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手持ちTRの温度変化による電圧変動を測定しました。前回は、放熱器なしのため自己発熱で電圧変動が大きくなっていましたので1個ずつ放熱器に固定して測定しました。体温の伝達をおさえるためカーボンファイバーピンセットを使用。温度測定精度が良くないので最終的にはカットアンドトライが必要です。 25、26,28のTRパッケージタイプは、TO−126のキャラメル型、穴ありタイプではないので放熱器への取り付けは不可で室温検出用です。
1,5,6,7,12,13,19,20,21,25,26,27,28 は裏面にコレクターが露出しているタイプです。9/30 No.13 追加しました。
トランジスタのシングルアンプを試してみました。パワー段は2SC3840と2SC3447のダーリントン、ドライバーは6EJ7のロフチン・ホワイト型直結アンプです。整流管は6CA4を使いました。ゲインが高過ぎたためか、動作が不安定だったので、6EJ7のプレート電源をパワー段のコレクタから取るようにしたところ、安定しました。しかし、このようにするとエミッタフォロワとほぼ等価となるので、お寺アンプには不合格かもしれませんね。今度はベース接地回路でやってみようと思います。
回路図を見ないと判断しようがないですが、お寺大会のレギュレーションに収まっていれば大丈夫です。回路図をアップして頂くか、私の所にメールで回路図を送って下されば、回答します。
ダーリントン接続部分を一素子と看做して直結二段アンプ、終段は抵抗と初段による抵抗分割型 C-B NFB (P-G NFB) 構成だから、セーフです。 R-divided と私が呼んでいる、拙 HP の 2SK3689-01 D-G NFB アンプ同様です。 そして初段負荷を能動素子にすれば超三結アンプになります。 (10年以上前に、超三結アンプをカソフォロ類似と見立てた方がおられました。)
蝦名さん、宇多さん、コメントありがとうございます。回路は宇多さんのおっしゃるとおり、超三結アンプの帰還管を抵抗に置き替えたものです。この形式の増幅回路は、C-B間に信号を入力し、C-E間から出力を取り出しています。これはコレクタを共通端子とする増幅器、すなわちエミッタフォロワなのですが、通常のエミッタフォロワと異なり、B-E間にドライバー管の内部抵抗がぶら下がっているため、完全なエミッタフォロワ動作にはなりません。このアンプは2次歪みが大変大きく出ています。文献によると、Trシングルアンプ(エミッタ接地回路もエミッタフォロワも)の歪みはドライブインピーダンスによって大きく変化するということなので、ドライバー管の負荷をいろいろ変えてみましたが、歪率を下げることができず、結局オーバーオールNFBを併用しています。ダーリントン接続というのは、考えてみれば歪増大回路なので、シングルには向かないのかもしれません。ベース接地回路の方が低歪化の期待ができそうなので、目下テストアンプを試作中です。文献:金田明彦:「最新オーディオDCアンプ」(誠文堂新光社,1988年)
たしかに終段の Tr は C-B 間入力だけど、ダーリントン構成を一素子と看做すと、 B-E 間入力の E 共通回路に見えるのです。 初段の抵抗負荷に生じる信号がダーリントン構成への C-B 間入力に見えるけど、NFB 用の逆相であって、圧縮された初段の P-K 間信号が B-E 間に入力されるから、ダーリントン構成は E 接地になってしまうのです。 超三結でも同じことで、終段はカソフォロではないと考えました。
コレクタ−ベース間の信号帰還のことを言い出すと、全てのトランジスタが交流領域ではCobを介してコレクタ−ベース間の帰還があります。これに厳密な定義を適用して「レギュレーション違反している」と判断することは考えていません。逆に、このあたりを逃げ道につかう手があるかもしれません。
TPA3100D2を使ったアンプの電源は、過日の三土会で電池が「いいね」でした。AC電源でも何とかこれを凌ぎたいと、SW電源とアンプの間にC-L-Cのフィルタをかませて見ました。右側にあるこれまでの40,000μよりずっと小さな2000μですがチョークを入れたせいか落着いた音になりました。たかがデジタルアンプですがやることはまだまだいろいろありそうです。
新規に1台、実験用として1台のアンプを製作しました。写真上はエレキットのD級アンプキット(PS-3246)、下がOPA604+FET(2SK2220+2SJ351)によるノンカットオフ出力段アンプ(通称MIT?、Id=60mA)。D級アンプにはMAX9744が使われ、フィルターレス+電子VR+大容量コンデンサ+バッテリードライブで構成しています。MITはオペアンプの音が出てきている感じで、好みはD級アンプです。このD級アンプの音色はアナログアンプと少し違う感じがします。多少荒っぽい音ですが、気持ちよく音楽が聞けると思います。9月の三土会には、このD級アンプとScanspeaksのスピーカーを持っていく予定です。
出力トランス付き半導体大会のレギュレーションに基づいて、球リントン回路を使って、PPアンプを試作しました。 試作報告を以下のURLに登録しましたので、ご参照ください。http://qualitycrete.com/forum/cgi/lib500/Tamarinton_PP_Amp_Tezukuri.pdf
シミュレーションでは、モデルは皆同じなので、うまく動作するのですが、この場合、石のHFEがばらついているので、対策をすべきだと思います。PPの場合、電流が偏るとどうにもならないので、TRを別々に定電流源をエミッタに入れて、定電流源にコンデンサ1000uFくらいのパスコンをつけるといいと思います。すると、必ず電流バランスは取れます。さて、それとコレクタ電流が少なすぎませんか?余計なお世話ですが、老婆心から....
