みなさん、こんばんは。前に載せましたように16C−B28シングルステレオアンプが出来あがりましたので載せてみます。外見は立派なセコハン部品オンパレードといったところですが、出てくる音の方は見かけによらず良いと思っています。このアンプは以前外道レベルが低い0.8(出力トランスがヒータートランスということだけ)としていましたが、一応超3結回路を形成していますが、これでは面白くないということで敢えて外道寄りとしました。これは超3結の基本であるP−G帰還を無視してSG−G帰還とし、SGもUL接続(ちょっと怪しい)として、オマケにカソードにも帰還をかけ、リニアスタンダードアンプ張りに3ループの帰還でどうなるのか?ということでやってみました。ということで外道レベルを一挙に上昇させてしまっています。 ところで、今までもそうでしたがTV水平出力管は本当に見掛けによらず良い音を出してくれるものだと実感してきていますが、今回のアンプは今までで一番感性に合った音を出してくれるので聴き惚れてしまいます(またこのアンプを外に持ち出して試聴会のマネゴトをやるつもりです)。また別の水平出力管がありますのでこれからも外道チックに作って行きましょう。
外道ファンの皆さんこんばんは。今日大阪の日本橋にこのアンプをバッグに詰め込んで電車で行って来ました(非常に重かったです)。そして、いつもの東京真空管商会で押しかけ試聴会をやってきましてただ今戻ったところです。結果は予想以上に店のJBLが良く鳴りまして、店長他数名のギャラリーは感動の嵐?に近い状態になりました。とにかく女性ボーカルがとてもクッキリと再現出来ているのには半分驚きました。これは自分が日頃からこうあればいいなあと思っている状態が目の前にあるということで、ほんとうにこのアンプを作って良かったと言えます。店長も感慨ヒトシオでじっとアンプを見つめていました。「やっぱり真空管はええなあ」と店長が思わず口にしていました。そして他の人もチョッピリ批判めいたことを言おうとしましたが、「使っている部品を考えてみて下さい(実際は大阪弁です「使こてんのはコレでっせ!」)」と理解を促して批判を静めました。とても聴いていてウキウキしてくる鳴りかたで、以前のPEN46シングルより力が感じられ、さすが水平出力管と改めて良さを感じました。 またいつかどこかで試聴できる機会があればいいなあと思ってます。