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【記事番号:12052】 DC点火

投稿者: VT
投稿日時: 25/10/13 10:49:35

橋田様

基本的には直熱間のフィラメントの両端電圧はA電源電圧で決まります。これは、カソードを加熱するヒーターと熱電子を放出するカソードが同一のフィラメントとして形成されていることに由来し、異なるフィラメントの両端の電位差を持つことができないためです。

ですので300Bであれば5Vかけますので、5Vの電位差となります。

その時のフィラメント電流はA電源から供給される分とプレート電流としてB電源から供給されるものの総和になります。

このためにプレート電流にフィラメント抵抗値をかけた値とは異なる結果となるだけです。


直熱管を使わなくてもある程度の実験はできます。

抵抗を3本T形に接続してその両腕に2本の抵抗を直列接続したものを接続します。
最初のTが直熱真空管で足がプレート、両腕がフィラメントに相当します。
後の2本の抵抗がハムバランサーに相当します。

1. Tのと足と2本の抵抗の中点に電池を繋ぎます。これがプレート電流経路に相当します)
この時はTの両腕と足の間は同一電位です。

2.Tの両腕に別の電池をつなぎます。
そしてTの足と両腕の間の各々の電位差を測ってみてください。これがプレートとフィラメントの各足の電位差に相当します。

それぞれの電池は直接接続されていませんが、後で加えた電池の影響は出るはずです。


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