第2回 山中湖合宿

2008年10月25〜26日

−於思学荘−



今回のテーマは「デジタルアンプ」、「オカルト実験」でした。



音源
 「手作りアンプの会」のCDプレーヤに上野さん設計 蝦名作24bitR-2R(ローパスフィルタ付) DACを接続して使用しました。 これを、堀尾さん作5kΩマスターボリュームで音量調整し、蝦名設計堀尾さん作の半導体無帰還ラインアンプ(出力インピーダンス約50Ω)でパワーアンプへ送り出しました。
スピーカー
 
色々なスピーカーが集まりました。アンプの試聴をする前に、大塚さんの100Wアンプをつないで一通り聞いてみてました。その結果、透明感と分解能の高さから、SX-500(改)を主に使用しました。
三脚に支えられている筒状のスピーカーは、村嶋さん作のもので、ウーハーを植木鉢に入れてフルレンジ的に鳴らしていました。高音は出ないものの、人の声の再生は魅力がありました。



実行委員長の 開会挨拶


デジタルアンプの試聴


まず、基準アンプと各自のアンプを30秒くらいずつ鳴らして音の違いを確認しました。その後に、各自が選んだ曲を2曲くらい聴きました。






  

大塚さんの半導体無帰還100Wアンプ。各アンプを音だしするとき、このアンプも音だしして、各アンプの音の違いを判断しました。
1.   松川さん
トライパスのキットにトランス電源を使ったアンプ。くっきりした歪み感の少ない音でした。
2. 安江さん
B.O.社の基板を使ったアンプ。SW電源が基板に乗っている。少し音が硬くなる傾向はあるが、くっきりした音でした。
3. 蝦名さん
ツール工房の基板をアタッシュケースに収めたアンプ。トランス電源。エコー感が強くなる感じがあるが、バランスのとれた音でした。
4.   大塚さん
トラ技の基板、マルツ電波の部品、それに藤原さんが配布した安定化電源を使ったアンプ。サ行が若干荒れる感じはあるが、バランスの取れた力のある音でした。アニソン向きの音かも
5. 荒木さん
TDA8922+TXのICを使ったアンプ。強力なトランス電源を使用し、入力信号の極性を工夫してあるとのこと。出力トランスを使っているせいか、デジタル臭さが抑えられた感じ。出力トランスなしだと、高域がより強調された感じになりました。
6. 石田さん
WDA02キット基板にトランス電源を使っています。音は、横方向の広がりがありますが、奥行き間は抑えられる感じでした。バランス良好で、押し出しのよい音でした。
7. 石井さん
自作のデジタルアンプです。くっきりしていて、バランスのよい音に仕上がっていました。


オカルト実験


下記のような内容で実験を行いました。審査委員長は前田さんです。曲は、主に「AUTUMN LEAVES」を使いました。



1.  

スピーカ端子にスリットを入れた場合の音の変化

アンプの出力を裏側から取って、厳正に実験してみました。
2.  


インシュレータをアンプの底に入れてみました。
スピーカでは、違いが出ていましたが・・・・
3.  

方向を指定してあるケーブルを逆に使ってみると音が変わるか?????
4.

コモンモードフィルタをラインアンプとパワーアンプの間に入れてみました。
これは、音が変わります。
5.

電源のヒューズにコンデンサをパラに入れたら音が変わるか?
6.

ボリュームに電流を流すような使い方をしたら、音が良くなるか?

音の違いを聴き比べた結果、会場の皆さんの意見と、オカルトグッズ審査委員長の前田さんの独断と偏見で、下記のような結果となりました。ヒューズとパラに入れたコンデンサは、違いが全く分かりませんでした。その他は、音が変わったという人がいました。
 


雷の音など再生


前田さんの録音した雷の音、自衛隊の大砲の音などを再生してみました。アンプは大塚さんの100W、スピーカーは衝撃音の得意なバックロードホーンということで堀尾さんの痛スピーカです。
コーン紙が盛大に揺れて、「壊れる!!」という声にもめげず、堀尾さんが目一杯音量を上げ続けたたため、大迫力の音を聴くことができました。


アナログプレーヤによるレコード再生


アナログ再生の部屋を準備して、大澤さんのカートリッジ、アームによる再生を行いました。


その他のアンプ




会場の様子






食事


夕食、朝食を楽しみました。お米がおいしかったです。


記念撮影






文章:蝦名、写真:堀尾、高間、斎藤、大塚

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