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【記事番号:11992】 ヒーター電源について

投稿者: VT
投稿日時: 25/09/08 19:21:59

battutさん、こんばんは。

6.3V3Aをブリッジ整流すると、一般的に電流が6割程度しか取れないので、1.8Aから1.9A程度が上限となります。
12Aや71Aのような0.25Aの出力管なら2本点火しても0.5AですのでOKですが、300Bは1本1.2Aですので2本で2.4Aとなり、容量overですので好ましくありません。300Bを2本点灯するならそれだけで4Aの巻線があるのが好ましいです。

で、直熱管のフィラメント側にカソードバイアス抵抗を付けたとして、これには2つの出力管のプレート電流が足し合わせて流れるので、個々の出力管の自己バイアスとしては働きません。
一方の出力管が劣化したり抜いたりすると、他方の出力間に多大な電流が流れて劣化を促進するというリスクをはらみます。


傍熱管のヒーターは、出力間の自己バイアス分のバイアスが掛かった状態となりますので、もし別途中点を作ってアースに落とすと、今度は出力管自己バイアス電圧がほぼ0となり、出力間に多大な電流が流れて最悪焼き切れることになるでしょう。

傍熱管のヒーター-カソード間耐圧は古典級では50V程度以下ですので、出力管が300Bであれば耐えられませんが12AX7, 12AU7などであれば100V程度あるので恐らく耐えられるでしょう(中国球などは耐えるかわかりませんが)

ということで、球の構成がわからないので何とも言い難いですが、何らかの問題がある可能性は高いのではないでしょうか。


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No. 11991 ヒーター電源について- battut (09/08 08:50)
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