(877)08/01_12:45
周波数混合 (masuda)
結局、周波数混合回路は、固定バイアス回路でもできるが、
C級アンプのグリッドコンデンサ、グリッドリーク抵抗によるC級バイアス方式でも可能(いやむしろ、ローカルレベルが大きければ、自動設定が可能)ということになると思います。
(878)08/02_12:40
周波数変換と検波の関係 (潮名誠之)
こんにちは。
周波数変換のことをなぜ「第一検波」とか「ヘテロダイン検波」というのか長い間わかりませんでした。
周波数変換と検波は別物のように思っていたからです。
しかしお二人のやりとりを読んで、やっと理解できたような気がします。
なるほど周波数混合の中身は検波だったのですね。
そして検波の本質は2次歪であるということでしょうか。
検波といえば、波の半分をスパッと切り取ることだとばかり思っていたので、2次歪との関連をイメージできませんでした。
(879)08/02_22:26
広義の非直線性 (宇多@茨城)
こんにちわ
判り易い意味での振幅変調波の検波とは、搬送波を取り除いて変調波を取り出すこと・・・被変調波の波形の半分だけ使って包絡線を取り出すことですね。 一方通行の整流作用に限らず、入力と出力が正比例しない状態・・・非直線性があれば検波作用を持ち高調波歪みも発生します。
振幅変調する無線電話以前は、無変調波〜搬送波の断続による無線電信でした。 受信し検出するには整流してリレーを引いてカチカチ鳴らしたり符号を印刷したり。 そして真空管による再生検波・・・発振させることにて別の搬送波を当ててビートを作り音声で検出しました。 次に振幅変調波方式が発明され、鉱石やら真空管の非直線性で変調波を分離しました。
混合と検波がゴチャ混ぜになった原因は、再生検波がヘテロダイン(他力)方式の原型となり、安定に増幅するため元の被変調波を「異なる周波数に変更する」ことも検波機能の範囲と理解されたことによりましょう。
再生検波の発展形オートダイン・コンバータから、さらに進化して発振機能を分離したスーパー・ヘテロダイン構成となって、「周波数変換」という概念が明確化され、混合段を「検波」とは云はなくなってから久しいのですが・・・。
私が学生だった半世紀前、学校の教材では「第一検波、ヘテロダイン検波」は既に消滅していました。
(880)08/03_09:21
検波と混合と (宇多@茨城)
おはようございます。
ミキサー段の(RFamp 段も)グリッド回路 C/R 有無と挿入例を調べました。
(1) モノによっては k=グランドで G 検波・・・これは当然ですね。
(2) 同調回路から直接 G1 に接続した例も散見され、 AVC なしの RX やら
ダウン・コンバータの例は SWL 用かな、それに FM チューナ例でした。
(3) k に結構深い自己バイアス用の C/R を挿入しながら G1 にも C/R を挿入、
ただし並列給電型 AVC をミキサーにも適用した場合は当然ですが・・・。
上記 (3) は回路図を眺めながらハッと思い出しました。 メーカー製でも自作品でも、無線局設備として運用に耐える RX 条件具備のため、RF amp も含めて G1 に C/R を(直列、並列、AVC 併用)挿入します。 これは自局送信時に RX に飛び込む過大入力に対する球の保護手段・・・グリッドの焼け防止です。
(853)07/21_18:37
6JX8(ECH84) (masuda)
竹内さん、こんにちわ。ネットで見ると、この手のヨーロッパ管は、三極部でローカル発振、七極部で混合する方式ですね。6AJ8(ECH83)のアプリにありました。6JX8で局発、発振せずとのこと。6JX8の三極部発振回路がうまく発振しないということでしょうか。それとも、七極部のG2-4,G1,K構成で発振しないということでしょか。
いづれにせよ、6AJ8=Mixer用と記述がありましたが、6JX8=パルスセパレータ、ノイズインバータ、同期アンプ用としかなく、Mixer用途は書いてなかったです。違いはこのへんかもしれません。