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折りたたむ
歪特性です。2%以内なら3W、10%以内なら7Wです。高電圧・高電流の割には極めて非効率なアンプになってしまいました。音はいいんですけどね。
入出力特性です。約7Wまでしか伸びません。やはり電圧不足がたたっています。
出力部の回路図です。初段とドライバーはいつものように5687二段直結、カソードチョーク部はEL34の三結です。チョークは30H、30mAです。
3か月ほどエイジングして測定しました。図はロードラインです。動作点は9.5k_8ΩのOPTで、892V、101mA、負帰還は約5dbです。1WでのDFは無帰還で約4、負帰還で約8です。内部抵抗が低いだけあって、無帰還でもDFは十分です。音は澄んだ音色です。8000の時のような感動と迫力はありませんが普段聞くアンプとしては最適です。 ただバイアスが予定よりも30ボルトくらい浅くなってしましました。B電圧不足ですね。今の電源ではこれ以上は無理なので、あきらめました。
さがしてみるとあるもんですね、812Aより内部抵抗の小さい球が。china製の211をつかってみて、確かに内部抵抗が低く、実際試してみたこれまでの送信管では一番良い物理データ値が出てます。しかしどうも音が今一つピンと来ていませんでした。かといってchina製以外はちょっと手が出ません。211ほどではありませんが8005はμが20で812Aより内部抵抗が小さいです。今回TubeDepotで2本手に入れましたが残念ながらブランドマッチングではできませんでした。右がEG、左がCBSが製です。回路はヒータ電圧を10Vに変えただけで、812Aのユニットをそのまま使っています。低音がよく出るようです。またしばらく聞き込んでから測定します。まったく話が違いますが、質問箱で地方を馬鹿にするような書き込みをなさっている方がいるようですか、例えその経験が本当のことであったとしても、このような多くの人が見る板で書き込まれるのはいかがなものでしょうか。余計なことを書きましたかね(^_^;)。ではまた。
前掲の8000の回路図でフィラメントの番号が1,4となっていましたが2,4の誤りですので訂正いたします。大変失礼しました。
さすがに8000の音が良いといっても飽きてきました。気分を変えるために、一応目的の到達点としていた845シングルアンプに改造しました。といっても2kのホーロー抵抗をつけただけですが。100Vほど電圧アップして、バイアスが-127V、プレート電圧900V、プレート電流95mAになりました。845はサンバレー品です。音は迫力は8000に劣りますが、非常にまろやかで繊細な心地よい音ですね。しばらくエイジングしてから測定します。
211と8000は、私が測定できる特性上では似通っています。これは、しかしあくまでも私的な印象なのですが、211には音の感動がありませんでした。これは中国製の211を使ったからなのでしょうか。211の新古品は高価すぎてもう私の手には追えません。そのへんのことはよく分かりません。特性にあらわれない何かがあると言えば、そんな馬鹿なという人もおられるでしょうが、がとにかく、8000がすばらしく聞こえたということだけは事実です。
なお補足ですが、8000はヒーター電流食いですので、別個の独立電源でバックアップしています。
周波数特性です。なかなか素晴らしい特性です。この辺が音の良さにつながっているのでしょう。8005と比べてみるとまずお話にならないくらい8000の方が音が素晴らしいです。8005はよほど暇な時でもなければ測定はしないことにしました。しばらくこの球から離れられそうもありません。ただ空冷のためにトッププレートの金具が山なりになっていてキャップしても金具がむき出しになっていますので、感電しないようにしないといけません。あくまでも試験機なので、もし試される方は絶対に感電しないという自信のある方だけにしてください。1000ボルトは恐ろしいですよ。しかし麻薬的魅力があります。(^_^;)
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