田篠麻衣子さん(歌)と羽室敬子さん(琴)による演奏会がありました。
PCおよびアナログテープによる録音も行いました。 生演奏を聴くのは、オーディオ機器自作にも役立つことが多そうです。
今回の大会のメインテーマは、スピーカーユニットの改造品でした。 皆さんの力作が多数展示され、大いに盛り上がりました。
ユニットのみの出品の場合は、上野さんのボッフルスピーカー箱に取り付けて試聴しました。
フォステクスFE206Σ 20cm
大澤式(伊勢型紙の渋紙)本来はバックロード向き
トランペットの音が渋いです。ボーカルがふくよかで声に温もりを感じます。
フォステクスFW200 20cm
大澤式(伊勢型紙の渋紙)ウーハーの改造のため、高域を出すためにセンターキャップ作成
上記FE206Σ改造品よりもトランペットの音がリアルで、ボーカルも太く感じます。高域は少しさびしいか?
FE108S(磁気回路のみ) 20cm
発砲スチロールの平面型、エッジは布
トランペットの音がリアル。コーン紙の口径が大きいにもかかわらず、高域まで伸びています。空気感よし。
ALTEC CF204-8A 10cm
大澤式(伊勢型紙の渋紙)
ハセヒロバックロード箱、戸澤式レゾネータ
トランペットの音がリアルで、高域まで良く伸びています。バックロードの利用で低音も出ています。ボーカルにふくらみあり。
カーステSP 16cm
画用紙利用
キャンキャンする?特にキャンキャンはしていませんでした。トランペットもギターもなかなかリアルでした。
ダイトーPN-15 16cm
大澤式(伊勢型紙の渋紙)
センターキャップあり"
センターキャップがあるためか、高域まで良くでています。ガリガリする?特にガリガリはしてませんでした。
ダイトーPN-15 16cm
大澤式(伊勢型紙の渋紙)
ダンボールバッフル、デットマス当て"
低域から高域までバランスがいいです。ボーカルに温もりを感じます。
ディナウディオ15W75
スタイロフォームの平面バッフル
低域がちとさびしいく、ボーカルがこもります。実験的色彩の強い装置なので、追い込めば良くなると思うのですが。
ダイトーPN-15 16cm
ダンボール箱、エッジはゴム系
ボーカルに温もりを感じます。
JVCのジャンク 16cm
ダンパーは3点
ちょっとビリつきがありましたが、高域まで良く出ていました。トランペットが渋いです。
パイオニアPAX 20cm
P社のPAXのウーハー部改造
ボーカルに温かみがあっていいです。高域は多少さびしいか?
フォステクスFE168Σ 16cm
MFB実験
MFBと電流アンプの実験です。MFBオンでは強い制御が働くので、ボイスコイルが手で簡単に押せないほどです。
8cm
小型タワー型SP
低音がどこまで出るか"
ボーカルはスッキリしてなかなか良いです。想像以上に低音が出ていました。
無帰還50W
とても品良く鳴りました。後の同氏15Wとの比較では、こちらの方が少しおとなしい?ような気が。
12BH7pp(無帰還)
音の鮮度が高いです。パワーは1Wですが、オートグラフの高能率に助けられて迫力がありました。
6AC5GTシングル(準超三結)
流石超三求道者の作。鮮度が高く、やわらかさと硬さのバランスが取れてました。
6AQ5pp(東栄トランス使用)
東栄のトランスにこだわったとか。オートグラフを朗々と鳴らしていました。
6G−B8シングル(カソードフォロア)
やわらかくて品の良い音。ボーカルが鮮明に出ていました。
25CB6GBpp
ピアノの雰囲気がとても良く出ていました。ボーカルに温かみを感じました。
6SN7パラpp(センターチョーク付)
鮮明な音。迫力もあり、前記2.と同様に小出力機であることを感じませんでした。
2A3pp
やわらかくて品が良いです。ボーカルが渋い。オートグラフとの相性もいいです。
6L6GCシングル(無帰還)
なかなかにパワフルな音でした。
トライパスデジタル(TA2020)
デジアルアンプらしく、力強くクリアな音でした。
10Yシングル
小出力ながら、さわやかな音でした。
無帰還15W
とても鮮明で滑らかな音です。半導体式ですが、球式のような迫力?を感じました。
A級(2SC5200) タワー型シャーシ
青色LEDがしゃれてます。とても滑らかでクリアーな音。迫力もありました。
2A3pp(モノラル2台)
やわらかいけど芯があり、そして鮮明な音。これが、よく言われる2A3PPの典型的な音なのでしょうか?
300Bシングル
300Bですが、明るく華やかな音で、クラシックよりポピュラー向きに感じました。
LM3886
とても正確な音?に感じました。トライパスデジタルにも感じましたが、これがICアンプの音の特徴でしょうか。
SIT(静電誘導トランジスタStatic InductionTransistor)使用、メーカー製アンプ
鮮明ですが、明るく華やかな音に感じました。基本はディスクリート式の石アンプですが、前記の蝦名さんアンプとは全く異なるキャラクターで、そこが面白いです。
DACの比較(上野式&1ビット)
スイッチひとつで両方式を切り替えられて音の違いを楽しめるのがいいですね。音は、小生にはどちらも”鮮明な良い音”に感じました。
スピーカーの特性を測定。
貴重な、古い蓄音機の試聴。