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歪特性です。きわめて素直な形をしていますね。2%以内なら15W、10%以内なら22Wです。
入出力特性です。約25Wまで伸びています。もう少し期待していたのですが、まず良しとしましょう。
出力部の回路図です。初段とドライバーはいつものように5687二段直結、カソードチョーク部はEL34の三結です。チョークは30H、30mAです。カソードバイアスで持ち上げてグリッド電圧を-29ボルトに動作点を調整しています。ロードライン図では-20ボルトの辺ですがまあ誤差でしょう。
3か月ほどエイジングして測定しました。図はロードラインです。動作点は9.5k_8ΩのOPTで、835V、83.8mA、負帰還は約8dbです。1WでのDFは無帰還で約1、負帰還で約7です。音色は驚くほど素直で奥深いです。今まで私が作ったアンプでは最高ではないでしょうか。匹敵するのは805くらいです。805の方がパンチ力はあるのですが、8000はすべてを飲み込んでくれるような包容力を感じます。これでジャズを聴く時間が圧倒的に多くなりました。すばらしいの一言です。無帰還でも十分聞けますが、負帰還をかけてもこもったようにならないところが素晴らしいと思います。(#^.^#)
幻の8000が比較的安価に入手できたので早々にためしてみました。音は、ぶっ飛びど迫力です。じっくりエージングしてから8005と一緒に測定してご報告します。なおOPTは9k、動作点は約900V、90mAです。詳しいところはまた後程。
さがしてみるとあるもんですね、812Aより内部抵抗の小さい球が。china製の211をつかってみて、確かに内部抵抗が低く、実際試してみたこれまでの送信管では一番良い物理データ値が出てます。しかしどうも音が今一つピンと来ていませんでした。かといってchina製以外はちょっと手が出ません。211ほどではありませんが8005はμが20で812Aより内部抵抗が小さいです。今回TubeDepotで2本手に入れましたが残念ながらブランドマッチングではできませんでした。右がEG、左がCBSが製です。回路はヒータ電圧を10Vに変えただけで、812Aのユニットをそのまま使っています。低音がよく出るようです。またしばらく聞き込んでから測定します。まったく話が違いますが、質問箱で地方を馬鹿にするような書き込みをなさっている方がいるようですか、例えその経験が本当のことであったとしても、このような多くの人が見る板で書き込まれるのはいかがなものでしょうか。余計なことを書きましたかね(^_^;)。ではまた。
後藤さん、送信管アンプにますます磨きがかかっているようで何よりです。機会がありましたら聞かせてください。よろしくお願いします。
松本さん、コメントありがとうございます。そんな機会があればいいですね。
最後に812AのIp-Ep曲線とロードラインです。何かの参考になれば幸いです。
最後に812Aモジュールの配線図を一応載せておきます。動作点は、カソードに自己バイアスをかけて持ち上げてわずかにマイナス領域に持って行っています。この方が出力が出ると考えました。ヒーター電源は交流8Vから全波整流してパイ型フィルターにしています。
周波数特性です。負帰還をかけないと悪いです。これも少し期待はずれ。もっともOPTトランスの抵抗が9.5kと高いせいかもしれませんが、808よりむしろ悪くなっています。やはり音が良いと思う割にはデータが伸びていませんが、もっとも聞く方の耳の特性が加齢のため悪くなっていますので、中域では良いということなのかもしれません。
歪特性です。負帰還を約8dbかけて、2%THDで約10Wです。ダンピングファクターはは約3です。まずまずというところでしょうか。無帰還ではダンピングファクターが約0.5ですので、808より内部抵抗の低い管を使いたいという動機でしたので期待はずれです。音が良いと感ずる割に物理的データが悪いですね。
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