質問回答コーナー
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6R-P15は東芝が開発した6BQ5類似管です。どこが違うかと言われても、どんな回路で使われるかで話が違ってきます。"6BQ5とほぼ同等に使える"くらいがとりあえずの回答です。
>No.11891「6R-P15」で 安藤 さんは書きました。
>6R-P15は,6BQ5と互換性があるような記事を読んだことがありますが、本当でしょうか?以前、ペア管を手に入れたものですから、もし似ているものの、使い方が違うようであれば、どのように変更するのかお教え下さい。当方、電気に極めて弱いため、やさしくお教え下さるようお願いします。
6R-P15は,6BQ5と互換性があるような記事を読んだことがありますが、本当でしょうか?以前、ペア管を手に入れたものですから、もし似ているものの、使い方が違うようであれば、どのように変更するのかお教え下さい。当方、電気に極めて弱いため、やさしくお教え下さるようお願いします。
>基本的にはAC200Vの倍電圧でDC500V弱出ますので電流は100VA/500V=0.2Aなのですが実際はもっと小さい0.15A位になるのではないかと思います。
回答いただき有難うございます。
その後色々Web探してたら下記ページ見つけました。
https://seppotl.web.fc2.com/zht03/acdc.html
記載内容より
整流方式の差で取り出せるDC電流値の記載がありました。
接続するトランスのAC電流(1A)から取り出し可能なDC電流は、
半波整流 450mA
両波整流 900mA
ブリッジ整流 637mA
半波倍電圧整流 318mA
両波倍電圧整流 318mA
との事です。
ほしさん:えらく難しい問題ですね、以下URLに日立製作所発行の報告書が大変真面目にできてて参考になると思います、私には理解できない内容ですが。
https://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1964/05/1964_05_07.pdf
基本的にはAC200Vの倍電圧でDC500V弱出ますので電流は100VA/500V=0.2Aなのですが実際はもっと小さい0.15A位になるのではないかと思います。
鉄心の損失と導線の損失が発熱量を決め、結果トランスの温度上昇が決まります、又最大温度は絶縁体の温度限界と鉄心の温度特性の制限以下である必要があります。
導線の発熱はI^2xRで決まりますが整流回路を使う時は平均電流が抵抗負荷の時と同じであってもピーク電流が大きくなるので(特に倍電圧整流回路は)式から分るように発熱が大きくなってしまいます、これが0.15A位ではないかと思う理由です
結局理屈で詰めるのは難しいので大まかな当たりを付け実動作で温度上昇を見るしかないと思います。
内容が間違ってたらご容赦くださいませ。
こんにちは、ほしと申します。
倍電圧整流回路での出力電流値について質問します。
100VAの入力100V、出力200Vトランスで
倍電圧整流回路お使い、500V以上のDC電圧を作りたいです。
この場合、DC出力電流値は何Aまで取り出しできるのでしょうか?
計算方法なども教えていただければ有難いです。
また整流回路別に取り出し電流値が違う場合も違いなど教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
VT64さんありがとうございます。
家でテレビ、ドラマ、映画観る時にも真空管アンプ使っています。
音楽再生を目的としたアンプですが映画作品もいい感じに再生されます。
それでWEの劇場用アンプだとどうなるか興味持ちました。
映画館で観客を魅了したアンプで現代の映像作品がさらにいい感じになるかです。
古の設計の装置が感動を呼ぶかやってみないとわからないのかもしれません。
WE91Bはトーキー映画アンプシステム用のアンプで、フォトセルの出力を入力するために、非常に感度の高いアンプになっています。
感度が高いことと、大容量のコンデンサがなかったこと、モーターボーティングの関係で初段とエキサイター段はフィルターをしっかりかける必要があったのでしょう。
普通のラインレベルの信号を入力できるように高すぎる増幅率を落とすために二段増幅化したものがよく見かけるWE91B型とかWE91Bタイプといわれるアンプということになるかと思います。
スクリーングリッドにNFBを掛けるのはウルトラリニア接続でも見られることで、別に特殊な技法ではありませんが、二段増幅化した場合は位相が合わなくなるのでその場合はよく見られるようなカソード側にかけることになるでしょう。
どこを残し、生かすかは、そもそもあなたがWE91Bアンプのどこに価値を感じているかということ次第かと思います。
WE91Bモノラル用の電源トランスを手に入れました。
B電源 380-CT-380 0.12A、ヒーター巻き線 5V CT 2A
10V 2A、5V 3Aです。三段増幅のWE91もどき計画中です。
10V巻き線を整流して310Aの代わりに12SJ7、12Y-R1などの
12V五極管を使って、300BはJJまたはPSVANEを交流点火または
整流しての直流点火の予定です。
回路図見ていると初段のスクリーングリッドに出力管の
プレートからNFBかかっていたり、初段、ドライバー段の
B電圧が抵抗の分圧で落としてあったり、電解コンデンサーの
容量が妙に小さくなっている箇所があったりと独特な設計で、
どの程度踏襲するものか悩むところです。
アドバイスありますか?
