第246回関東三土会(2024年2月17日)

総括


出品作品

浅川さん さん
今回も真空管アンプが出品され盛況でしたがやはり古典管は趣が良いですね。

小出力ながら力強い音がしていました。
出品者のコメント:
私も高音域が聴こえ難い年齢にある者ですが前回披露した時よりは音の出方は改善したかと思います。
出品する前によく検討してから発表したいと思います。
高間さん さん
動作も安定でユニークな回路構成な真空管OTLアンプで応用が効きそうです。軽い点もよいですね。
出品者のコメント:
池田式は軽くて安定に動作する真空管式OTLアンプというところが最も大きなメリットです。しかし、出力が3Wもとれないので、大きな会場では少し不利になりますね。

もっと大出力を得られる方法を考えているのですが、オリジナルの動作条件が大変良く考えられていて、少し動作点を変えようとすると、色々のところが破綻するので難しいです。
土屋さん さん
細かい点を丁寧に詰めてじっくりと音質改善を進める姿勢が素晴らしいです。低音もしっかり出ていて大型スピーカらしさが充分に感じられました。
出品者のコメント:
自宅で聞くとこれでOkと思ったりしますが秋葉原に行くと色々な指摘やアドバイスを頂けるので新たな進歩に繋がりなす今回もなるほどと思う指摘があったので早速頭をひねっておるところです。
小高さん さん
昔懐かしいCAD初期の話を聞かせて頂きました。
出品者のコメント:
石田さん さん
AnalogDiscovery2を使った自動測定システムで歪率の測定下限をもう一桁下げることができるようです。
出品者のコメント:
被測定物のと間にTwin-Tからなる基本波以外を20dBアップするフィルター回路を追加することで、ある固定周波数だけですが、最低歪率測定レンジを1桁改善することができます。

まああまり使う機会は無いかもしれませんが、応用範囲が少しでも広がれば便利かと思います。、
木下さん さん
映像系の5.1ch音源と通常のステレオの両立はなかなか面倒ですが、その辺のノウハウを紹介して頂きました。
出品者のコメント:
1.通常のオーディオ装置で5.1ch音声を再生する方法
2.5.1cg(多ch)音声の規格
について報告しました。
詳しくはこちら
肥後さん さん
完全な磁気フローティングは非接触な保持方法として理想的ですが、実際にはなかなか難しい点があります。今回はその基礎実験として1軸の完全フローティングを試してみる実験を紹介して頂きました。みているだけでも不思議な気がしますね。
出品者のコメント:
 当初は重さ2kgのAuratone5Cを浮かすつもりでしたが、磁石の吸引力が遠くおよばず、今回は約15gの磁石+精密ドライバを浮かせるにとどまりました。
 永久磁石のみによる空中静止は、アーンショーの定理により不可能とされています。
 磁石の吸引力は距離の2乗に反比例し、3次遅れ系の伝達関数になるため、今回はPID制御で設計しました。
 吊り下げ方式の磁気浮上制御は、マイコンを使って電磁石をON/OFF制御するものが多く見られますが、今回はオーディオ用途ということでパルスノイズが出ないようにアナログ回路で設計しました。
 通常サーボ(自動制御)は目標値からの誤差を最小限に抑えるため、どれだけサーボゲインを上げるか、という設計をしますが、スピーカーを浮かす場合は、浮かすための装置にスピーカーの振動を伝えないためにはサーボゲインを極力低くし、ゆるゆるな制御としたほうがよいと思われます(つまり弱いバネで浮かしている状態)。
 詳細なブログ記事はこちら
前田さん さん
何時もの生録のご紹介。最近は本格的な市販CDにもなっているようです。
出品者のコメント:
 バリバリのクラシックファンの前田@厚木です。
 
 今回は若手(中一)のピアノ演奏を聞いていただきました。演奏する楽しさ喜びに溢れた演奏だったと思います。

 同時に(禁断の技術)リバーブ(残響追加/付与)について試聴していただきました。
 ピアノ近くのマイクで録った音にホール残響を追加する際、時間軸の調整の有無が聞き分けられるかか確認したかったのですが、一聴して違いがわかることが確認できました。
 少しずつ残響追加方法について検討を進めたいと思います。

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