暮のお寺大会に向けて、イコライザーアンプを作っています。今回は、保管してあるLPを聴くため球で作っています。石のものはありますが、これは音がいまひとつなので、昔作ったのを思い出しながら、あらためて作り直しました。手持ちの部品を活用し、購入したのは球のシールドつきソケット2個のみです。したがって音響用などの特別な部品を使っていませんが嘗て買ったものは投入しましたので、玉石混交と成っています。回路はSRPPで、NFなしのCR型です。SRPPについてはMJやラ技のバックナンバーを調べなおしました。理屈から云ってSRPPがPP動作するのは一定の負荷抵抗の場合のみなので、イコライザーのようなインピーダンスが変動する場合、どう考えるか興味のあるところです。CRイコライザの素子のインピーダンスは低い方がノイズの点でも有利であり、出力インピーダンスの低いSRPPはうってつけです。高音域のインピーダンスが初段SRPPのPP動作に近くなるよう設計してみました。まだ調整も測定もしておりませんが、これはLPを聴きなおすに値する音のようです。K117一個のゼロバイアスによるヘッドアンプ(デノンDL103用)付きです。
部品配置と、配線の苦労のあとが見えますね。黒のケースがいい感じに仕上がっています。お寺大会で、聞かせてください。