基板を使用したメーカー製アンプに組み込むにあたり、元に戻す事も簡単なので交流側に抵抗を挿入しようと思いました。
絶縁には十分注意して配置しようと思います。
ありがとうございました。
私は問題ないと思います。直列抵抗は回路のどこに入れても効果は同じですから。
ただ今回の例では細かく考えると2点ほど違いがありそうです。
第一はダイオードの後すなわちカソード側に入れた場合は抵抗には整流された直流(脈流)が流れてその電位は平滑コンデンサのプラス側(あるいはマイナス側)に固定されますが、
ダイオードの前すなわちアノード側に入ると交流が流れます。それで抵抗の電位は交流電圧で振り回されますから、より絶縁に気をつけた方がいいかも知れません。
第二はダイオードやトランス巻線の分布容量が気になる周波数(高周波)では抵抗の入る位置で振る舞いが変わってきます。気にすると面倒です。
初心者です。
ブリッジ両波整流について教えて下さい。
高すぎるB電圧を下げる為にブリッジダイオード後に抵抗を挿入する方法はありますが、トランス二次側コイルに直列で抵抗を挿入し、その後ブリッジダイオードで整流する回路はあまり無いようですが、何か問題があるのでしょうか?
私が試したのはずいぶん前で、まだLPFが必要な第一世代しかなかった頃でした。
ちなみにLPFの前で出力合成しました。
同じICのLRの出力を合成すればまた違った結果になったのかもしれませんが、別々のICで駆動する出力段同士を接続したためにスイッチング周期がずれてしまい、ショートしている時間が変わってゆき、最悪は2つのアンプの駆動する位相が逆になってほぼショートしっぱなしという時間もあるということになっていました。
その後しばらくして並列運転させるためにIC同士を同期運転させるための端子を有するものもあることを知り、納得しました。
BTLの出力をステレオで他のアンプの入力に接続してはいけないというのは、しばしばBTL出力のLRチャンネルのー出力を両方とも次段のGNDラインに接続してしまい、出力のLR間で同電位でなければショート事故を起こす可能性があるからでしょう。
次段の入力が差動入力であればこのようなトラブルは防げると思いますし、モノラルアンプなら問題ないかと思います。
十分にLPFを掛けた後なら並列接続できるのかは、申し訳ありませんが私にはわかりません。
トランスでアイソレートすればショート事故は起こらなくなるかとは思いますが、そうしてまで並列運転するメリットがそもそもあるのかよく検証する必要があるかと思います。
早速にありがとうございます
貴重なご体験とその解析をお教えいただき感謝いたします
パルス成分のズレは考えてはいたのですが、最終波形では、音声周波帯の波形にその波形を太くする程度でしかないので無視できるかなと考えていたのでしたが、間違いでした
そのご説明だと、位相反転型のBTLもNGとなりそうですが、正しいですか?
なお、IC内部でのBTLは、スイッチングのクロックが共通だから、位相反転型のBTLが可能なのであって、その後、再度BTLができないのは、一度BTL結合したという前科からではなく、クロックが別CHを理由に共通でないから、という説明になるのでしょうか?
またそうすると、高周波成分が取り除かれた、しっかりしたLPF後なら可能なのでしょうか?
パルスのタイミングを揃えるとか、大メーカーのパラレルBTLがそんなに手の込んだことやってるとは思えないので
大々的に喧伝していたところをみると、単純に並列接続でもないのだろうとは思いますが、LPFを厳重にしたあたりと睨んでいるのですが
しかし仮に大量のLとかをぶら下げる解決だとして、そんなことやるぐらいなら、いっそトランス結合すればいいのに、とも思ったりしますが、さすがにOPTは商業的にまずいんですかね?(そもそもTLではないわけですが)
あと、直列(アイソレートは最低限前提であることは理解しております)でも同じ理屈から、今度は音が出ないとかの可能性があるわけですね?
