自慢大会に出品された二台の直熱三極管アンプに注目していました。過去二回の審査委員賞受賞作はいずれも直熱三極管のアンプだったからです。今回の二台の直熱三極管アンプについて、会場で拝見した回路図などをもとに簡単な比較表を作ってみました(記憶間違いがありましたら訂正してください)。............... 安江アンプ................. 高柳アンプ ----------- ----------------------........ ------------------------------出力管: SV811−3(μ=3) 812A(μ=29)バイアス: 固定バイアス カソードバイアスB電圧: 500Vくらい?? 360V出力トランス: ソフトン タンゴ XE20ドライブ方式: トランス カソードチョーク初段方式: 三極管シングル 三極管SRPPNFB あり あり(5dB)
そーですか。それは、面白いことですね。偶然ですかね。
私の名前が出ているので、あつかましくも突然お邪魔して失礼します。・バイアスは+22Vの固定バイアスです。・ドライブ方式はカソードフォロアです。普通とちょっと異なるのはドライバーの6EW7のカソードにチョークをぶら下げていることです。これでマイナス電源を使わないで812AのGのプラス領域マイナス領域の両方をドライブできるようにしています。特徴は信号の通る経路に出力トランス以外のインダクタンスが入って居ないので、非常に広帯域(10Hz〜105KHz±3dB)と低歪と高出力を同時に達成できたと言うことです。カソードチョークはDCRは数百オームですが、ACRは数十キロオームになっているはずです。同一回路は8012、VT−25(10)、809と最後が出品した812Aです。811Aでもなりますが、実質的にダイナミックカップリングと同じような動作になります。それでもカソードチョークを入れて置いた方が、動作が安定するようです。812Aで音が出るようになったのは12月の中ごろですが、大橋さんのお勧めで出品することにして、電源を別のシャーシに乗っていたものを慌てて一つに纏めて、締め切りの1月20日に漸くシャーシ加工を終えて、この時点では中は未だ空でした。ページは未だ作りかけですが:http://www.asahi-net.or.jp/~zh7y-tkyn/812A.htm