デカイこのトランス。死なないようにしよう。
トランス自体で50〜60Hz程度変化しても変わりはないだろう。なのに、名盤には50Hz用、60Hz用と区別されている。なにが違うのだろう???
写真のトランスはネオンサインに使う高圧トランスですか?以前9KVの高圧トランスの特性を調べた時には50HZと60HZの変化では一次電流などが結構変化しましたのでその辺の事情で区別されてるのだと思いますよ。高圧回路は事故が起きると大事故になりますので高圧トランスは手元にありますが、私の場合怖くておもちゃは作れないでいます。
ネオンサイントランス=NSTです。結構、各HPで怪し気な実験がでてますね。9kV、フライバックなんてのもあるようです。当方が入手したのは、純粋なというより単なる巻線トランスです。100Vから15kVなので1:150ですか。構造は100Wの割には大きいです。絶縁ピッチで大きめになっているのか、リーケージコアで横長になってしまったのか、なかなかの重量です。50Hz、60Hzのわずか20%ほどの変化で特性が変わるものでしょうか。レシップ社に質問してみました。まさか、共振させてるとは思えないのですが???(共振にしてもこの周波数ではQは0.001????)
確かに高周波になるほどトランスコアは小型ですむ。磁束密度から言って、低周波用を高周波用に使うことはできるが、高周波用を低周波用に使うと最大磁束密度オーバか。(単に50Hzと60Hzとの比較)でも、一般的な電源トランスでは50Hzも60Hzもなのでだが。
L社からも同様の回答が来ました。良く使うトランスの式: VLrms = 4.44・S・Bm・f・N から Bm=VLrms/4.44(S・N・F) 60Hz用でBmが成立しているところ、50HzとするとBmがオーバするといいうことらしいです。家電用の電源トランスなんて、どーてことないのに。業務用や工場用の仕様はきっちりできてるということかもしれません。かえって家電用電源トランスの方が余裕ある仕様表示と言えるのかも知れません。
http://www.daihendds.com/qa/qa02_answer26.html
確かに航空機のゼネレータは、耐久性からACで、より高周波だろう。効率というと電力効率かな。でも鉄損、銅損を考えると50HZ、60Hz、400Hzはさほど変わりないような気がする。それよりむしろ、インダクタンス関係から、高周波のほうが低インダクタンスでよく小型軽量化できそう。励磁インダクタンス?(SMPSからの連想)機構的には、ガスタービン(ジェット)エンジンが6万rmp、これをギアで減速する機械ロスだが50Hzと400Hz一桁違う程度かな。鉄コア自体はは、どちらもオーディオ帯でフラットなんだけど。
また暑くなりました。航空機の電源の400Hzの例と同様に、船舶用電源にもあったみたいです。大昔某社で使っていた輸入某社コンピュータはロータリコンバータ(MG)で 6相!の400Hz で MG が小型、動作用の直流電源は小C小Lで楽、軽量だったみたい。