なお、デジタルアンプも、第一世代と第二世代があり、小出力でもLPF必須の時代と、現在では状況も違うようですが、お試しになられたのは、どちらのタイプだったでしょうか?
昔、自作のD級アンプの出力を単純に並列接続して出力段が破裂したことがあります。(スピーカーの代わりにダミーロード抵抗を繋いだ状態で)
で、理由を知りたくて出力段を交換し出力間に抵抗を入れて観察したら、抵抗にパルス状に電流が流れていました。
それで気づいたのが並列接続したアンプの出力のスイッチングのタイミングが合っていないために異なるアンプユニット間で上側のトランジスタと下側のトランジスタが同時にOnになるタイミングが生じてしまったために貫通電流が流れてしまったようです。
ということで、並列しても問題ないようにするには、上側と下側のトランジスタが同時にOnにならないようにするか、電流制限をする必要があると思います。
なので、並列接続するなら出力段のスイッチングタイミングが同時になるようにできる(同期運転ができる)必要があるのではないでしょうか。
ちなみに直列にするためには各アンプのGNDが入力もアイソレートされている必要があるのではないかと思います。
さもないと入力のGNDラインを通してショートする(貫通電流が流れる)ことになるのではないかと思います。
正式な呼び名なのかどうかは存じませんが、最近一部で流行っている(すでに廃れたのかもですが)パラレルBTL、要するに、パワーアンプをトランスを介さずに並列でつなぐ、というもののようです
これいわゆるDCアンプではやっちゃいけないような気がしますが、Dアンプなら可能かどうかというのが質問です
@具体的には、手元にステレオのDアンプがあって、その左右chのスピーカー端子+と−をそれぞれ結んで、一つのスピーカーをつなぐというものなのです
デジタル出力の後のLPFはないものです
スピーカー直結です
なお、入力は、抵抗結合でモノラル化してあるものとします
アースは共通なので、この2chを直列してはいけないのは明らかですが、並列していけないならその理由、条件付きならその条件、無条件にOKならそのように、お教えいただければと思います
自分的には、入力のレベルのばらつき(抵抗での結合による抵抗値の誤差等に起因する)が、逆起電力を生じて、ICの破壊に至る…あたりかなと
大メーカー謹製のパラレル〜はそのあたりを何か監視して補正してるのかなぁと
Aなお、入力はステレオ2chで、しかし出力で並列化してモノラル化した場合の問題点についても(サブウーファー等の利用で考えられる状況です)
BⅮアンプは、一般にIC内部で位相反転型のBTLになっており、一度BTL接続したものを再度位相反転型のBTLにはできない、とされるのですが、その理由をお教えいただければ
C @が不可の場合、付随的にじゃあトランスを介して直流分を遮断すれば、並列接続は可能なのか?とも そうなるとB「TL」ではないわけですけど
Dさらに、並列がダメなら、直列を考えてみたいのですが、例えば、ステレオ2chの、Ⅾアンプ2台を用意して、バランス入力なら、左右それぞれのch直列は可能なのかどうか?
つまり、Aアンプの右+をSP+に、右−とBアンプ右+を直結、Bアンプ右−をSP−、というような感じです
AB両セットのシャーシはくっ付けない等配慮はするとして
なんとなくパルス直流電源の複数運用のイメージで考えています
土屋様
色々とありがとうございます
丁寧にわかりやすくお書き頂いたこと、特にお礼申し上げます
消化した上で…と思っていてかくもお礼が遅れてしまいました
というかまだ未消化なので、もう少し時間を頂ければ
雷の下行上行、確かに、測定可能な範囲で観測できたような…
あれ、空気のイオン化(一種の化学反応)と関係してるかも、
だったらcよりも全然遅いのは納得ですが、それと
分布定数とは関係するのかどうか?
雷は磁場の変動を伴ってもいるのですか?
