投稿者: 橋田
投稿日時: 20/04/16 22:15:36
菊地様
丁寧にご対応いただきありがとうございます。慎重に言葉を選ばれながらご忠告いただいたのだと思います。ありがとうございます。
ご真意に沿うかどうかわかりませんが、自分は「趣味だから何でもアリ」、とは思っていません。
今回、300Bを入手しました おそらく大昔に比べれば格段に安いと思いますが、それでも自分にとっては、大変な出費でした。
で、ここからですが、わたくしが、この300Bを、壁に叩きつけて割るとか、暖房器具として使うとすれば、非難されてしかるべきだと思います。それは食べ物を粗末にしてはいけないというのと同じだと思うからです。
じゃあ代用PTとか、怪しげなイントラとかで300B本来の実力を充分に引き出すとは思われない、と先輩方がお考えになられるような方法で使った場合にも、非難されるべきか、ここが今問題になってるのだと思います。
つまり、この場合も、もったいない、という批判が可能だからです。
これについて以下のようにお答えします。
雑誌の記事とかだと、300Bなら、◯◯のトランスを使え、部品は××、シャーシは△△じゃなければ、せっかくなんだから、と煽られるわけです。思い切って300Bを買っても(ないしは買おうと思っても)、こういった記事とかライターの言葉に引っ張られて、それに伴う多額の出費に二の足を踏んでセットを組めないでいる人は結構多いのではないかと思います。自分のプランは、とにかく気軽に運用して音出しができる、本格的にさらに音を究めるその準備段階として、こういう回路は成り立ちうるのではないのか?ということだったのです。あまりに商業主義的なライターの戦略に乗って、□社のトランスの塊みたいなアンプ、しかも昇圧と降圧を繰り返すようなアンプを作ろうという気にはなりません。路線として真逆なのです。
それがその真空管にとってもったいない、とおっしゃるのであれば、死蔵するよりはマシだと言うのが生意気ながらも自分の反論です。音をだすものを音を出して使ってる、その限度では批判できないはずで、それも批判の対象になるなら、「お前はそのアンプで何を聴いているんだ」のレベルまで議論しないといけないことになりかねないのではないでしょうか?
球アンプ愛好家は、半導体アンプに対しては「測定よりも実聴」といいながら、真空管相互とか回路については、かまぼこ型とかオシロ波形とか気にしすぎな気がします。自分は、HT代用のアンプでも運用し楽しんで音楽を聴いています。数値や特性が気になるなら、いくらでも半導体アンプがそれを満たしていますし、それを使えばいいだけのことだ、そう思っています。
菊地様にはどうかお気を悪くされませんように…