第252回 関東三土会(2024年09月21日)

総括


出品作品

ディクスリートアンプ第2弾、2石FETプシングルアンプ 石田 さん
 MOSFETの出力段と接合型のドライブ段FETを使った2段増幅のシングル出力段のアウトプットトランス付ステレオアンプ。
 プレート電圧は約250V、バイアス電流は100mAほどで出力は3Wほど。このレベルでも少し放熱器容量が足りないので安全のためファンをつけている。
出品者のコメント:
 今回は冬のお寺大会課題向けの習作なのであまり詰めていません。まあまずは音が出たところという感じです。
 電源は相変らずのトランスレスです。
6080(6AS7G)単管PPアンプ 高間 さん
 6080単管を使ったプッシュプルアンプ。トランス類は中古の再利用だが特性は良かった。
バイアスなどは自動調整で、ドライブもFETを使ったハイゲインのためなのか総合特性も充分満足できる性能を持っている。

 6AS7でもそのまま差し替え使用可能なのでこちらの方がデザインバランスからは良さそう。
出品者のコメント:
オーディオ用としてはSEPPが定番になっている球を通常のOPT付きのppアンプとして、設計しました。コンセプトは、使いにくさを回路的な工夫により、通常の3極管pp同様の回路規模で製作することです。
詳細な製作レポートを手作りアンプの会の球アンプ分科、球アンプ掲示板に置きましたので是非参照してください。

ここへの直接アクセスでも見れるかもしれません。
https://www.tezukuri-amp.org/bunkakai/tube/bbs/img-box/img20240930082817.pdf
211定電流作動PP アンプ 河野 さん
 211を使った自称「終活アンプ」の設計方針と回路を詳解。センターチョークを活用した全段定電流差動回路で無帰還無調整ながら必要十分な特性が得られている。
 シンプルな構成なので対ノイズも良さそう。
出品者のコメント:
20年位前から、最後は送信管シングルと決めて部品を集めていました。
今回製作するに当たり、数々の諸問題の抜け道を探していったら全段定電流差動アンプにたどり着きました。
完成して1年以上たちますが、故障もなく動作しています。

20cm+3cm スピーカー 土屋 さん
 20cmウーファをベースにした2Wayスピーカ。ツィータが1インチ強でfoがそれほど低くはないのでクロスには苦労したとのこと。
 ウーファを上向きではなく正面向きにすると繋がりは改善されるが、できればウーファは上向きで進めたいとのこと。
出品者のコメント:
暑さに負けいい加減な内容でのデモでお耳汚し申し分けなかったです。
次回はキチンとしたいと思ってます。

スナップショット


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