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画像タイトル:オペアンプ「OPA637BP」 フォノイコライザアンプ -(148 KB)

オペアンプ OPA637BP フォノイコライザ せき@小金井 2009/11/29,15:50 No.2240
続いて、オペアンプのCR型のイコライザの製作に挑戦してみました。オペアンプのOPA627BPは音質が良いとの評判を聞きますがユニティゲインである必要がないので、より広帯域の低雑音高精度でFET入力のBurrBrownのOPA637BPを選択しました。イコライザ素子の容量性の高負荷にも耐えられる出力特性を持ち、オフセット電流値はIos:5pAmaxなのでMCカートリッジを直結できるオペアンプです。
イコライザアンプ部の1’st Ampは、専用AMPで構成しMC/MM切替えはリレーで切替えました。2’nd Ampは、出力をDC直結とする為にサーボ積分回路で出力DCオフセットのキャンセル制御回路、出力ミューティング回路を付加しました。RIAAイコライザの回路素子はLT-Spiceシミュレータで±0.02dB以内に納まる値を選択、実装ではポリプロピレンコンデンサと金属皮膜抵抗のF-class品で構成しました。電源トランスはプリント版上に搭載可能なR-コアトランスTELEMA製を使用、3端子レギュレータの安定化回路(リップル除去率77dB)を2段重ねで構成し、フィルタコンデンサーは音質が良いと言われているNichiconのMuseを使用してみました。イコライザ出力の最大電圧振幅を考慮して、オペアンプの定格電圧上限(±18.0V)で稼動させています。
完成直後ですが、ノイズも少なくまずまずと思っています。試聴結果は、色付けが無いと言うか、どちらかと言うと面白みの無い音色といった第一印象です。トータルゲインは、MC:45dB/MM:40dB@1kHzで、MCのゲインが45dBでは小さかった様で折を見てゲインの嵩上げを思案中です。現在は、もっぱら調整の追い込み中です、なんとか冬のお寺大会には間に合うかな?
>> MC入力のゲイン増加対応 せき@小金井 2009/12/04,14:39 No.2242
ご挨拶もなく、いきなり投稿を始めてしまいましたが、申し遅れました今年の7月末に新らたに入会させて頂きました東京小金井の関と申します。今後とも宜しくお願い致します。
MC入力増加対策は、OPA637がループゲイン=50dBで200kHzまで伸びている故、1'stAmpのゲインを33dBから47dBに増加させることで全体ゲインを60dBに修正できました。結果としてフルボリューム時に多少ノイズが聞こえますが許容レベルと思っています。
ハムノイズに関するトラブルでは、リレー制御回路の電源リップルがリレー経由で信号入力に入り込んでいると判明し電源の修正で解決しました(電源リップルの原因は停電検出の為にフィルターコンデンサーの容量を45μFと小さく設定してありました)。制御信号のノイズがリレー経由で回り込んでしまうとは思ってもいませんでした。
>> Re:フォノイコ 石田 2009/12/05,08:27 No.2245
 メーカ製顔負けで綺麗に作られていますね。ゲインはMCで60dBだとメインの感度にもよりますが、ギリギリ位ですか?
 リレーの電源によるハムは結構あるようですが、よく発見しましたね。ハム退治はいつもよく解らなくて苦労します。
>> フォノイコゲイン せき@小金井 2009/12/06,00:03 No.2246
石田様、返信、有難うございます。シャーシー/パネル加工では、工具も必要の都度追加しなくてはなど何時も苦労しています。イコライザゲインは、MM:40dB/MC:60dB@1kHz、ゲイン固定出力とし、もっぱらコントロールアンプ経由での接続使用を考えています。アドバイスなどございましたらお願い致します。
>> 漸く満足の行くレベルまで追い込みました せき@小金井 2010/02/27,11:34 No.2279
 昨年末のお寺大会(テーマ:フォノイコ)には、RチャネルのDCオフセット電圧を解消できていず、間に合せることが出来ませんでした。
 その後、高インピーダンス部分を見直し、再配置することで解決となりました。DC積分回路には低オフセット(Vos<25μV、ドリフトも0.1μV/℃max)のOP177を使用したこともあり、出力のオフセット電圧は100μV以下で時間経過しても安定動作しています。歪率測定値は1kHz/1V出力時に0.01%でした。
 お寺大会に持ち込ませて頂いたMacintoshタイプとの比較試聴では、高音域まで伸びた粒立ちも良い音といった第一印象です。
>> 無題 藪田 2010/03/13,00:20 No.2284
せき@小金井さんのプリ仕上がりお見事です。

で、ちょっと質問があるのですが、CDデッキのフラットアンプ用として、オペアンプというのは、そのまま使えるのでしょうか。

ゲインがありすぎて、ボリュームを絞り込んでも、ガンガンとスピーカから、でてしまうのでは思っています。それとも0DBから、程よい増幅が簡単にできるものでしょうか。

初歩的な質問で申し訳ありませんが、教えてください。
>> オペアンプ 川尻@渋谷区 2010/03/13,22:43 No.2285
オペアンプ自体の利得は理屈の上では無限で、負帰還抵抗の組み合わせで任意にゲインを変えることができます。
ものによってはユニティゲインでは使えないものもあるので注意は必要ですが。
D/A コンバータのアナログバッファでもオペアンプを使っているものは多いですね。
そういうことがお聞きになりたいのですよね?
>> オペアンプ 藪田 2010/03/14,15:31 No.2286
>川尻@渋谷区さん

そのようなことです。実際、CDデッキ→OPアンプフラットプリアンプ→パワーアンプで、自作なさっているかたはいないかということです。

0〜10dB程度の、増幅率で、ほとんどバッファアンプにちかい動作になると思いますが、なかなか良いぞという方がおられたら、知りたいのです。
>> オペアンプ せき@小金井 2010/03/15,00:00 No.2287
薮田様、
関@小金井です。
お返事が遅れてすいません。既に、川尻@渋谷区様が回答されている通りです。なお、釈迦に説法になるかも知れませんが、私はオペアンプを使うに当たり、「”OPアンプ回路の設計”岡村廸夫著、CQ出版」を読んで、ディバイスメーカのデータシートとアプリケーションノートなどを参考にして製作しました。


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