【投稿する】
折りたたむ
12月の三土会にTDA7377アンプを出品し、高音に偏っているとの指摘を受け、カップリングコンデンサを見直しました。使用したのはセラコン。セラコンは潜在能力の高さと欠点を併せ持っていると思っていましたので、弱点である強度を高めてみました。最初にビニールテープで補強してみると音質が少し改善されました。これを受け、エポキシパテ+銅箔テープ巻き+ビニールテープ巻き(硬い素材と柔らかい素材の組み合わせ)で補強してみたところ、納得のいくバランスの良い音になりました。12月の町田OFF会で聞いてもらう予定です。
見元さん、皆さん、こんばんは。同じ材質、容量で強度によって音の変化が感じ取れると言うことですが、周波数特性に違いが測定に係るほど出ますでしょうか。この実験は、違いが感じ取れる状況でしかできませんので、是非とも測定してください。よろしくお願いします。
オシロで入出力波形を確認しましたが、ノイズに埋もれてしまい、音の差を波形としては確認できませんでした。測定は測定器がないのでできません。測定には、おそらく高感度な(高価な)測定器が必要になると思います。
一度死んだものが生き返る、これをゾンビとか最近ではアンデッドとか言うらしい。死んだ信号を生き返らせるにはゾンビ回路が有効かもしれない。そんな訳でゾンビ回路が考案された。
増田さん、皆さん、こんにちは。お聞きしたいのですが@この回路はどんな所に使用されるのですか。AR1の役目は何ですか。(無くても良いのでは)BX2の役目は何ですか。(無くても良いのでは)C上の波形は何ですか。以上、質問だけで申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
お久ぶりです、村田先生。以下、回答です。@目的=OPアンプによる負性抵抗回路で、トランスの銅損、鉄損のキャンセル回路です。AR1 =負性抵抗発生回路の一部です。BX2 =高電圧出力のバッファです。C上の波形=これは、負性抵抗値-10Ωを示してます。が、0/0の所で発散値が出ちゃいます。
増田さん、皆さん、こんばんは。>OPアンプによる負性抵抗回路理解できました。上のグラフの意味が分かりました。定電圧源V3と端子F間に巻線抵抗10Ωのコイルが入った場合、この10Ωが打ち消されて0Ωになるということですね。また、V3に直列に20Ωを接続すると、V3から見た抵抗が10Ωになるのですね。ありがとうございました。
12月の三土会に参加してみなさんから元気を分けてもらったので、新しいアンプを作ってみました。このアンプは今まで私が作ってきた高帰還アンプではなく、無帰還でも聞けるよう裸特性を重視した上で、さら浅めのNFBをかけるというもの。中低音の薄い普通の音でした。NFB少な目なので、アナログ電源だとハムが少し聞こえます。失敗です。次回は1段増幅回路やTrを変更してみます。仕様:4石構成/1ch、2段増幅、出力段はMOSFET、オープンループゲイン30dB、fc=120KHz、仕上がりゲイン20dB、NFB=10dB。
こんにちは。増田です。NFB=10dB=1+Aβ=√10=3.1622 ですね。DF=(DFo+1)NFB-1=3.1622-1=2.1622 …DF=2のアンプ仕上がりですね。当方は、真空管アンプで、DF=3狙いなので、やや緩めのアンプでしょうか。
こんにちは 高宮@島根です。 出力インピーダンスは回路形式によって色々変わると思いますが、ソースホロアの出力インピーダンスは、駆動段のインピーダンスを無視すれば、凡そソース抵抗と等しくなります。 内部抵抗0.4ΩのFETに0.4Ωを直列に接続したコンプリメンタリー プッシュプルでは0.4Ωになります。電圧帰還を10dBかければ、1/3に低下します。従ってダンピングファクターはかなり大きいでしょう。
ですね。そうでした。どうも、アンプというと真空管カソード接地専門なので。半導体の場合、いわなくてもコンプリソースフォロワで、出力インピ=1/gmですね。ですのでDF的にはNFBなしでもOKということですね。NFBの目的は歪率改善か…この辺は個人の嗜好ですね。
こんにちは高宮です。終段を pnp エミホロ + N ch ソース接地 と npn エミホロ + P chソース接地 ( = インバーテッド ダーリントン接続)にすると、電源のリップル抑圧特性は良くなりますが、局部帰還も無しで検討されていますか。68000uF程度の電源フィルタとで1W出力時80dB位のS/Nは得られると思いますが。 やはりMOSFETは三極管特性に近く電源電圧の変動で出力電流が変化するので、単独ではハムが僅か出るかも知れませんね。
