第200回 関東三土会(2018年4月21日)

総括


 三土会もついに第200回を迎えました。
 4月とは思えない暑さにもめげず、"200回"に因む作品や一寸変わったスピーカーなど、沢山の発表がありました。


出品作品

大塚 さん
200回記念アンプ

 ケミコンを200個搭載の Opアンプ+FET終段のアンプ。
 NFBはオーバーオールにかけない方が音が良さそう、ということで、終段を無帰還にしたとの事。
 いつもと違う音楽が流れ、びっくりしました。
出品者のコメント:

三土会200回おめでとうございます。

「200」に因んだものということで、第193回 関東三土会(2017年9月16日)に既出の物ですが再出品しました。こちらのアンプの詳細は過去のレポートをご参照いただければ幸いです。


このアンプにはVRが無いので、ロジックアッテネーターを使っております。

このアッテネーターは岩野さん頒布のキットをYM-350にリケースしたもので、基本的な構成部品はキットオリジナルのままです。

改造箇所は、
・ケースはタカチのYM-350
・表示を秋月の有機EL(白)に変更(プログラムの書き換えが必要)
・二つある入力の片方を前面に引き出す
・電源はトランス電源とし、約7Vを給電
・上面にはいつものステッカー
といったところです。

以上の改造により、他の機器とスタックするのに良い大きさになり、有機ELのおかげで表示の視認性もよく、前面入力による使い勝手の向上も得て、総じて常用しやすいアッテネーターに仕上がったと思います。



思えば2004年春にクラフトオーディオを始め、同年11月20日の第53回三土会から参加させていただき、気がつけばもう14年も経ってしまいました。

その間、いろいろ造ってきた割にはいつまでたってもおぼこい私ではございますが、今月出品したこれらの作品も含め、これまで自作した内の多くの機器は、三土会にて知り合った会員諸氏のご指導があったればこそ成し得た作品ばかりです。

末筆乍この場をお借りしまして、有意義な出会いの場となった三土会と会員諸氏に感謝を申し上げますとともに、今後の益々の盛会を祈念いたします。

松川 さん
6BM8・SEPPアンプ

 在庫部品で作った 6BM8 SRPPアンプ。高間さんに設計して頂いたとの事です。
 三結SRPPで3W。トランスの電圧が高いのでチョークインプットにしたり、小型の出力トランスを2個使いにするなど工夫されています。
 小さなトランスでもSRPPにすることで20Hzまで出ているとの事でした。
出品者のコメント:
なぜか理由はわかりませんが、安定動作するまでに10〜15分ほどかかります。
三土会が始まる前に、このアンプの特性を測っていただいています。
回路図と特性は私のブログに載せていますのでよろしくお願いします。
https://newmarkmanncaffe2.blogspot.jp/
肥後 さん
2SJ200シングル / 2SB200 CSPP HPA

 200回、ということで、2SJ200 を使ったアンプと 2SB200 を使ったヘッドホンアンプ。
 2SJ200シングルは直結2段アンプの出力電流をスピーカーに流し込む電流アンプ、出力を0Vにするために定電流回路をつけています。放熱板に空中配線しているので、ラピュタと命名。
 2SB200はゲルマの懐かしいカンタイプ。出力部はフロートなのでグランドが共通の普通のヘッドホンが使えず、モノラル2個で使っているとの事です。
出品者のコメント:

小高 さん
初期型 金田式プリ

 昔懐かしの金田式アンプ。初段が2SK30、出力段もSEPPでなくシンプルなフォロア、相当初期の作品で、年季が入っています。が、プリアンプなので、ということで音出しはありませんでした。
出品者のコメント:
学生時代に作った金田式DCプリアンプです。

参考資料です
 http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/sando18.html
高間 さん
6082 低電圧動作SEPP

 24Vのスイッチング電源をいじって26Vに変更、ヒーターも25Vなので都合が良いし、6080に変更する時も6.3V×4=25.2Vで上手く使えて丁度良いんだそうです。
 オペアンプで駆動し、出力2.5W。
 箱はダイソーのMDF+Al板。安いし、加工も簡単でくせになりそう、とのことでした。
出品者のコメント:

