしている」からで、
DC点火回路をフィラメントに接続した時点で、B電源回路にも接続されてしまうのです。
なので直熱管を点火させている時のDC点火回路は、
B電源回路から見てアイソレート状態ではないのです。
・・・さぁ、これから朝食ですぅー。
皆さんは、もう働いているというのに、寝坊助の朝はこれから始まりますです。
C電源なら半波整流でもいけそうですね。
ダイオードを逆向きで並列に追加して信号通すと音質が変わるのは面白そうですね。
ギターアンプなんかに効果的かもしれませんね。
訂正
re23 の抵抗値の計算が一桁間違っておりました(ほんとこの一事をとらえてもいかに私の理解が間違いだらけかは明らかですが)。
0.42Ωとあるのは、 4.2Ωの誤りです。従って、電位差は、250mV程度になります。
re11 で0.2V ないし 0.3Vと書いたのが正しい(私の前提では)です。
それでも、プレート電圧との相対的な値から見れば、おそらく無視できる電位差と思います。
菊地様
>5Vの差があると、動作点の相対的なプレート電圧も5V変わって来る
懼れながら、『そうは、ならないのでは?』と申し上げているのでございます。
5VはA電源回路での電圧差であり、
B電源回路では、そっくりそのままの電位差として、つまり対P電圧は、
フィラメント両端では『5Vの差にはならない』と考えているところなのです。
@フィラメント両端で5Vの差があると、
A動作点の相対的なプレート電圧も5V変わって来る
@は、A電源回路の問題です。
Aは、B電源回路の問題です。
@だからAにはならない、と考えております。
アイソレートしているからです。
実験回路については、まさに自分でやればよろしいのですね。
ただ、あいにく自分は今は直熱管の完成セットがなく、実証だけだとしても時間がかかります。
書き方が悪かったので誤解されたようですが、変化を確認するのは「プレート電流」です。
ただフィラメント両端で5Vの差があると、動作点の相対的なプレート電圧も
5V変わって来るので、定規を引く時に動作点をずらす必要があると思って書いたのです。
それと・・・考えに迷ってどうにも結論が出せそうにない時は、
実際にバラックセットを組んで見る、という解決方法もあると思います。
私はバラックセット用のシャーシを常備していて、
どうなるか判らないような回路を試してみる時などに重宝しています。
トラターボ回路の試作とか・・
https://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/6u8a_tarbo.htm
定電流負荷シングルアンプとか・・
https://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/6bq5T_wide1.htm
さらに新型OPTの評価とか・・
https://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/pcl86s_new.htm
電源は配線済で、入出力端子も付いていて、真空管ソケット用の穴も空いているので、
一回路のアンプ部だけを組み立てれば良いので、短時間に試作する事が出来ます。
菊地様
たぶん、私が引き下がったほうがよろしいのでしょうけど、
バイアスが5V変動する場合にプレート電圧がどうなるか?を
伺っているわけではないのですが。
繋がってもいないフィラメントの点火回路(A電源)が、
B電源回路の問題である、バイアスの5V変動をもたらすかどうかなのです。
で、より直截に申し上げれば、バイアスが5V変動することはないだろう、と考え、初歩的な解析を試みて書きました。
その考えが間違っているとすればどこか?なのでございます。
>実測値ないし計算値をと申し上げているところです。
それはメーカー公表のEp-Ip特性図に定規を引けば導き出せます。
下の図をプリントして動作点を決めて定規を引いて数値を読み取る・・のは面倒なので、
時間のある時にでも、ご自分でなさって見て下さいです。
https://frank.pocnet.net/sheets/084/3/300B.pdf
バイアス値の5V+αの変化と、それに伴うプレート電圧の変化と、
どちらにしても実際の動作では平均化になりますが、
理論上の電流変化としても大した違いにはならないでしょう。
それでも違いがあるのは確かなので、それを気にするかしないか、なんですよね。
VT様
再度の御指導ありがとうございます。
ですので、その場合の定量的な計算結果をお示しくださると助かるのですが。
VT様の御見解では、5V差でもないということなのでしょうか?
そうでないなら、
>プレート電流だけを考慮した電圧降下より大きな電位勾配
がいかほどになるのかの、実測値ないし計算値をと申し上げているところです。