添付回路図のようなハイブリッドアンプを考えていますが、出力トランス付き半導体アンプとみなされるのでしょうか?
こんにちわ ドライバーは特に指定がないからセーフの筈です。わたくしも球リントン pp を考えていましたが・・・バラシングルにするか。
球リントンは想定内でした。たぶん、宇多さんも球リントンで作るでしょうから、聴き較べができそうですね。
私の場合、2SC5200 球リントンの DEPP 化計画では、出力トランスが隘路となり、出力C付き超三結 SEPP/OTL に一足飛びしました。 終段のドライブ方法は、三極管ドライバーのカソード直列R の可変=バイアス調整=終段ベース電流調整によるものとし、これの範囲を定めて終段素子の選別にも利用しました。 水平偏向出力用 BJT では、HFE の値が少なので、選別・調整等の課題は若干緩和されるのかなと、球リントン・シングル経験から類推しています。 なお「球リントン回路」の発案者が当会会員である 田中安彦 氏 であることの記述を、私は私の関連文書に加えるようにしています。
適度な大きさの放熱機が無い!そこで38*38*20の放熱機2個をアルミバーに接着、容量を2倍にすることにした。 やがて缶の上に載る事になる…美しく仕上げたい。
能動素子パワーFET一石のみで(他に面白いところも無いので)ここにこだわって?作ってみました。 出力は6WぐらいのA級自己バイアスシングルアンプです。回路はごくオーソドックスなものですが、まあまあの音がしています。 電源は7233OTLを流用しています。 三土会にもって行きます
石田さんに見習って、私の方は倍圧整流にて 200V 近辺に昇圧しました。
この回路方式に興味があります。楽しみです。
暑いのでお休みしようかと思いましたが、拝聴させていただきに行きます。薀蓄もぜひお願いします。
私も同じパワーFETので作ったのでいろいろ教えていただこう。もちろん持っていきます。関東掲示板 No.2678の改です。
お褒め頂き恐縮です。特性もあまり良くないし、シンプルな回路なので何が良かったのでしょうね。 やはり電源かな。暮れにはもう一味ブラッシュアップしたいですね。
三土会デモの時は半波倍圧整流の非安定化電源です。 ただし出川式整流の100Wx2トランスから左右別電源+Trリップルフィルター付きです。
三土会で何度かお聴きして良い音でしたので、作ってみました。反転・正転アンプをブリッジ接続して普通のCDプレーヤ等からの音源もバランスドライブできるようにし、電源もシリーズレギュレータで安定化しました。製作過程でいろいろ交換したオペアンプのタイプで、とんでもない音がしたり発振機と化したり、最終的には134に落着きましたが、こんな経験は今までなくびっくりでした。あとオシロスコープで見る出力波形は、絶望的なスイッチング歪が出てますがこれでどうして、良い音がするのかなぞは深まるばかり。なお得意の工具箱シリーズに仕上げたのは、ふたのスペースに自作アウトプットをつけてみようとの野望からです。ブリッジアンプのどちらもコレクタから負荷を繋いでいるので文句はないでしょ!
元々はパワーIC(TDA2030A)の出力アップ用の回路だと思われます。ICの出力電流もある程度取れるのでスイッチング歪みは目立たないのでしょう。しかし、オペアンプでは出力電流が足りないので、スイッチング歪みを減らすのは難しいと思います。TDA2030Aの利用例には、出力段のベース間に0.22uFのコンデンサを入れてありますね。おそらく、これでスイッチング歪みを減らしているのではないかと思われます。オペアンプで効果があるか分かりませんが、試してみる価値はあるかもしれません。但し、発振の危険性があるので試すならば慎重にお願いします。
MIT=みっともないアンプという略ではないことは確かですよね。さて、歪みの原因ですが、以前、コンデンサをTDA2030Aの仕様書にあるような位置やさまざまな場所にいれてみたことがあります。そして1箇所を除き効果がないことがわかりました。その1箇所とは位相補正コンデンサです。高域を落として高域のNFB量を増やせばいいということです。これらの結果から、歪みはオペアンプのゲイン不足との結論を出しました。オペアンプをOPA134からOPA604(スルーレート25V/µs、バンド幅20MHz)に変更して、位相補正コンデンサを追加すれば歪みはなくなりました。ただしOPA604の音が気に入るかどうかという問題は出てきます。
出力トランス作るのにあと2月ほどかかりそうですので、ご忠告を参考にアンプをいろいろいじってみます。MITアンプとはMimoto Ishida Technologyの略です。すでにどなたかが見元石田式のネーミングで石田先生の定数を採用されていましたので、私も参考にしました。
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