裸特性を向上させるため、局部帰還は使用せず、自己帰還(抵抗を入れてゲインを下げた)だけです。ハム音は出力段ではなく、電圧増幅段から出ています。2段増幅回路の電源抑圧能力が低いんですね。また、このアンプの電源は外付けなので、容量不明電源、15000μの電源、SW電源をつないでテストしましたが、アナログ電源はどれもハム音が少しします。なお、現在、このアンプは跡形もなくなり、TDA2030アンプに変わっています。アンプの音は、NFBの有無よりも電源のコンデンサの質に影響されるのではないかと考え、実験を行うために作り変えました。
結局、TP2における18KHzの値が理論よりも大きな理由は位相歪電圧が加わっているためだということがわかりました。位相補正を施すと、TP2の電圧は3mVpp以下となり、ほぼ理論値になりました。ところが、位相補正を施しても、DCオフセット対策等を行っても音は変わりませんでした。さらに、ボルテージフォロアのオペアンプを交換すると音が変わってしまう、TDA2030単体だと音が荒い、ということが確認できました。このため、なんの成果もなく本実験を終了することにしました。
新しい冶具を作って実験を続けました。新冶具では、入力信号がゆすられて正しい測定ができていない可能性を考えて、入力部にバッファを入れています。ですが測定結果は前回と同じでした。TP2には、125Hz100mV入力で5mV、18KHz100mV入力で10mVの電圧が発生。原因はICの位相特性と判明しました。TDA2030のfcは数百Hz、fcにおける位相は45度あります。ICにNFBを施すと位相差を0にしようとしますが、125Hzにおいても0にはなっていませんでした。この位相差の分がTP2に出力として現れたようです。抵抗は高精度金皮を使用していますが、誤差は30ppmはないと思います。また、石田さんの言われるように18KHzは理論値に近いですが、125Hzの場合は理論値とかけ離れています。こちらを問題にしたいと思います。そして、もし上記検討結果が正しいとするならば、次世代アンプには高fcのIC、たとえば大橋さんが得意とされるTHS6012のようなものか、高fcのオペアンプ(たとえばLT1364)+出力段で作るしかないと考えています。MITアンプが復活するかもしれませ。
まえに作ったTHS6012SベースのMITアンプはヘッドホン用でしたので、大きな音が出ず真価は良くわかりませんでした。弟(TI)のアドバイスも入れ電源を強化して作り直して見ようかと思っています。石はもう一つありますが、細かい半田付けがそろそろ限界で、このままBW140MhzのADSLラインドライバは宝の持ち腐れかも。
石田氏の指摘に従い、抵抗をコンマ3桁まで合わせこみました。すると125Hzの値がほぼ0になりノイズを観察している感じになりました。これでオペアンプの測定を行ったところ、一部のオペアンプでノイズが出力信号により変調されているものも存在したので、低域での位相ずれの大きなオペアンプも存在することが確認できました。いずれにしても、125Hzの値測定結果は私の誤りです。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
12月の三土会に持っていくアンプができました。ICは前回と同じTDA7377。コンデンサを吟味して、電源ライン系は全てタンタルコンを使用。電源に約400μF、基準電源に1600μFを投入。aitendoが安いタンタルコンを販売してくれたおかげでできあがったアンプです。
タンタルコンデンサ沢山並んでいますね。直列並列タンタルの使い方を誤るとショートモードであっという間に逝くので気を付けてください。ちゃんと使い方の定石を踏んでくださいね。アルミ電解と同じ使い方は禁じ手です。
タンタルに「使い方の定石」なるものがあったのですね。知りませんでした。そこでタンタルコンの使い方マニュアルを読んでみました。リップル電圧対応(低インピーダンス回路における定格電圧1/3以下での使用推奨)、過電圧・逆耐圧、85℃以下での使用、はクリアしています。「回路上、3Ω/Vの外付け抵抗を直列に推奨」というのは難しいですね。
リプルに気をつけることと、激しい充放電はしないことと(逆電圧かけなくてもショートすることがある)、直列接続には並列に、並列には直列に抵抗を入れることと、並列と直列のマトリクス接続は禁じ手です。耐圧は3倍以上のディレーティングを持たせること。後はトランジスタと同じようにハンダ付けの熱を逃がす方が良いようです。安いタンタルは270℃3秒で逝くそうです。今のタンタルチップコンデンサにはFUSEが入っています。見たところディップタンタルのようですが、ないとは思いますが、並んでいる1つのコンデンサがショートすると一気に崩壊すような。