分布定数、なかなか理解が及びません
ただいえる(定性的に)のは、
有意に遅い範囲で信号の往きと還りの時間差が
生じること、それは周波数依存でありうること、あたりでしょうか
ますますもって、以前にもお書きしましたが、+アースで
配線とか、部品配置等を考えた方がいいかと。
回路図も上下逆に、カソードを上、プレートを下にして、
良く謂われるアース一点集中配線なんてのは、もってのほか、みたいな
とりあえず思いつきで失礼いたします
私も分ってませんが・・・
オーディオ用の入力トランス、ドラーバートランス、出力トランスの類いはKhz帯を超えると電気的には鉄と銅の塊にしか見えませんのでM&Ghz帯や電流速光速の話と一緒に議論しても全く意味をなしません。
例えばタムラの600Ωオーディオ用入力トランス一次側の対地(トランスシールドケース)間インピーダンスは2kΩ/100khzほどでしかなく+側-側のインピーダンスは大きくばらつきます、要するにMhz帯以上ではほぼ入力ショートとなり鉄と銅の塊にしか見えないという事です。
味気ない話で恐縮です
一本の電線をトランスに巻くと電線の発生する磁界が隣に巻かれた線にも影響を及ぼし実質的に分布定数のL成分が大きくなったように見えます、又静電容量も同様な理由で増えて見えます、又鉄心は磁界を強くする働きがありますので更にLが大きくなります。
という事でトランスの電力の移動スピードは測定はできますが、それを直線電線相当に換算するのは大変困難です。
昔の人は長い電線を大きな輪にし出入り口の時間差を見たのかもしれません何処かの電気史書に書いてありそうですね。
ところで雷は登り方向か下り方向か目で見えるような気がします、もし光速で移動するのであれば区別が付かないはずです、強い磁界を伴っているので移動スピードがかなり遅いのかもしれません。
半分は嘘かもしれないのでそのつもりで見て下さいませ。
VT64さん、土屋@埼玉県さんありがとうございます。
7ピンのmT管やトランスレス球、高性能なのに安価で入手できる掘り出し物で
おまけに低電圧作動だと低耐圧のケミコン、カップリングコンデンサー が
活用できるのが嬉しいところです。
TUNG SOLのデータシートに動作例がありますね。
Ebb=90V
12AX7
Rp0.1Meg,Rs 0.1Mge, Rg1 0.1Meg, Rk1700, Gain 31, Eo5.0
Rp0.1Meg,Rs0.24Meg, Rg1 0.1Meg, Rk2000, Gain 38, Eo6.9
Rp0.24Meg,Rs0.24Meg, Rg1 0.1Meg, Rk3500, Gain 43, Eo6.5
Rp0.24Meg,Rs0.51Meg, Rg1 0.1Meg, Rk3900, Gain 49, Eo8.6
12AU7
Rp0.1Meg, Rs0.1Meg, Rg1 0.1Meg, Rk3300, Gain14 Eo13
Rp0.1Meg, Rs0.24Meg, Rg1 0.1Meg, Rk3600, Gain15, Eo16
Rp0.24Meg, Rs0.24Meg, Rg1 0.1Meg, Rk7500, Gain14, Eo16
Rp0.24Meg, Rs0.51Meg, Rg1 0.1Meg, Rk9100, Gain14 Eo19
50C5は大変感度が高く±5vほどでフルドライブできますからシングルなら12AX7の様な普通の三極管でも電源50vで使用できそうな気がします間違ってるかもしれませんが。私も昔105vシングルで使った事ありますがその時はTrドライブでした。
一般的なトランスレス球は、ヒーター電流を同一にして直列接続することでヒータートランスを不要とするというだけで、B電源側はAC100Vを倍圧整流して賄うことができるので特に低電圧で動くように設計されているとは限らないようで、12AU6と6AU6のプレート特性に特に違いはないようです。
それで思い出しましたが、プレート側が低電圧で動作するように設計された球としては、カーラジオ用の12V管や船舶用の26V管の系譜である12AE6,12AJ6,12EL6,12FK6,12FM6,12FT6,12DV7,12U7,26C6などがあったかと思います。
この系列には12K5というスペースチャージグリッド管の出力管があり、G1をB電源に接続し、G2に音声信号を加えるという使い方をするようです。
菊地さん、ありがとうございます。
12AU6とかトランスレスでの使用が想定されている真空管は
もしかして低いプレート電圧でも作動するよう設計されて
いるのかなと勝手に想像しています。
既に出ていますが6DJ8は25Vでも動くので、40Vなら間違いなく動きます。
ttps://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/lovsuper.htm(先頭にhを追加)