石田 さん
マルチアンプシステム

 中華DACを3枚内蔵し、マルチチャンネルをシンプルにまとめてあります。
 最初はノイズに悩まされたそうですが、コモンモードフィルタで解決したそうです。
 これまで発表されたインシュレーターを薄い合板に取り付けたスピーカーの置き台も紹介がありました。
出品者のコメント:
miniDSP社のminiSHARK基板を使ったデジタルチャンデバを中心にしたマルチアンプシステムを紹介しました。

 DACにはES-9023を使い、アンプも3chまとめて使いやすくしました。
関澤 さん
200回記念スピーカー

 1インチのスピーカーを100円の箱に入れ、ブーケスタンドをバスレフポートにしています。
 小さいので、三土会の部屋ではすぐにあたってしまい、一寸辛かったですね。
 200回記念、として高さが200mmにつくってありました。
出品者のコメント:
 関東三土会 200回 開催おめでとうございます。
 200回と言いますと、あしかけ18年ですか・・素晴らしいですね。
 事故、怪我が無いように、9年先の300回に向けて頑張りましょう。

村井 さん
エムズ システム スピーカー

 波動スピーカー、と言われているスピーカー。胴に革がまいてあるようですが、いただきもの、とのことで詳細説明はありませんでした。
出品者のコメント:

浅川 さん
Parc Audio DCU-F121K+SEAS H142-06 27TDFC/ L/9W+ピアレス 830880ドローンコーン

 「チューンドデュアルドロンコーン&フロートマウンテッドスピーカー」とのことで、2個のドロンコーンのうち1個を覆って空間を制限することでドロンコーンのf0を上げ、低音の量感を増している、との事。
 フローティングはウレタンシート2枚ではさむことで実現しています。
 クロスオーバーは4kHz。
出品者のコメント:
参加者の皆様貴重な時間を頂きありがとうございました。個人の意見では音量をもう少し上げることができれば良かったと思いました。しかし感覚は掴めたのでもう少し改善させたいと思います。説明書も今一つですので改めます。

福島 さん
4.5L アイソバリック 4”サブウーファー+1”Vツインサテライト(T型バスレフポート付き)

 図面をパッと見ただけではどうなっているやら不明の複雑な構造のサブウーファは、箱の下方両側に穴ぼこが開いているだけですが、両方から違う低音がしっかり出ています。
 1インチ2発のサテライトは(これにも小さい箱ながらバスレフポートが付いている!)、Cを入れて2kHzより下は2個、上は1個動作するようにしてあるとの事。
出品者のコメント:
途中から参加させて頂きましてありがとうございました。
デスクトップPC用として聴取距離90cmを想定した2.1chのシステムです。
使用したTPA3116D2アンプでの会場はちと力不足で大変失礼いたしました。
B5サイズの本棚に入る6次バンドパス型サブウーハーはアイソバリックにすることで
フロント側0.5ℓ、リア側4ℓのエンクロージャーながら35Hz〜180Hz程度をカバー、
サテライトSPは300ccのバスレフ型です、いずれもT型のバスレフポートにすることで
管共鳴によるピークの発生を抑制しおります、詳細は以下のHPに載せる予定です。
http://park8.wakwak.com/~hilo/
前田 さん
女性Duetの録音

 個人所有のホールでのヴォーカルデュエットの録音。ホールやマイクのセッティングの紹介、2種類の録音の比較を聴かせていただきました。
 クリップした部分の補正についても説明がありました。
出品者のコメント:

蝦名 さん
はんだこて温度コントローラ

 初期のものはトランス2個使いでしたが、トランスを使わないでもよい回路構成として、ユニバーサル基板と同じ大きさで起こしたプリント板の紹介です。
 はんだごて温調器は市販品もありますが、ここは『手作りアンプの会』ですから、やっぱり作る喜びが勝りますね。
 
 5月3日4日、玉林寺で製作会を行うとの事です。
出品者のコメント:
ユニバーサル基板だと部品が納まりにくくなったため、基板を作ってみました。高電圧になる部分があるので試行錯誤した結果、ジャンパ線の使用で逃げることにしています。
壊れにくくする保護用の部品が多いですが、表面実装部品がないので作りやすいと思います。また、ハンダ吸い取り器を使った部品の交換が容易になったので、回路定数の変更も簡単になりました。

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