(2939)12/14_16:19
問題ありと考えます (見元(大田区))
トランジスタアンプの問題点は、耳に付く歪だと思っています。歪率0.0001%のアンプでなぜ歪が気になるのかという理由が知りたくてこの実験を始めました。
TDA2030の場合、100Hzのゲインは90dBあります。90dBのアンプ(31,000倍)で、実験回路のように100mV入力で1.5Vの出力が出る場合、TP2の値は0.048mVのはず。ですが、実験値はこれより大きいです。実験から得られたゲインは49dBです(100mV入力、100HzでTP2の値が5mV)。なぜゲイン差が出たのか。理由は不明です。いずれにせよ、私は、TP2の値が0に近いアンプを作りたいと思っているだけです。
(2943)12/14_21:12
もう1つ (見元(大田区))
本来は、入力部分にバッファを入れないときちんとした実験にならないことは承知していますので、本実験は簡易版ということになります。
さて、低域におけるTP2の電圧が理屈と大きく違う点について、私は入力信号に出力信号の一部がもれてゆすられているのではないかと考えています。だとしたら、入力前にバッファアンプが必要かもしれません。追加実験が必要ですね。
(2948)12/16_08:06
無題 (石田@北柏)
見元さんの実験データでは100HzでTP2が5mVであることを問題にしていますが、補足されている様にこの場合1kΩと15kΩの抵抗の精度(勿論送出しのインピも含む)が問題になります。
それは各抵抗に90dBのゲイン以上の精度が無いとその誤差によってTP2での打消しが完全に行われないからです。これを正確に出すには少なくとも30ppm以上の精度が必要ですが、現在は簡易版ということで満足はできていないと思います。ですのでそのデータを元に議論してもあまり意味がありません。
15kHzのデータぐらいですと大体合っているので原理にはTP2の電圧は予想通りですから、これがゼロにならないという問題は実験以前に理論的にも検討は可能だと思いますがいかがでしょう。