もっと入手の容易な球だと12AU7Aも12Vで動作しました。
ttps://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/1vref.htm(先頭にhを追加)
ただ12AU7Aは利得が低く、もしNFを掛けるのなら
電圧増幅段が2段になるかと思います。
VT64さん、ありがとうございます。
409Bさん、こんにちは。
ご希望より低い電圧で使う球ですがECC86/6GM8:最大プレート電圧30V
ECC84/6CW7:プレート最大電圧180V:6Н14Пも類似管かと
ECC88/6DJ7:プレート最大電圧130V
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WE403A/6AK5(三結)
あたりが動作次第ですが使えたかと思います。
まだあると思いますが、ご参考まで。
B電圧100Vの7ピン電力増幅管50C5でアンプ製作予定です。
前段候補で低電圧で作動する電圧増幅管を考えています。
プレート電圧40Vくらいで作動する電圧増幅管ご教示ください。
出力トランスなどの線材の長さが既知ならば、NFBでの位相回転の
周波数を測定することにより、伝播速度が測定できるようにも思えますが、どうなんでしょうね。
土屋様
いつも優しくご対応いただき心から感謝申し上げます。
今回も、初歩的な愚問にお付き合いいただきありがとうございます。
分布常数のこと、自分で理解しようとしましたが、数式で挫折し、
まことに恥ずかしい限りで、お礼のお返事もできかねていました。
なんとなく時定数みたいなものかとも思いましたが、直流でのことであれば、それとは無関係で、0.6C とのこと、大体2/3ぐらいという話と平仄はあっていると思いました。パルス電位も同じような挙動でいいのでしょうか?
ただ、交流の場合、電磁界の移動が伴うはずで、その電磁界の移動は電波そのものではないか、そうすると交流の伝播速度は、cになるのでしょうか?
それから、電磁波の波長が短くなれば可視光線になって、その場合には
光子なる物質が移動する?ことになるわけで、エーテルなどの媒介を考えないなら光子そのものがcで移動するのか?とか、波長がどのぐらい短くなると光子が出てくるのか?とか色々分からないことだらけになります。
交流の場合、自由電子は局所を往ったり来たりするだけですよね?
あと、半導体(真空管を含めた)の中を通る電流の伝播速度は、普通の導体の場合とはかなり違うのかもとかも。
少し分りにくいかもしれません
一本の電線と自由空間の間にも静電容量が分布しており電線上に電気(電子)を蓄える事ができます、ですから端にDC電圧を加えるとしばらくの間はその充電に電流が費やされ出力には何も出てきません、又一本の電線が持つインダクタンス(表皮効果をもたらす元です)は電流の変化を阻害する働きをしますので、入力端に近い側から充電が進み最後端はしばらくしてから電圧上昇が始まるという事になります。
以前0.6c位というお話があったと思います、大昔の人が電線に電流を流し出力が出るまでの時間を何らかの方法で実測したのであれば0.6cという値も納得できるのではないでしょうか。
実際に起こっている事はもっと複雑ですが概ねこんな感じと思います。
「高域で位相回転が起きるその理由が電流の伝播速度・・・」
多分最新の理論でも電流の速度は光の速さとほぼ同じという事でその筋の専門家に支持されていると思います。
仰っておられる早さは電気エネルギーの移動スピード(電気エネルギ-の立ち上がり時間)の事ではないでしょうか。一本の電線でも分布常数を持ちますので通過する電気エネルギーが一気に立ち上がるという事はなくユックリと立ち上がります、その場合でも電流の早さは光速とほぼ同じです、これはLCR回路を流れる電流が徐々に立ち上がるのと同じような物です。例えば30万kmの電線に電圧を加えた場合1秒後であってもほぼ何の信号も出てこないはずです、これはその電線の分布常数のなせる技という事だと思います。真空管アンプでPK分割の配線長さが違えば合成後の波形は元に戻らないのはその通りですがその類いの問題は例えば左右のSPケーブルの長さが違うリスニングポジションが偏ってるとか沢山ある問題の極一部ではないでしょうか。
電子はデジタル的な物なので当然電流の流れも凸凹した物のはずですのであるいはその類いの事を仰っておられるのでしょうか?
この種の話は苦手なのでトンチンカンな事を書いてるのかもしれませんご理解下さいませ。
VT64さん
LPFの次数が低くなるほど小さな波が大きくなるので その可能性が高そうですね。
実験しようと考えましたが小さな波の無い単発パルスの生成は難易度が高そうです。
それから小さな波を伴ったパルスを生成するのは1次フィルターで出来るのかな?
