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集合写真 皆さんお疲れ様でした。

チューブ(中部)アンプ大会 報告

 7月8日、豊橋で「手作りアンプの会」中部地区メンバーによる試聴会が開催されました。参加メンバーは6人でした。関東以外での試聴会は今回で2回目です。(去年九州で1回)第一回は牧原さんのお宅のリスニングルームをお借りしました。
 当日、前の晩に台風が関東をかすめた影響で私と宇田さんは予定より遅れて到着となりました。

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新横浜(左)は雨でした。豊橋(右)に着くと快晴でした

 参加したアンプは11台で超3を始め全段差動PPなどいろいろな種類のアンプの登場となりました。今回は準備期間も短かった事からテーマ等は決めず、各人思い思いのCDをかける事となりました。

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送りだしはDATのDAC(改造版)を使用。 試聴に使用したSP。手前の黒い箱。

牧原さんのシステムは自作と市販の物に手を加える方法で、チューニングしています。細かいところまで厳密に追求した結果と思います。今回送り出しにはDAT用のデッキのDACを使用しました。詳しくは伺いませんでしたが、いろいろと改造がされている事と思います。細かいデータを取った資料を見せていただきました。
音は色付けのない音でアンプの試聴には適した環境でした。


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私のアンプ群です。おなじみなので説明はしません。

コンテストではないので、厳密な基準も設けずに会はスタートしました。SPの能率は86dBとの事でしたが、部屋との相性が良かったのか、意外と良く鳴ります。私は、6360超3と、6BM8超3、QRPアンプの6AS5カソフロ、E90CC全段差動を持ち込みました。ところが、なぜか球が足りません。急いで詰め込んだ為に何本か忘れてきたようです。(アホです)それでもE90CCなどはモノラルで聞きました。皆さん、準備は早めにきちんとしましょう。SPが低能率でも部屋とのマッチングが良いため意外と鳴るのには驚きでした。それから、和室は敬遠されがちですが鳴らし方によっては良いですね。じっくりと細かいところまで聞くには最適かと思います。

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山田さんのアンプです。左は1619超3、右は2万円アンプと元祖アンプ。

山田さんの2万円アンプを聞く事ができました。大した実力を持っています。山田さん、「私は初心者」とおっしゃっていましたが、ほんとですか?この2万円アンプが初心者用として紹介されいるのですから、何とも凄いですね。小さなトタンの米びつに入っているのですが、良い感じです。前回の元祖柿の種にも驚きましたが、今回も良いですね。
1619アンプは良く鳴ります。宇田さんの1619とも共通した音色を持っているようです。

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2万円アンプの中身です

小川さんは全段差動PPとクラスDのアンプを出されていました。クラスDアンプですが非常に小型です。別名「銀狐」です。クリアな音です。パワーも十分あり、しかも発熱はほとんどありません。夏向きですね。しかし、小川さん曰く「なんか騙されているような鳴り方」とのことです。たしかに、そんな感じがします。
黒塗りの全段差動アンプは、前回の私の自宅でのミニコンサートで初お目見えしたものです。その後、NFはプレートからになっているそうです。このアンプに関してはくどくど説明は不要かと思います。

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小川さんの全段差動PPとクラスDアンプ。

さて、真打登場と言うわけで、宇田さんのアンプです。写真は6AS5超3です。宇田さん、流石に良く鳴ります。30A5はやはり良いですね。(写真落としました。すいません)30A5と言うとラジオ用と馬鹿にされますが、一度試してみる価値はあります。後期の球は皆素性が良いと思います。
6AS5超3ですが、こちらも良かったです。私のカソフロと比べるとずいぶんと違います。出力も十分ですし、文句はまず出ないでしょう。次の三土会が楽しみです。

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6AS5超3です。30A5の写真取り損ねました。

最後にじっくりと牧原さんのメインシステムを聞かせていただきました。細かいところまで神経を使った音作りです。繊細でしっかりした力強い音です。牧原さんは昔真空管のOTLもたくさん作られています。奥のほうに何台かしまってありました。現在は主にトランジスタのアンプがメインになっています。
その他、生録をかなりやられるそうです。幾つか聞かせていただきました。マイクアンプ等も自作でやられています。生録を奨めていらっしゃいました。耳を鍛えるのにも役立ちますし、市販のCDでは獲られない新鮮な音を聞く事ができます。
今年、ホームページを持たれる予定だそうです。このスペースでは紹介しきれないので、ホームページの開設を待ちましょう。
牧原さん、ホームページの立ち上げを楽しみにしています。

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牧原さんのメインシステム

番外編です。
牧原さんから、CDを紹介されました。KABUKIという題名です。内容は歌舞伎の録音です。この、録音はなかなか凄いです。邦楽は敬遠されがちですが、一聴の価値があります。鼓等の立ち上がりは凄まじく、私もテスト用として推薦します。これを再生できるようですと、そのセットはかなり高いクオリティを持っていると思います。収録時にほとんど細工はしていないようです。
とかく、洋楽に走りがちですが邦楽も楽しめると思いました。お勧めの一枚です。

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このジャケットです。探してみてください。

2k0711 田村