第260回 関東三土会(2025年6月21日)

総括


出品作品

中華アンプ(30W+30W) 堀 さん
 中華のミニアンプ基板を完成させ、小ぶりなケースに何とかギリギリに収めた力作。
 低騒音対策をした冷却ファンもちゃんと付いて、パワーもあり実用的なアンプになっている。
出品者のコメント:
無帰還ヘッドホンアンプ 肥後 さん

 前月の無帰還イコライザーアンプにひき続き、同様の回路でヘッドホンアンプを製作。
 諸性能は勿論、保護回路に大電流のホトモスを採用し、電源のONOFFに対してもポップノイズが出ないところ等、回路的に良く工夫されている。

出品者のコメント:
まずは、先月の無帰還フォノイコライザでご質問のあった、残留ノイズについてですが、
MCモード(46dB@1kHz)での残留ノイズはLch:0.19mV、Rch:0.16mVだったので、入力換算雑音はそれぞれ0.96uV、0.79uVでした。
 
今回は先月発表の無帰還フォノイコと同タイプの回路を応用したヘッドホンアンプで、入力回路にJFETを使用したものとバイポーラを使用したものを製作し、プリアンプとして聴き比べをしていただきました。
 
アンプ回路以外に工夫したところは、1回路のスイッチで±両電源を同時にON/OFFする回路と、およそ±0.2VのDC検出で動作する保護回路、および電源ON/OFF時のポップノイズ防止回路です。
 
ご質問があった出力インピーダンスを測定したところ、次のとおりでした。
測定は、33Ω負荷によるON/OFF法で行いました。
 
・HPAV-001b(FET入力)
L:4.5Ω R:3.5Ω

・HPAV-100(バイポーラ入力)
L:5.2Ω R:4.5Ω

製作の詳細についてはブログ記事をご覧ください。
PARC DCU−131A×2 2Way DCT−114S×2 石田 さん
 PARCのユニットを用いてウーファー、ツィーターとも対向で、ボイド管のポール型スピーカを作成。
 ウーファーは13cmとはいえ2発でも低域まで良く伸びている。
出品者のコメント:
 昔作ったボイド管のポールスピーカですが、対向で結構パワーも入ります。比較的軽いほうですが、流石に持ち込みは2分割して何とか搬入できました。
 つぃーたはDCプラグで差し込み接続しています。
Dayton Audio DMA45 バスレフ 1.1リッター 浅川 さん

 公称45mmのフルレンジだが実質有効径33mなので、広い場所では低域はかなり苦しい。
 中高域は素直なのでミッドレンジには良いかも。
出品者のコメント:
今回のような超小型のスピーカーユニットはニアフィールドで聴くのにちょうど良いのですが、これが広い空間でどのくらいの音で聴こえるか?という一つの試みを実行してみました。
自宅で普通に聴く音量とはちがう大き目の音を出しましたが参加したみなさんが思う通り厳しいものでした。
又、これはこれで面白かったと思います。

Peerless 50mm 土屋 さん

 テーバード バッフルと平面バッフルによる音圧特性の違いからその原因を考察した。
 色々な意見が出たが詳細はまだ良くわからない。
 その実直にデータを検討する姿勢は見習いたい。

出品者のコメント:
バッフルが小さい為高域まで指向性が広くなるので何時もとは違う音場感が得られたかと思います、又小径でXmaxが小さい割には低域まで真面目に音が出たのも良かったです(多分にスピーカユニット単体のせいだとだとは思いますが)。低域を拡大するために口径を大きくすると指向性は悪くなるのでこの感じはこのサイズのスピーカーだけで得られる物かもしれません。
もう少し調べ次回は少し口径の大きい物で違いを見て見たいと思ってます。
12AS7単球 AMワイアレスアンプ 高間 さん
 AMワイヤレスアンプの試作。未だ問題あるが、上手く動いている。
 100均透明ケースが割と使い易いとのこと。
出品者のコメント:

スナップショット


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