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マイクの出力インピーダンスは250-600Ωであるが、この負荷インピーダンスは?基本的にはすべてのマイクがハイインピーダンスで受けられることを原則に設計されている。 このため業務用の音声MIXERはどんな大きいな物でもマイクを受けるヘッドアンプの入力インピーダンスは3-10KΩで作られている。 そしてヘッドアンプの入力はトランス受けが多い。このトランスは電磁シールドが特に良く電気的にも特殊なトランスである。タムラの例では600Ω:OPEN。OPEN側をハイで受けると600Ω側(マイク受け側)が10KΩ程になるものである。 トランスレスのヘッドアンプも出来るが原因不明のノイズが出たりするトラブルもあり、また 力の無い音にるためコストダウンした安価なセミプロ用ミキサー以外あまり使われていない。 マイクを自作する場合、つい出力を高めに設計してしまう事があるが、これは普通の使用では、たいした利点はないのでやめた方がよい。マイクを大きな楽器に使った場合、ヘッドアンプの入力トランスの入力限度(-10dB程)を超えているのに気がつかなかったり、トランスレスのミキサーでは歪みが聞こえ分かっていても避ける方法がなくなってしまう大きな欠点を生じるだけである。
当方の簡易14chミキサーのマイクアンプは+48Vのファンタム電源対応の入力トランスレス平衡増幅回路となっていて、ゲインボリュームにてNFB量を加減してゲインを可変出来ます。入力抵抗値は2キロオームです。確かに600オーム:10キロオームのトランスを使用した場合、ゲインが4倍つまり12dbのゲインが稼げるのでその分入力信号と電源回路の変動比PSRRが12db取れます。但し、トランスは位相特性が良くないので2本マイクでの2ch録音をした場合、トランスレスマイクアンプと比較して前後の遠近感と左右の外側の音の位置が判りにくいですね。これはマイクロフォンその物のヘッドアンプも同様です。これはC37Pのような単一指向性でも指向性の範囲が広く周波数特性の広いマイクロフォンですと顕著に判ります。RodeのNT1000というコンデンサーマイクも出力トランスレスですので位相特性が良いです。(音質は別です)録音で楽器や音の位置情報までシビアに追求しなければ考慮する事ではありませんが・・・。入力トランスレスマイクアンプで力のあるアンプにするにはよりノイズの少ない電源変動が大変小さいマイクアンプ電源に接続すれば良いです。
マイクの出力インピーダンスは250Ωぐらいのものと600Ωのものがある。最近のものは250Ωが多い。マイクケーブルにはストレーキャパシティがあり100m、200mと伸ばすとこのストレーキャパシティの影響で10000HZ以上の高音部が低下してくる。600Ωマイクではおおよそ150m、250Ωのマイクでは300mぐらいまでが限度の目安である。 参考 一つの唄マイクを PA、モニター、レコーディング、放送、などへ分けることがあり、大きいホールだと総延長が300mを軽く超えてしまう
ソニーのコンデンサーマイクの出力トランスは押しなべて70−100KHzに+10db位のピークがあります。にしかわさんのお話のように100m以上マイクコードを延ばすとストレーキャパシティの関係で高域が低下するのでその補償のようですね。
出力トランス、70−100KHzにピークが存在。これは20khzまで帯域を広げた殆どのライントランスで起こるようです。1次2次側ともキチンとマッチングすれば無くなると思いますが、マイクでは両側ともマッチングしない状態で使用するため大体生じています。ただ 特別な設計のカプセル以外、20khz以上の信号には感度がありませんから問題も起こりませんね。そして業務用音声MIXerは帯域外の20khz以上について、外来電波や発振などのトラブルを避けるためダラダラ下がりに設計されています。仕事をする人達もまったく気していませんよ。
マイクのトランスレス 軽くなり小型化出来て電気的性能もかなり向上、誘導雑音の恐れも無し。良い事ずくめですね。今の技術には硬骨頭はついていけません
来週の17日(土)に浜松市の寸座ビラにてジャズクァルテットの録音をする予定です。いつもマイクを10本位使用して録音しています。空間音に2本、ピアノに2本、ベースに1−2本、アルトサックスに1−2本、ドラムスに3本、飛び入りのボーカルに1本です。
使用する予定のマイクは空間音にソニーC37P改造、ピアノにソニーC47,ベースにソニーC38BあるいはRODE NT1000,アルトサックスにソニーC36P,ドラムスにソニーC47とRODE NT1000,ボーカルにシュアー ベータ58Aです。ミキサーは中古のサウンドトラクスの14chで、電源は別電源を製作してミキサー内部はマイクヘッドアンプIC以外は全て交換しました。
10本のマイクでジャズの録音、マイク改造、ミキサーはオーバーホール、大変な総合技術です。作品の質もかなり良い出来だと思いますので、お寺大会などへ参加していただき皆さんへ披露していただけると良いのですが、、、期待しています。
