投稿者: 橋田
投稿日時: 25/03/08 19:11:34
ありがとうございます。
御指摘の通りです。自分の前提が間違っていました。
真空管単体の入力インピーダンスは無限大に近く、したがってトランス結合に際して、トランス表示のインピーダンスにほぼ合致するようにグリッド抵抗を設定するべきこと、従って、例えば、8Ω:5kのトランス(逆接続)であれば、グリッド抵抗を5kとして、ドライブ側アンプの出力インピーダンス8Ωに合致させるようにいたします。
なお、Dアンプ等との直結の場合には、ドライブに必要な電圧を得られるのかどうかで、確かに2W@8Ωであれば、確かにP-Pで11Vであり、中出力管には足りません。
ただ、それよりも動作電源電圧が高いアンプも利用は容易なので、そのあたりを考えてドライブ電圧を高く設定するか、逆に試験的に低いドライブで済む小出力管でまず試行してみるか、そのあたりを考えてみます。
DCの独立性ですが、アースの取り回しとかよくわからないところがあります。オペアンプをお使いになって直結されたとの事、その場合のアースは共通アースで問題ないのでしょうか?
なお独立性に関して、真空管用の電源に簡易的にスイッチング高圧電源を使う場合には、それのアイソレーションの内容と耐圧等が問題になりそうです。
それから、Dアンプにもいろいろあり、高周波垂れ流しタイプについては、その対策も必要であること、御示唆いただいた通りかと。
総じて、「何のためにやってるのか」感が強いかとは存じますが、ひところ(今も?)、真空管プリアンプを音源とメインアンプの間に挟むのが流行っていたのですが、それでも「真空管のアンプの音がする」という評価が大勢であった気がします。
このパワードライブは、それとは逆(?)に、最終的には市販のオーディオセットとしてのメインアンプを、真空管アンプのプリアンプとして使うことを目指す、というものなのです。
半導体アンプ側が、送り出しに際して特に低インピーダンスで受けることを要求していないなら、そもそも高インピーダンスである真空管の入力に直結しても(DC的に問題がないなら)アンプとして成立するだろう、ということなのですが。
色々と基本的な点につき広範に御指導頂きましたこと、深く感謝申し上げます。