第259回 関東三土会(2025年5月17日)

総括


出品作品

無帰還CRフォノイコ 肥後 さん


 帰還型PHONOイコライザに飽き足らず、カレントミラーによる無帰還型イコライザを設計、回路基板を起こして制作されたもの。

 性能も十二分で音も素晴らしい。MM,MC兼用で使い勝手もよく考えられている。配布可とのこと。



出品者のコメント:
レコードプレイヤーを持っていくことは重くて厳しかったので、レコードからDL-103を使い約180倍増幅してダイレクトリッピングした96kHz24bitのWAVファイルをPCで再生して1/100にアッテネートした信号を再生するデモを行いました。
デモは、以前発表した、FPGAを用いてIIRデジタルフィルタで構成したRIAAイコライザとの聴き比べとして行いました。
 
アメリカでは2022年以降レコードの売上げがCDを上回っているとのことで、アナログ盤を見直すきっかけになればと思います。

詳細は以下のブログに書きましたのでご参照ください。
また、基板をお買い上げいただいた方は、シルクの間違いが数カ所ありますので下記の製作マニュアルをご確認ください。

ブログ記事
 
製作マニュアル
6080/6AS7G/5998差し換え可単管PPアンプ 高間 さん
 6080や6AS7など双3極管用PPアンプでこのまま無調整で5998にも差し替え可能なアンプに対応させたもの。

 巧みな設計で対応幅が広がった。今後ほかの管種にても同じような構想が広がりそうです。
出品者のコメント:
Dayton、Daiso 2WaySP 石田 さん
 今月は大創のUSBスピーカをツィータとして使った2Wayシステム。ウーファはDaytonの10cmウーファのND105を使い、クロスは約2kHzとのこと。
出品者のコメント:
 流石にあの広さだとウーファが10cmでは帯域、パワーとも苦しいですね。14cmx2ぐらいは欲しい感じ。
バッフル説明 土屋 さん


 バッフル形状によるスピーカの周波数特性変化を確認するために、
 最小バッフル、辺カット、広めのバッフルのままという3種類のバッフル形状違いでのそのぞれの特性を比較しました。

 そうすることでバッフル形状の違いによる低音側での段付き特性を確認することができました。
 
 いわゆるバッフル補正をすることで、ほぼ平坦な中低域特性が得られることが分かります。
 なかなか地道な検証ですが、実際にやってみると分かり易いのもでした。
出品者のコメント:
オルソンの音響工学やシミュレータで予測はできるのですが実際には周辺環境やSP単体特性電気的補正にも大きく影響を受けますので自分に合った最適解は別の所にあるかもしれないと思い少し実験してみました。
音源はpeerless□50mmアルミコーンを使い箱形状以外の要因を最小にしたつもりでしたが理論と測定結果の乖離を無くすには至りませんでした、再度条件を整え精度の高い測定を試みようと思ってます。
4CH 小高 さん



 実際に販売されている普通の2chステレオ音源でも、色々なサラウンド音源や編集が含まれている実例を
 色々解説して頂きました。

 意外と知られていない隠れた問題があるようです。



出品者のコメント:
関連資料です。
 http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/sando39.html

スナップショット


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