投稿者: CPU.BACH
投稿日時: 23/11/06 20:57:48
>No.11810「Re[5]: プリアンプのセレクター」で bankstation さんは書きました。
>>No.11809「Re[4]: プリアンプのセレクター」で CPU.BACH さんは書きました。
>
>> プリアンプの出力インピーダンスは回路がわかれば検討をつけられると思います。
>>On-Off法とおっしゃいますが、Onのときの負荷抵抗はどんな値をお考えでしょうか?
>> メインアンプの方は、比較的古い設計のようで、プリアンプに並列に負荷しても問題なさそうに思えます。あとは、プリアンプ側の送り出しのインピーダンス次第ですね。
>>
>
>改めてご教示いただきありがとうござきます。
>まず、メインアンプ側は、古い設計のため問題がなさそうであるとの事、従って、プリ側のインピーダンス次第とのこと承知しました。
>さて、プリについて、回路との事ですが、うまく表現できるかわかりませんが以下に書いてみます。
>誠文堂新光社、蘇る真空管オーディオ・アンプという本の「高性能な内容4球プリ・アンプの製作」清水源一氏の記事にある回路を元にしています。12AX7を4本使います。三系統の入力で、その一つは、RIAAフォノイコでNF型イコライザーで、12AX7を双三極使用してカスカード型イコライザー回路としています。その後に、12AX7の片側を使い電圧増幅し、他二系統からの入力電圧と揃えています。後段は、残りの12AX7片側を使い電圧増幅しています。その後段は、セレクターで選択された系統の一つの信号を100kΩのボリュームで受けて、その後200kΩの抵抗を通ってグリッドに入ります。Epは、240Vで負荷抵抗は、47kΩです。kには、1kΩが入っており、バイアスは1.6Vなので、1.6mAのIpになるかと思います。出力手前に、0.22μFのコンデンサーが入っています。左右ありますので結果、12AX7は、4本になります。特別複雑な回路ではなくオーソドックスなものだと思っております。
>ところで、ON-OFF方については、メインアンプのダンピングファクターを図るときの8Ωを思い浮かべましたが、これはプリアンプなので正しくないという事ですね。実は、この辺のところは良くわかっておりませんでした。
>
>プリアンプのインピーダンスについて更なるアドバイスを頂けましたら幸いです。
>
>
文章で回路を追うのは厳しいですが、音量調整のあとは12AX7の片ユニットを使ってプレートの負荷抵抗は47kΩ、そこに直流を切る0.22uFのコンデンサをつないで出力していると理解しました。この段には負帰還が掛かっていないと推測します。
そうなると、出力インピーダンスは高い部類になって、ここに3台のメインアンプをつなぎっぱなしにするのは私ならお勧めしません。もちろん、お試しになるのは自由ですが。
では低いインピーダンスで送り出すにはどうするかとなりますが、カソードフォロアを一段追加するか、二段の帰還形アンプに変更するかの選択肢です。後者はこちらに解説があります:
http://www.op316.com/tubes/tips/b330.htm