当方のHPにも掲載しておりますが、Rolandの改造8chHDDレコーダーに記録してPCで編集しています。録音した音源はCDにして関係者に配布しておりますが、演奏者より他者への配布の許可を取ってあります。
PCで編集、かなりの完成度だと想像いたします。機会がありましたら ぜひ聴いてみたいですね。ところで、CDに焼きもむ時、生録、特にジャズ物ではドラムのピークのため 大きな音が出るCDとして焼きこめません。このあたり、なにか工夫がありましたら紹介していだくと大変参考になります。
元々2本のマイクC37P改造をメインとして録音していますので、ドラムの音は少し低めにしていますが、それでも乗ってくると音量が上がってオーバービットする時もあります。アナログミキサーで2chにしますのでリミッターは全く入れてはおりません。PCで編集する時に音量の加減をしますが、オーバービットの場合にはそのままにします。一時8chのマルチトラックで録音して編集してみましたが楽器の位置が不自然になり止めました。
2本のマイクC37P改造マイクをメインでダイレクト2CH録音、各マイクのレベル設定と音楽的バランスを短時間に行わなければならないので、かなりの熟練が必要だと思います。この収録法ではドラムのピーク処理は出来ませんね。 私も昨年のお寺大会でピアノトリオの生録をしましたが、HHDレコーダーに入れたピアノが所々歪んでしまいました。あらためてデジタル機器は歪みやすい事を大痛感しました。 工夫した改造機器や録音など これからも紹介していただくと参考になります。
元々C37P改造2本で20数年クラシックや筝曲・ブラスバンド・チェンバロ・ブルーグラス・シャンソン等を録音してきましたのでこのマイクに合った音や音楽のバランスの良い場所を探すのは得意です。最近ジャズを録音するにあたって2本録音の限界を感じたのでマルチマイク録音を始めましたが基本は2本録音です。2本ではバランスや音の頭の出だしが揃わない楽器に補助マイクを設置します。アナログ電源の弱いA/Dコンバーターはどうしてもドラムのピークが入った場合に電源が動いてしまってピーク信号が消えても残った振動で余分に長く歪みます。ですからアナログ電源の強化は必須ですね。それと24ビットのA/Dコンバーターの場合はノイズフロアーを下げるためにノイズの少ない結果としてスルーレートの低いOPアンプを使用しますのでドラムの大きいピークが入力されると歪み易いです。
C37P改造マイク2本をメインに補助マイクを使って録音、分かりました。C37Pは良いマイクですね。40年程前の国産品ですが、国産始めての楽器用マイクとなるのでしょうか。これは音に艶がありますが同じカプセルを使ったC38ではなくなりました。デジタル録音機のアナログ電源の弱点、24ビットのA/Dコンバーターの弱点、の紹介ありがとうございます。こうゆう事は使っていてもハードの明るい人ではないと解りません。参考にさせて頂きます。
C37Pはソニーが開発して国産初のコンデンサーマイクC37AのFET版です。このマイクは単一指向性の時としては指向性が広く、特に100Hz以下は無指向性ですのでC38と比較して余分な音まで拾い捲ります。オリジナルの状態ですと音にメリハリが無くマイクトランスの影響で高域の音がキラつきます。そのため金田式DCマイクを参考にマイクヘッドアンプを製作して色々な音源を録音しながらバージョンアップしました。但し、2本録音としては最適で、慣れてくると音の集まる処を探してそこにマイクを置くと後は音量の調整だけで終了です。Dレンジは広いので和太鼓の皮から2m離れた処に置いてもクリップしないヘッドアンプゲインにしてあります。
C37P、37AのFET版ですか。まったく知りませんでした。C38の前にFET版を作っていたのですね。37Aはノイマンのマイクに比較し音が今ひとつだったため殆ど使われなかったマイクなのでFET化されてもはやらなかったのでしょう。音もキラキラ指向性も違う、C38化でカプセルを色々といじったのですね。C37Pは金田式のヘッドアンプに改修して使用、やりますねェー。アマチュアの醍醐味です。
マイクの出力電圧は1mV以下とカートリッジより低く、この電圧をミキサーまで送らなければならない。ケーブルの長さは数メートルからプロの世界では数100メートルまでになる。ここにわれわれのアンプ間の接続に使っているRCAケーブルの伝送方式、不平衡回路ではケーブルに雑音が混入して全く使い物にならない。 そこで 平衡回路と言う伝送方式が使われている。これはアース線1本と2本の本線合わせて3芯のケーブルを用いたもので、マイク側とミキサー側におのおのトランスを使って平衡回路を作っている。 参考 不平衡回路で伸ばせるケーブルの長さはおよそ2メートル程までである
最近のコンデンサーマイクにはトランスレスもありますし、ミキサーのヘッドアンプもトランスレスの平衡増幅になっていますね。
