第236回関東三土会(2023年04月15日)

総括


出品作品

TDA7297フィリップス 8W+8Wアンプ 高間 さん
 DIPタイプの小型パワーICを使ったリニアアンプで、会の標準?アンプに提供していただきました。小型でパワーもそこそこ有るので普通に使えると思います。
出品者のコメント:

スピーカー 20cm 2Way 土屋 さん
 いつも力作のスピーカを持参していただいていますが、今回も25cm級のユニットでボイスコイルから巻き直した新作です。

 流石にこのサイズとなるとフルレンジとは行かず、ツイータをつけた2Wayで、低域の補正もしているようですが、
もう少し低域を出してもパランス的には良いかも知れません。
 フロントバッフルの整形など課題も残っているようなので来月以降のグレードアップも楽しみです。
出品者のコメント:
ボイスコイルを巻き直し振動系を少し軽くする事で感度を維持したまま制動力を40%下げ低域特性の改善を目指したのですが、一方で箱を大きくしエッジのコンプライアンスも大きくしたので実装foが36hzまで下がり、両者を合わせると「少しだけ低域が改善」というのが今回の結果でした。foを下げる事で極低域の波形&位相歪みは善されているので、後は補正アンプの調整でいけると見込んでいます。
全体には幾つかの要改善項目があり、次回には全部入れ込んだ状態にしたいと思ってますが・・・・。
スピーカー 12cm 2Way 石田 さん
 7Lほどのバスレフエンクロージャにdaytonオーディオの12cmのカーボンウーファとVifaのリングツィータが入った2Wayでクロスは約2.5kHzです。
ベースにはワイヤー吊りのフローティングボードを敷いています。

 珍しくネットワーク内蔵の極普通の小型スピーカに仕上がっています。
出品者のコメント:
 今回はオーソドックスにネットワーク内蔵として使い易さを優先しました。

 それでもバッフル補正での低域のレベルアップとバッフル厚みによるアライメント補正、ボイレチレンフォームによるバッフル板フローティングなど細かい点にも対応しています。

 今回は更に軽負荷用フロートボードを敷いてみました。音場の広がりなどに効果があります。
スピーカー Dayton Audio RS100P-8 + Vifa DQ25SC16-04 8cm 2Way 浅川 さん
 こちらもDaytonオーディオの10cmペーバーコーンウーファとVifaチタンドームの2Wayでクロスは2.4kHzです。
 サイドにパッシプラジエータが付き、ラジエータには3gの付加質量をつけて調整されているようです。
 小型ながらしっかりとした音が出ていました。
出品者のコメント:
今回は石田さんのフローティングボードとアンプに助けられて朗々とした鳴りっぷりだったことを感謝しています。
拙作について言えば独自の2.6ℓの箱でこの低音が出る!と言ったところでしょうか?
又、此の箱はコの字形に杉材をエンクロージャーに貼り付けてありますが此れはデザインではなく防振性が高くなってブレ難い音が出せる一つの案だと考えています。
SSDAC128のノイズについて 肥後 さん
 SSDACで僅かなプチノイズの原因を探っていたところ、どうもWindowsそのものから出ているらしいという内容を紹介していただきました。

 オーディオ設定を24もしくは32bitモードにすることで無くすことができるそうです。皆さんも追試をしてみてください。
出品者のコメント:
その後の調査により、Windowsを16bitに設定した場合に限り、無音チャンネルに0±1bitのノイズが出力されていることがわかりました。
ご指摘のあった、16bitより下位に何か出ている、ということはありませんでした。
 
詳しくはブログに上げましたので、興味ある方はご覧ください。
アナログ チャンデバ(最終) 関澤 さん
 先月も紹介頂いたアナログチャンデバをケースに実装されました。
 アルミの厚板を組み合わせキッチリと作られたシャーシは相変らずとても綺麗に仕上がっています。

 ケースのお陰で当初目標のS/N:-90dBを達成したようです。
出品者のコメント:
 オーディオシステム上流のネットーワーク・プレーヤーから
下流のスピーカーで唯一チャンデバみ市販品でした。
 今回の製作で、総て手作りで完成する事が出来ました。
 会の皆様にご指導ご鞭撻の賜です、有難うございました。
中華マイク改造 前田 さん
 ラージダイヤフラムの中華マイクの購入して、結局は中身を入れ換えることになったようですが、側だけでもお買い得かもしれません。

 今後のマイク違いによる録音も楽しみです。
出品者のコメント:
 バリバリのクラシックファンの抜け作三太郎こと前田@厚木です。
 
 声を録るのに指向性マイクが必要かも、と言うことで安い中華マイクを購入してみたら残念な結果でしたので、マイクカプセルを交換して仕上げ、使えるようにしてみました。
 マイクらしい形状の方が声を出す人はやりやすいでしょうからネ。

 結局中身は総入れ替えですが、(高級品ではないけれど)マイクホルダーなど付いていてコスパは良いと思いました。
録音各種 前田 さん
 今回の録音もビアノは勿論、木管や声楽、バイオリンなども有って多彩な音楽を聞かせていただきました。ストラディバリの音色も流石でした。
出品者のコメント:
 今回は2台ピアノ(向かい合わない配置で)の録音、ヴァイオリン、歌唱を聴いていただきました。

 2台ピアノは初めてで、まぁそれなりに録れたかなと思います。
 ヴァイオリンは身体の動きがもろにわかってしまい、難しいです。
 歌唱は歌声をピアノに音に乗せる、というのを初めてやりましたが指向性マイクがありがたかったです。

 いずれじっくり音楽を聴いていただける機会を設けられないかな、と思います。

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