ICでなぜ音が変わるのか。根本的な問いに対する答えを調べるため、図のような回路を製作し、TP2の波形を調べました。TP1にプローブを当てると発振するので、TP2で調べています。理想アンプではTP2の電圧は0でなければならないのですが、残念ながらそうなっていませんでした。そして、 ・SP負荷の有無にかかわらずTP2の電圧は変わらない。 ・周波数が高い入力ほど、TP2の電圧が上昇TDA2030のゲインは1KHzで80dB、10KHzで60dB。最小クローズドゲインは24dB以上にせよ、となっているので性能不足ということになります。他のICも調べましたが似たような性能でした。このため、いろいろと改善手段を試みてみようと思っています。
理論的にいってもICのオープンループゲイン分の1がTP2(1)にでますから10kHzなら出力の−38dB(19mV)が出るはずです。 15kHzで10mVというのは大体合っているのでは。 ICのゲインが周波数にかかわらず無限大でない限りTP2は零にはなりません。
TRアンプで気になる点は、歪が目立つこととエッジのジリジリです。歪率0,02%のTRアンプより、数%の歪がある真空管のほうが歪が気にならないというのはおかしいと思っていました。TP2の電圧を0にするのが理想ですが、どうすれば実現できるのか、回路を思案中です。
入力部にボルテージフォロアを入れないと正しい測定にはならないのですが、本測定はTRアンプの根幹にかかわる問題点を指摘しています。もしTP2の値が0にならないなら、単純なIC1個ではHi-Fiアンプを作ることはできないことになります。なお、オペアンプの原理から、TP2には1KΩを入れなくても大丈夫です。ちなみにこの1KΩは発振防止のための抵抗です。
実質的にTP1は絶対にゼロにはならないし、それでもHiFiかどうか解りませんが世の中のアンプはその様にできています。 何が問題なのか?です。 オープンループゲインが低いのが問題?ですか。
トランジスタアンプの問題点は、耳に付く歪だと思っています。歪率0.0001%のアンプでなぜ歪が気になるのかという理由が知りたくてこの実験を始めました。TDA2030の場合、100Hzのゲインは90dBあります。90dBのアンプ(31,000倍)で、実験回路のように100mV入力で1.5Vの出力が出る場合、TP2の値は0.048mVのはず。ですが、実験値はこれより大きいです。実験から得られたゲインは49dBです(100mV入力、100HzでTP2の値が5mV)。なぜゲイン差が出たのか。理由は不明です。いずれにせよ、私は、TP2の値が0に近いアンプを作りたいと思っているだけです。
本来は、入力部分にバッファを入れないときちんとした実験にならないことは承知していますので、本実験は簡易版ということになります。さて、低域におけるTP2の電圧が理屈と大きく違う点について、私は入力信号に出力信号の一部がもれてゆすられているのではないかと考えています。だとしたら、入力前にバッファアンプが必要かもしれません。追加実験が必要ですね。
見元さんの実験データでは100HzでTP2が5mVであることを問題にしていますが、補足されている様にこの場合1kΩと15kΩの抵抗の精度(勿論送出しのインピも含む)が問題になります。 それは各抵抗に90dBのゲイン以上の精度が無いとその誤差によってTP2での打消しが完全に行われないからです。これを正確に出すには少なくとも30ppm以上の精度が必要ですが、現在は簡易版ということで満足はできていないと思います。ですのでそのデータを元に議論してもあまり意味がありません。 15kHzのデータぐらいですと大体合っているので原理にはTP2の電圧は予想通りですから、これがゼロにならないという問題は実験以前に理論的にも検討は可能だと思いますがいかがでしょう。
部品セレクトのため、同じICアンプをもう1台作りました。そしてその結果をフィードバックして出来上がりました。結果、セラコンは不可。タンタル・フィルム・電解コンが混在したものになりました。写真右が同じICを使った実験アンプ
2SK170差動ラインプリが完成しました。中央が差動ラインアンプ基板、左下がLME49860を用いたEQアンプ基板です。 調子の悪かったヘッドホンアンプは取り除き、VRは東京光音を新調しました。
ケースに入れました。音はドライで、バランスが今までのアンプと違う感じですが、なめらかで、自然で、ボーカルが人の声に聞こえます。気に入っています。使用コンデンサは下記のとおり。カップリングよりも電源ラインのコンデンサのほうが音に対する影響は大きいと感じました。電源:SW電源電源ライン:33μF(タンタル)+0.1μF(積層セラコンX7R特性)+3900pF+68pF(両方とも積層セラコンC特性)カップリングコン:0.1μF(積層セラコンX7R特性)+3900pF+68pF(両方とも積層セラコンC特性)時定数回路:4.7μF(積層セラコンX7R特性)というわけで、電源ラインに投入した容量はわずか33μFです。セラコン選択等は「通電してみんべ」さんのHPを参考にしています。
?削除方法
閉じる
不適切動画の報告