参考 不平衡回路で伸ばせるケーブルの長さはおよそ2メートル程までである参考 元電電公社のアナログ回線は 平衡回線・増幅無しで20Km以上の距離間通信が当たり前でした。
参考 元電電公社のアナログ回線は 平衡回線・増幅無しで20Km以上の距離間通信が当たり前でした。そうですか。こんな長距離の伝送、平衡回路とはすごい技術ですね。伝送インピーダンスは600Ωなのでしょうかネ。600Ωはここから来たのですかね。古い技術もたいしたものです。
テレビを見ていますと、屋外でアナウンサーがマイクを付け、腰に弁当箱のようなものをくっ付けていますね。マイクで拾って電波で飛ばしているのは分かるけど、大きくて、シャツが盛り上がったりして、格好悪いですね。いまどきあの大きさは何だ!と思うのですが。どんな機械なのでしょう。
アナウンサーのマイクの送信機(ワイヤレスマイク)ですね。出力は10mW UHF帯で最低4−5時間は使える必要があり、単三電池を2個入れている関係と16のチャンネルが密集しており規格も厳しいためなかなか小さくなりません。 受信機のアンテナは2本あり強い方に自動切換えとなっていますが、これでも使える範囲は100メートルは無理です。また 個々に国の無線局免許証、使う会社には無線従事者免許人が必要です。
なるほど。それにしても音量、音質、明瞭度など安定していますね。格好悪いけど感心しています。
普通マイクの出力電圧はコンデンサー型で1mV(-60dB)ダイナミック型で0.3mV(-70dB)です。この小さな電圧をミキサーのヘッドアンブと言う増幅器で0.3mV付近まで増幅して使います。 マイクの中に増幅器を入れて大きな出力電圧のマイクを作ることも簡単ですが、マスクに大きな音が入った場合、この増幅器がすぐ歪んでしまうため殆どおこないません。 ミキサーのヘッドアンプで増幅場合もそのままでは歪んでしまいますが、手元にあり簡単に増幅度の調整が出来るので問題を生じません
本文なし
生録をする時に注意することは沢山ありますが、ここでは風と振動の悪影響についてお話しましょう。まず 風の影響ですが、屋外で生録する場合、必ず風の影響(吹かれと言います)を防止しなければ良い音はなかなか録れません。防止法は女性用のストッキングを3枚程重ねなるべくゆるくマイクを包めば効果があります。この上にウレタンをかぶせると効果が高まります。防止効果は1-3メートルの風ぐらいですね。 大き目のカゴにマイクを入れてカゴ全体をストッキングで包むと相当な効果があります。これだと海岸で波の音も録れるでしょう。 それから振動雑音です。マイクを手で持っていると必ず擦れる音や振動音が入りますから、固定する必要があります。固定する場合、マイクにウレタンを敷く事を忘れないように。マイクスタンドを使う場合もスタンドの下にウレタンを敷くと良いですね。 振動音の場合は電気的に60Hz以下をカットすると効果があります。
繊細な音が録れるコンデンサーマイクにはFET等の半導体素子が必ず使われています。このため、必ず電気的な雑音があります。 雑音はなるべく小さい方がよいのですが、コストとの関係で一般的に安価なマイクや小さなマイクほど大きくなっています。タイピンマイクなどは小さく扱いが便利なのですが雑音も多いため生録には適していません。 マイクの仕組みでは、空気の振動を受ける振動版(カプセル)が大きいほど雑音を少なくすることが出来ます。 生録ではなるべくこの雑音の小さなマイクを選ぶことがポイントになりますね
マイクにはコンデンサー(エレクトレット)型とダイナミック型の二つの方式があります。楽器など繊細な音を録るにはコンデンサー型が良く屋外などで自然音などを録る場合にはダイナミック型が適しています。 そしてマイクには音が入る方向を持たせた単一指向性のものと周囲の音、すべて拾う無指向性というものがあります。生録では単一指向性のマイクの方がクリアーな音になりやすいので、これが良いでしょう
音を録るマイクにも周波数特性があり、音質は殆どこの特性で決まってしまう。したがって楽器を録るときには周波数特性の広いマイクが良くコンデンサー型マイクが適している。一般に高価なマイクほど周波数範囲が広く感度も平坦であるため録った音に不自然感が少ない。この感度がが平坦でないマイクではシャリシャリした音になったり低音が無いなど不自然な音になることが多い。
話の流れから逸れるのですが・・・金田さんのDCマイクのように、マイクカプセルのすぐ近くにアンプを置いて増幅してしまえば情報の損失が少ないという記事を見かけますが、どうなんでしょうか? 自作マイクとして定番のカプセルpanasonic WM-61Aを手に入れたので、作ってみようかと思っていますが
Panaのマイクは結構良いらしいですから、ぜひ試してみてください。マイクアンプの位置は確かに近いほうが好ましいのですが、アンプや電源の設置の問題などでどこでも使えるようにするには難しい面もあります。アンプを超小型にしてファンタムで動くようにできればブームスタンドの下につけられて最高なんですが。
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