第234回関東三土会(2023年2月18日)

総括


出品作品

4ch. パワーアンプ 小高 さん
 バートバカラックの逝去を悼んで関連のサラウンド曲を紹介。
 ほかにもまだまだ沢山のサランドの曲が隠れていそうです。
出品者のコメント:
50年前当時のサラウンド音源を中心に聞いて頂きました。

関連情報です。
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/sando29.html
10cmスピーカー 土屋 さん
 今回も新ユニットの紹介で、振動板の工夫と結果を説明していただきました。

 本人は出来がもう一つのようでしたが、フルレンジとしてバランスの良い音がしていて、手馴れた感じがしました。
出品者のコメント:
苦労した割には今一な結果でした、フルレンジは多くの性能悪化要因を最適な状態でバランスさせる、という面もあるので少しストレスがあります。


飛び猫ダブルバスレフ+Alpair7 高間 さん
 前回のタンバンに変わってアルペアのユニットに入れ換えて試聴しました。

 この2つのユニットがどうもこのエンクロージャに適合するようでアルペアも良く鳴っていましたが、製作者はタンバンの方が好みとのことでした。
出品者のコメント:

Wearable Speaker 石田 さん
 大創の300円スピーカを使った「Wearable(着る)スピーカ」の紹介。革のベルトに付けて半襟の様に肩にかけて使用するようです。

 見かけは小音量ながら試聴している本人には耳のそばなので結構な音量が感じられます。音質も好評でした。
出品者のコメント:
 このWearable形態はオープン型ヘッドホンとも異なり非接触でより開放的な使用感になります。一方ニアフィールドスピーカより更に小パワーで済み、歪み的にもまた周りへの騒音波及も比較的少なくて済みます。

 皆さんにも実際に試着?して頂きましたが、概ね好評の様で良かったです。装着や安定性はまだ改善の必要がありますし、重低音不足や首の向きによる音量の影響など問題点や改良すべきところは色々あるのでもう少し遊んでみたいと思います。

Peerless TA6FD00-04トラップダクト付きバスレフ スピーカー 浅川 さん
 45mm径ぐらいの小型ユニットをソルボセインを挟んで後から引きフローティングとしたスピーカの紹介です。

 小型スピーカながらバランスの良い鳴りで、ニアフィールドなら本領を発揮しそう。バスレフポートも途中トラップを入れて共振を抑えているなど工夫が見られました。
出品者のコメント:
今回は洋室ということで残響感でごまかせる?などと考えて出品したものです。
TA6FD00-04は素性が良いのに絶版は残念です。
前田さんの「押す」のとの違いのツッコミは良かったですね(笑)
理屈はともかく
「押すヤツ」と「引くヤツ」を作った私にしか違いがわからないことです。
両者を同じ条件で押すと引くのみ違えて作ったボックスを各1組ずつ持ってきて比較するしかないです。果たしてやる気があるのか?答えはノーです。
普通のフレームマウントと私流引くフローティングマウントでならまた機会があれば「可」
です。それから拙作を貸し出すという方法もありですね。
最後に機材を準備してくださった皆様に感謝します。
録音 協奏曲 前田 さん
 今回の協奏曲はマイク位置の自由度が少なく、バランスに苦慮した所も会った様ですが、色々な録音機会恵まれて経験値が上がってきているようです。
 2階の客席の録音でも結構バランスよく取れていました。
出品者のコメント:
 バリバリのクラシックファンの抜作三太郎こと前田@厚木です。
 いつものピアノ独奏と違って今回はフルートとのデュオとコンチェルトの録音を聞いていただきました。
 スタジオ録音と違ってコンサートの録音はマイク位置が限定されるので難しいです。
 ピアノコンチェルトの方は少しピアノが強すぎ、ヴァイオリンはソロが少し遠いように感じましたが、ステージ上の楽団の配置から仕方ないかなと思います。

録音 フルート・ピアノ 前田 さん
 ピアノとフルートの演奏を何時もの色々なポイントでの録音を聞かせていただきました。

 録音もさることながら再生環境で残響などの雰囲気もかなり変わるようで、バランスの良い録音とは何かを考えさせられます。
出品者のコメント:
 フルートとピアノのデュオの録音では、ステージ上も暗くしての演奏だったのでステージ上にマイクを4セット置いて録音しました。
 デュオの音のバランスを考えると個別のマイクではどれも今一だったので、フルート前のマイクとピアノ前のマイクの合成(組み合わせ?)の音も聞いていただきました。自作マイクだと(安いので!)同等マイクが何本も使えるので、後で複数マイクの中から2本を選び出すという技が使えるて助かります。
 フルートの音、家ではかなりクリアに聞こえたのですが今回の会場では部屋の残響が多い所為か思った音で再生できていなくて一寸残念。再生環境も大切ですね。

トランジスタ技術・創刊号復刻版 小林 さん
 トラ技創刊700号記念の新刊を寄付していただきました。創刊号復刊誌は60年ちかくの歴史を感じさせます。
出品者のコメント:


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