投稿者: 橋田
投稿日時: 24/08/13 20:36:14
お世話になります。
パルス電流について、伺います。
いま、電源インピーダンスはゼロの理想電源とし、
その電源の電極−側から、抵抗Rを介して、電極+側に、電子(−電荷)が流れるとします。
−電極出発端での電位が−1Vとして、電流Iを0.1mSecだけ流した時、すなわち、矩形のパルス電流ですが、この場合、抵抗Rまでのリード線長、Lとすれば、
電源+側には、2L/c (cは光速)秒遅れて、マイナスのマイナス、つまり+の電位と、Rでの電圧が降下した(1−RI)Vのパルス電圧が観察されることになる、ということでよろしいのでしょうか?
@この2L/cのディレイを捨象したものを、一般に逆相の電位が発生すると称しているだけであって、実際には逆相の電位は同時には発生していない、上記のLが十分に大きい時、特に、トランス等の長い線材を介在しているときであって、パルスがより短ければ、無視できない位相のずれを生じる※。
A上記の@のディレイを捨象できるほど小さい場合であっても、実はパルス電圧は、帰路の+側では、Rにおいて消費された分、電圧降下が生じており、その意味でも、非対称である。
※に関連して、たとえば、2Lが30センチの時の上記ディレイは、10^-9秒で(この場合金属導体中の伝播速度も空間中の伝播速度とほぼ同じという前提で計算するが実際には低下する)、500MHzの半波長分ですが、トランスの巻き線が、30mぐらいあるときは、500kHzぐらいまでになり、変調分を含めた可聴領域に近づくことになります。伝播速度については、最大空間中の伝播速度であって、金属中のそれは条件によっては相当に減速するようでもあります。
何が言いたいかといえば、位相回転とか逆位相を前提とするプッシュプル回路の波形合成は、パルス成分を基本とする楽曲の再生にあたっては破綻しているのではないか?ということなのですが。
時間的に十分に短いものであっても、ゼロではない、なのに一般的にゼロであるかのように扱っているのでは?ということは、電流の流れ方との関連で、対地アースの方法をめぐってご教示いただいたことがありますが、パルス電流についても上記のように理解してよろしいのか、特に定量的に問題があるとまでは言えない話なのかどうか伺いたく質問致しました。
オカルト分科会的な話題かもしれず、ご指摘があればそちらに移動いたします。