村田先生,参加のご了承を頂き,ありがとうございます。DEQXについてはここの皆様はご存じかと思いますので詳細は割愛致しますが,パソコンとマイクを用いて大まかチャンデバ機能,音圧と位相のf特を平坦にするキャリブレーション機能,そしてパラメトリック・イコライザの機能を有しています。これらのうち,後者の2つの機能はシングルアンプ+クロスオーバー・ネットワーク内蔵のスピーカーにも対応できますので,JBLのスピーカーとCDプレーヤー,メインアンプのシステムでもその効果を簡単に試聴できます。現在,当方の再生システムは写真のように3wayマルチ方式となっています。アンプはパワーIC(LM3886)を片方3個使った簡易自作メインアンプ2台で,プリアンプはチャンデバ兼用のHDP−4です。このシステムでは,スピーカーのMidとTweeterは組合せをいろいろ替えて楽しんでいます。この場合,クロス周波数やスロープ特性,ゲイン調整などはすべてパソコンでできますので,スピーカー以外,余計なコストはまったくかかりません。詳細は以下のURLをご参照下さい。 http://www.kurizz-labo.com初期投資はそれなりにかかりましたが,私にとってコストパフォーマンスは非常に高く感じています。
鍋島さん、皆さん、こんにちは。次回の例会が楽しみです。>チャンデバ兼用のHDP−4です。とのことですが、DEQXの機能にチャンデバがあると思いますが、HDP−4にされている理由は何でしょうか。昨日、アキュフェーズのDEQ58(?)を試聴させてもらいました。簡単に使用できるよう大分工夫されていました。価格的には簡単には使用できませんが。JBLのスピーカで特性が優れているせいでしょうか、あまり効果はありませんでした。ただ、このスピーカは綺麗な音がするのですが、どうしても力強さが不足だと感じました。自分の好きな音がありますので、他所ではあまり満足できませんね。では、自分のシステムでは満足しているかと考えると、そうでもないし、この辺がオーディオの面白いところでしょうね。
村田先生,皆様,こんにちは。当方がHDP-4を選んだ主な理由は以下のとおりです。(1) チャンデバの方式がリニアフェーズ(FIR)であること。アキュフェーズのチャンデバは通常の位相回転を伴う方式(IIR)であり,価格もかなり高いため候補から外しました。私の耳がクロスオーバー周波数付近でFIRとIIRの違いを聴き取れるのかというと,その自信はまったくありませんが,精神衛生上FIRの方が私にはよいということ。(2) チャンデバ機能と同時に,反射波を除く直接音を時間窓で切り出し(擬似無響室),その音圧と位相のf特を自動的にほぼ平坦化できる。更に,試聴位置における音圧f特,特に定在波による低域のあばれをPEQ(これもFIR)により軽減できる。(3) 32bitのDACを使用しており,ビット落ちのないディジタルアッテネータがリモコンで使える。入力はアナログとディジタル4系統あり,アナログ6chのアッテネータやプリアンプが不要。の3点になります。村田先生がおっしゃるようにスピーカーのf特が優れている(平坦に近い)と,> このスピーカは綺麗な音がするのですが、どうしても力強さが不足だと感じました。のように感じられることも何となく理解できます。これは個人の好みもありますし,感じ方も三者三様だと思います。HDP-4では4とおりの設定を記憶してリモコンでほぼ瞬時に切り替えられます。更にクロスオーバー周波数の設定や,PEQをいじって好みの音作りをした設定も記憶できます。多分,うまく設定すれば昔のJBLやALTEC等に近い個性も出せるのではないかと思います。自作のスピーカーシステムでは,スピーカーユニットを別の機種に交換しても比較的簡単に調整ができ,様々な条件で聴き比べできます。またマルチアンプ方式でない市販のスピーカー ナも簡単に特性をフラットにしたり,PEQで別の個性をもたせることも可能ですので結構遊べます。この機器,オーストラリア製であるため,トラブル等に対するメーカーの対応を心配しましたが,クリズラボによる迅速なサポートと,DEQX社のエンジニアによるメールでの対応で,今までのところ,小さなトラブルは殆ど問題なく解決できています。
鍋島さん、皆さん、こんばんは。HDP-4はQEDXの中の1つの製品ですね。2台の装置を使用されていると勘違いしていました。