投稿者: 橋田
投稿日時: 20/04/15 13:35:22
菊地様、土屋様、早速のご教示ありがとうございます。
まずNFBは考えていません。3極管の場合にはNFBは必要ないと考えているので、そしてオールオーバーでかけるときの発振の怖さも知っております。
前段に半導体アンプ(デジタルアンプを含めて)を持ってくるメリットは、単に「楽だから」だけです。
つまり、出来合いのアンプ(市販のであれ、ボードであれ)が手持ちないしは安価に入手できるのであれば、出力管を試すものとしてすぐにできるからです。ですので、FET等の半導体でのドライバー、という路線とは全く違うのです。一言で言えば、ズボラアンプです(さらにいえば、ABC電源をすべてSWPでまかなえば、ひどくシンプルかつ安価なアンプが出来上がります)。
ということでハイブリッドは目的ではなく手段でしかありませんので、前段のアンプが真空管アンプでもいいのですが、その場合には、OPT出力を再度逆接続OPTに入れ直すことになるので、何となく嫌なだけです。そのあたり気にならないのであれば、そこは構いませんが、さらにいえば、以下のマッチングとの関係で、せっかくのアンプが壊れる可能性もあるので、やはり安価なアンプでまず試したいかと。
8Ω出力で8Wなら、1Aで8V、8Ω対5kΩのOPTなら、巻き数比で25倍、
すなわち、200Vまで昇圧できる計算(ロスを捨象)なので、古典管を優に
ドライブできると考えたのです。ただこの計算通りにいくかはインピーダンスマッチングがうまくいくかどうかにかかっているかと。
Dアンプと書いたのは、安価の極致で壊れても惜しくないからですが、たしかに、高周波の積分としてのデジタル出力(すみません、いい加減な表現です見逃して下さい)に、高周波に対応しないトランスを介在すれば、出力がほとんど期待できないようにも思えてきました。
例えば、Dアンプ出力を、1対2ないし2対1程度の低周波トランス
(本当は1対1がいいのだが、入手容易ではないから)を通してすピーカーにつなぐと、どんな感じ(聴感上ないし発振その他)になるかというのを予備的にやっておいたほうがいいかもしれません。
なお、2次側(つまりは本来の1次側としての5kとかの端子)に
グリッド抵抗をつなぐかどうかについて、
菊地様のご指摘どおり、グリッド電流を捨象すれば、出力管からみれば、前段は単なる電圧源でしかなく、前段のアンプの出力はここでほとんどすべて熱に変換されるということで、グリッド抵抗の容量については、前段ドライバーアンプ出力に相当の余裕をもたせたもの(50ないし100W)が必要と判断しました。
土屋様のご指摘の、グリッド抵抗に直列にコンデンサーを入れるのは、トランス結合でカップリングコンデンサー入れるのと等価で、グリッド電流を遮断しておくと理解してよろしいでしょうか?
一応このグリッド抵抗でインピーダンスマッチングは取れていると思うのですが…
基本的に色々と考え方が間違ってるようにも思いますのでさらにご教示下さい。
以上よろしくお願いいたします。