一度見てみたいですね。
helicatsさま、今晩は。
ずいぶん昔、先輩に単発のパルス応答で「時間的に前の小さな波」が出るオシロ波形と、その原因に関する実験を見せてもらったことがあります。
トランジスタのインバータ回路で、出力だけ見ると「時間的に前」に小さな逆相のパルスが現れて不思議だったのですが、先輩がニヤニヤしながら配線を繋ぎ変え、入力波形と出力波形を同時に表示させたら、その「小さな波」は入力信号の変化と同時に現れていて、少し遅れて出力が反転するという動作をしていました。
「時間的に前の小さな波」が全てこれで引き起こされているかまではわかりませんが、少なくともこのパターンであれば、観察の仕方が不十分なために未来の事象に反応しているように見えていただけということかなと思います。
ご参考まで。
補足です
物質としての電子の移動速度がカタツムリの進む程度の速度だというのは、また別の話です
あくまでも電流の伝播速度です
それが光速cそのものではないという
土屋様
横レス失礼いたします
helicatsさんの言われたのは、そのタイム「ラグ」(遅行)ではなく
むしろ、時間をさかのぼっている初期波動があるのではないか、
ということではないかと。
自分はおそらく測定器内の全体の応答タイムラグがあって、あたかも
時間をさかのぼって見えるに過ぎないと考えていますが
ひょっとすると、電気の導体中の伝播速度には、量子論的な
不連続性があって、主たる伝播とは違う、少し早めの伝播速度分布と、
少し遅めの伝播速度分布があったりするのかもしれないと「も」
考えていたのですが、専門家的にはおそらく噴飯モノなのだと思います
ですが、専門家的に当然とされる、回路端でプラスとマイナスの電圧が「同時」に生じるという前提それ自体については、疑わない余地がない
(「疑いの余地はない」ではありません)以上、この前提も噴飯であることのご説明があればと思っている次第
すなわち、電流の伝播速度は何となく真空中の光速と同じ(ぐらい)なんじゃないかというのが「常識」ですが、結構遅い(光速の2/3?)とかいう話もあり、だったら、上記のような、ムラのある速度分布もありえないわけじゃないと睨んでいるのですが。
伝播速度は、条件によりかなり変わりうる、そこまでは理解しましたが、
果たして2/3cとかなのかはよくわかりません
helicatsさん
スピーカーのパルス応答でも同じような現象がありますね。
紙コーンは最初にボイスコイル近くの中心部が応答し小さな音を出しますがコーン外周が応答を始めて大きな音になるのには0.5〜1ms前後の時間を要します、又入力信号がなくなったあとも惰性で小さな振動を継続します、実際はボイスコイルのLCRによる遅延などの影響も受けるのでもっと複雑だと思いますが。
という事で有り様はLCR回路の応答も同じではないでしょうか。
それよりパルス応答で不思議に思っている事があります。
単発のパルス応答で
よく目にする中央に尖がったパルスが有ってその前後に小さな波の有るオシロ波形です。
中央の尖がった部分と後ろの小さな波は分かる気がします。
理解出来ないのは時間的に前の小さな波です。
来るか?来ないか?分からない先のパルスに反応して変化を起こしているように見えます。
もし何らかのトラブルでパルスが来なかったらこの小さな波はどうなるのか?と・・・ノイズ?
実際に起こっている現象なので自分の理解力の無さを痛感してしまいます。
菊地様
いつもご指導ありがとうございます。
非常に具体的にご説明頂き、うれしく思います。
菊地様の作ったアンプ、いつかはぜひ拝聴したいものです。
なお多くの場合、可聴域を超えて位相転回が起こるのと、
LCRの時定数等からその領域では同時に、大幅に
出力が減衰していて実用上は問題ないということかと。
ただ、これまでの解説では、高域で位相回転が起きるその
理由が電流の伝播速度だということがあまり指摘されてこなかった気がするのです。30mっていうのは、計算が楽だからそう書いたまでで、
実際には、どのぐらいの線長なのでしょうね。300mとかも
ありえるのでしょうか?
