(871)07/24_07:51
くわしい説明が (宇多@茨城)
おはようございます。
一木典吉氏著「全日本真空管マニュアル」ラジオ技術全書002A ラジオ技術社
1977/3/25 18版1刷 pp132~146 第3.2 章 周波数変換管 に詳細の解説が記載されています。 ご参考までに。
(872)07/24_20:23
残念です。 (masuda)
一木典吉氏著「全日本真空管マニュアル」は、復刻のオーディオ関連抽出版は持っているのですが、オリジナル版は、記憶はあるのですが、(あの、分厚くて、古くなると、中割れするような)もってませんでした。オーディオ抽出版には、関連の無線関係の章は削除されてます。
HP(内尾さん)のところの文献を見ましたが、やはり、分かりやすくはないですね。私の理想としては、球のシミュレーションで現象が把握できることなのですが、なかなか難しいです。
(875)08/01_00:52
グリッド検波とプレート検波 (masuda)
宇多さん:
ラジオの6BE6は置いといて、手持ちyaesu FR-50Bの1st-Mixer(12AT7)ですが、グリッド検波的な手法を使って、プレート検波して、混合検波を行っているようです。グリッド検波というと、誤解を招きそうですが、グリッド検波に使うグリッド結合コンデンサとグリッドリーク抵抗との時定数で、GK間の入力信号を、0V以下にそろえ(C classアンプの入力回路と同じ手法)、結果、大振幅ローカルのため、信号下半分は、カットオフ領域に入り、結局、プレート検波動作になります。前提として、入力信号の下半分を、カットオフ領域に入れ込むことができるぐらいの大振幅ローカル電圧が必要です。
・・・・・こんな感じっですが、図とグラフで示さないと分からないかも。
(876)08/01_09:31
大振幅ローカル電圧が必要 (宇多@茨城)
おはようございます。
実は FR50B は暫く使った後に予備 RX となっていました・・・35年前ですね。
Tr 局発にエミッタフォロワ・バッファを付けてカソード注入法でしたね。 しかも結構大きいカソード・パイパスC (1000pF!) に局発出力の一部を食わせて・・・安定した注入電圧を意図したものと理解しました。
High Gm pentode 6AH6 -6CB6 -6EJ7 の G1 注入がベストと思って自作していた私には異様に見えましたが。
(877)08/01_12:45
周波数混合 (masuda)
結局、周波数混合回路は、固定バイアス回路でもできるが、
C級アンプのグリッドコンデンサ、グリッドリーク抵抗によるC級バイアス方式でも可能(いやむしろ、ローカルレベルが大きければ、自動設定が可能)ということになると思います。
(878)08/02_12:40
周波数変換と検波の関係 (潮名誠之)
こんにちは。
周波数変換のことをなぜ「第一検波」とか「ヘテロダイン検波」というのか長い間わかりませんでした。
周波数変換と検波は別物のように思っていたからです。
しかしお二人のやりとりを読んで、やっと理解できたような気がします。
なるほど周波数混合の中身は検波だったのですね。
そして検波の本質は2次歪であるということでしょうか。
検波といえば、波の半分をスパッと切り取ることだとばかり思っていたので、2次歪との関連をイメージできませんでした。
(879)08/02_22:26
広義の非直線性 (宇多@茨城)
こんにちわ
判り易い意味での振幅変調波の検波とは、搬送波を取り除いて変調波を取り出すこと・・・被変調波の波形の半分だけ使って包絡線を取り出すことですね。 一方通行の整流作用に限らず、入力と出力が正比例しない状態・・・非直線性があれば検波作用を持ち高調波歪みも発生します。
振幅変調する無線電話以前は、無変調波〜搬送波の断続による無線電信でした。 受信し検出するには整流してリレーを引いてカチカチ鳴らしたり符号を印刷したり。 そして真空管による再生検波・・・発振させることにて別の搬送波を当ててビートを作り音声で検出しました。 次に振幅変調波方式が発明され、鉱石やら真空管の非直線性で変調波を分離しました。
混合と検波がゴチャ混ぜになった原因は、再生検波がヘテロダイン(他力)方式の原型となり、安定に増幅するため元の被変調波を「異なる周波数に変更する」ことも検波機能の範囲と理解されたことによりましょう。
再生検波の発展形オートダイン・コンバータから、さらに進化して発振機能を分離したスーパー・ヘテロダイン構成となって、「周波数変換」という概念が明確化され、混合段を「検波」とは云はなくなってから久しいのですが・・・。
私が学生だった半世紀前、学校の教材では「第一検波、ヘテロダイン検波」は既に消滅していました。