(885)09/16_15:52
リフレックス (潮名誠之)
コメントありがとうございます。
今考えているリフレックスのやり方は、
@カソード負荷を抵抗からRFチョークに変更することにより、カソードをAF的に接地する。
AプレートにAF用負荷抵抗を入れ、RF的(IF的?)にはCにて接地。
BG2はAF的にもRF的にも接地し、DC電圧のみを加える。
CAF入力はIFTのグランド側に挿入したRに加える。IF成分はCにてバイパス。
というものです。
これでIFに対しては3極管動作のカソードフォロワ、AFに対しては4極管動作のプレートフォロワとして働かせようというもくろみです。
(886)09/17_13:48
無題 (宇多@茨城)
カソフォロ機能は IF だけに適用し、AF は電圧増幅機能ですね。
RF チョークの特性 (抵抗分など) の AF 増幅への影響を極力回避したいです。
プレートにも IF 成分が堂々と現れ、大きい C 一発でバイパスしたいけど、ハイ落ちも・・・π型がよいかもしれません。
IF にも AVC するならカソフォロ出力を C/R 結合して増幅段に入力しますか。
(862)07/22_12:50
そうですか。 (masuda)
この辺の実動作は難しそうですね。
・リミット点=>Vgk=0Vの動作点で、これ以上グリッド電圧がUPするとIgが流れ出す点。(GK間でダイオード動作が発生する)
・カットオフ点=>深いVgk電圧で、これ以下だとIpが流れなくなる点。
と表現すると、リミット点を利用したのが、グリッド検波で、カットオフを利用したのがプレート検波となります。ストレートラジオは、これら作用を利用しています。でも、圧倒的にグリッド検波の方が多いような感じですね。
世の中、製作記事本は多くありますが、このような一歩踏み込んだ解説はないですね。誰か解説してくれる人はいないものか?????
グリッド検波の場合でも、グリッド結合Cが、自動的にグリッドマイナス電圧をIg電流に伴い生成してくれるので、回路図の見た目は、ただのC結合に見えてしまいます。自分的には、ほとんどのミキサ回路は、グリッド検波だと思うのですが。どうでしょうか。
(863)07/22_13:49
実は両方ではないかと (宇多@茨城)
(1) 本来は:
独立した発振回路とバッファ、それに混合回路とを分けて、混合回路の動作分析を行うのでしょうね。 発振を取り込んでいるために生じた制約は大きいとはおもわれますが、分けるとなれば別の課題設定となるます。
混合は検波機能として捉えられていた歴史的背景があり、一信号の検波も複数信号の検波もゴッチャだったものが、いつのまにか目的別の名称となったのでしょう。
そして専用管によらない周波数変換回路の総論やら一般論が勉強不足でみつからず困っていますが、ハンダゴテを先に出動させるのも特権です。
(2) 2次歪のゲイン係数:
歪みの発生具合による訳で、俗にハイ gm は歪みもデカイ・・・所謂 変換 conductance/ gc にその一部が現れると理解します。 相互 conductance/ gm の高い mixer 管は gc も高く、一般に gm の 1/4 と云われていますね。
(3) 検波・混合:
ショットキーとて、ミクロにはカチッと水平線からイキナリ勾配のある直線に曲がる訳ではないでしょうから、その意味では相対的には真空管と等価な部分があるかも。 そしてジワジワしたリモートカットオフでも実際上はチャント動作しており、カットオフに近い不完全な整流状態を利用・・・と玉虫色の解釈になります。
グリッド検波はダイオード動作であると割り切るとして、プレート検波では動作点を限りなくカットオフに寄せているから、境界が非常にアイマイであり整流していないとは言い切れないでしょう。 そして、整流を始めても曲がっている部分も有効でしょう。 そして相対的に同調回路のQに及ぼす影響が異なるのはグリッド電流の絶対値差だけかも。
(4) グリッド検波とプレート検波のどっちなの?
JA1AD 斉藤 健氏は両方の準備を (グリッド・リーク/自己バイアス) せよと述べておられます。 これには勿論検波対応だけでなく発振回路の動作制御が加算されています。
そして、同一の回路でもグリッド検波的動作とプレート検波的動作とはカットオフ特性とか gm とか出来具合などにより一義的に決めかねて、実用的にはどちらかに寄せることは困難であろうと理解しました。
また拙ページの記述では挿し換え互換性、追試験再現性の点からも同様に実験を経たどんな管種でもカソート挿入の抵抗の調整一つで対応できることを確認して記載しました。 個別管種ごとに最適値をやったら話が進まないです。
(864)07/22_14:42
ほとんどのミキサ回路は、グリッド検波 (宇多@茨城)
古雑誌やら古回路図集などをチラッと見てみましたが・・・
HF 通信用でシャープカットオフ五極管 (6AH6/6CB6/6EJ7 等) を G1 injection (殆どがこれ) mixer に使った例では、バイアス設定 R を単なる増幅の場合よりかなり深い kΩオーダーに寄せて G2 電圧も落としていますが、プレート検波でしょうかね。 FM チューナの 12AT7 mixer 複数例も G injection で Rk=2.2kΩ等となべて高いです。 大振幅対応策、S/N 確保、注入局発の安定度等を考慮するとそうなるのかもしれませんが、実装経験不足でなんとも判りません。