helicats様
ありがとうございます。私のような無知な者に電気工学の初歩をお教えいただき、感謝いたします。
ですが、その冒頭の式が間違っている、というか、実用的な範囲では
正しいのだが、電流の伝達速度が問題になる現実の回路では「本当は」
妥当しない、ということを申し上げているのです。
つまり、負荷の両端に電力が『同時に』生じるということは伝達速度を捨象しているからで、伝達速度が無限大であるという一種の擬制なのです。
しかしながら実際には伝達速度は有限です。普通の回路では、
それを無限と前提としても十分に実用になるほどに十分に大きいにすぎません。
実はオーディオで扱うデータは、100dBも違う微小量すら容易にかぎ分けることができるぐらいに、微小な単位が問題になるのであって、
そこでは、電気工学(の基本公式)が前提としている捨象された前提が問題になりうるのです。
わかりやすい例を挙げれば、アースの落とし所です。
無限大なら、アースはどこに落とそうが関係がないはずです。
しかし実際にはループを生じる。これは電流の伝達が無限大速度では
ないからです。そして金属板が抵抗がゼロに近いとしてもゼロではない、
からでもあります。
電気工学で「十分に大きいから、十分に小さいから…」捨象して
しまった近似値での数式では見えてこない世界がある、というのですが、
いかがでしょうか?挙げられた式において、線材の長さと電流の伝達速度が変数定数として含まれていない以上、いま議論している事象を説明するには十分ではない、ということなのです。
うろ覚えだし、もう手にすることができないので何とも言えないのですが、真空管回路でNFBの位相回転に関して数学的な解析を行ったものに
たしかcが出てきてたような気もするので、電気工学でもやはり、状況に応じてcを問題にするのだろうとは思いますが。
あとは、電力業界の方々にとっては、fは低いけど、線材の長さがとてつもなく長いので、業務的に当然cを意識しておられるだろうなと。
以上を含め、根本からの誤解を犯している気もしますので、
失礼の段はお許し下さい。
今、考えているのは、位相反転段を入力トランス2つ(つまりCTナシのトランス2つ)、ないしは平衡伝送で単に2つの逆接続の信号を増幅し、最終段で合成する、
という回路なのです(前者も要するに平衡伝送化といえば同じことです)。これだと、なんとかパルス信号について
合理的な合成ができるような気がしているのですが、こんな単純な
位相反転について、前例が見つけられないでいます。
ドライバー段でCT付の位相反転は普通にアリなんですが。
なんとなく交流理論を習って最初に直面する問題のような気がします。
コイルの場合 両端に発生する起電力eと電流iは
e=L・di/dt
となります。
理想的コイルだとt=0でiが0→1に変化した時にe=∞の電圧を発生します。
その後はiは一定なのでe=0となります。
次にiが1→0に変化した時にe=-∞となり以降i=0で一定なのでe=0に戻ります。
位相はiに正弦波を入れた時にeがどう変化するかで
iにsinωtを入れればeはcosωtになり90°位相がずれたことになります。
これに抵抗や容量が入ってくると複雑な計算になって色々な位相角が発生します。
詳しい事は遥か昔に何処かに置き忘れてしまいました。
レスが付かないようなので、またまた失礼しますです。
私は「難しい理屈は後回し」派なので、橋田さんの前半の話はあまり解りませんが、
要するにトランスの位相特性を計測して、ボーデ線図にして見れば良いのでは?
昔は専用測定器が高価だったので、アマチュアは2現象オシロで波形のズレを定規で読み取り、
それをポインティングしてボーデ性図を描いていたようですが、
今はAnalog Discoveryという便利がツールがあるので、パソコンで簡単に図にする事が出来ます。
ttps://akizukidenshi.com/catalog/g/g110135/(先頭にhを追加)
発売された当初は、この半値ほどだったので多くの人が飛び付いて導入しました。
ところが、人気が出てきて値段が上がってしまったので、今は考えてしまうかも知れませんね。
でも、位相特性が公表されている出力トランなら参考になると思います。
ttps://aritos-audio-lab.com/DE10K7W/DE10K7W_FR.htm(先頭にhを追加)
これを見ると、御説のように高域になるにつれて位相がズレて行き、
丁度500kHzぐらいで「位相が上下に大アバレ」していて、橋田さんの推測通りになっていますね。
ただF特も大きく下がっていて、音声出力的には信号は出て来ないようです。
つまり実際の音への影響は、ほぼ皆無と考えて良いと思いますけど・・・
という事で、このトランスは私も使っていますが、低域も高域も良く伸びて
数倍の価格のトランスに匹敵する性能を見せてくれました。
アンプとしても試聴会に持ち込みましたが、大変良い音を奏でてくれましたです。
ttps://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/12bh7a.htm(先頭にhを追加)
おっと、最後は自作アンプの自画自賛になってしまいました。ご容赦ですぅ〜。