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<手作り真空管アンプのページ>に対する私のコメントです。
<手作り真空管アンプのページ>のご返事
私にはリニアライザの正体がよく解らないのですが、動作原理の説明をしていただけますか。
----<手作り真空管アンプのページ>のご返事
私としては未だ納得いかない点が多々あります。リニアライザが歪み率低減に効果があることを証明できるような、歪み率を測定したデーターを提示して頂ければ、その時は自分の慢心を悔い改める覚悟があります。
データーを採る段階で何の効果もないことが証明されるのではないかと懸念されますが、そうであっても失望することなく、空論から地に足の着いた理論へ踏み出す足掛かりが得られることを願います。98/6/09
測定回路を見ると出力トランス1次側の0を通常は電源側に接続するのに対して逆に出力管のプレートに接続しているために、出力が反転して波形の下半部がカットオフ側となっているのですね。
リニアライザ無しとリニアライザ有りの波形の違いの原因が6X4の逆2乗特性によるものという根拠はどこにあるのでしょうか、リニアライザ有りの波形の方では6X4によって出力管にかかる実質的な電源電圧が低下したために、カットオフポイントが移動してより大きくクリップしていると見ることもできます。
B電源-出力管プレート間の波形と6X4のプレート-カソード間の直流電圧も含めた波形を同時観測できれば動作状況が見えると思います。98/6/10
Spiceのシミュレーションについては、出力は出力管のプレート-カソード間ではなく、負荷である10kΩ両端に発生するので、リニアライザ無しの場合はV(R6:1)から電池の直流電圧2Vを差し引くことで得られ、波形は変わりませんが、リニアライザ有りの場合は、V(R4:1)からV(D3:2)を差し引くことで、波形はリニアライザ無しの場合と同じようになります。
シングルアンプの出力トランスと電源の間に入れるダイオードによって逆流を阻止するとありますが、シングルアンプの電源電流はバイアス電流(アイドリング電流)を中心に増減するだけで、出力がクリップしない限りダイオードに逆方向電圧が発生する可能性はないのでは? 従って逆流阻止という効果も発生しないのではないでしょうか、
----<手作り真空管アンプのページ>のご返事
これも困りました。私にはさっぱり理解できません。ネットで広く問いかけて他のコメントできる人が出てきたら、バトンを譲りたいと思います。
これはユニークな発想だと思います。
しかし、あらゆる周波数で位相を90度進めるとは具体的にどのようなことをするのか、それによって、果たしてゼロクロスポイントで最大出力となるのだろうか、
ゼロクロスポイントでの負荷が、定電圧駆動の場合は最小に、定電流駆動の場合は最大になれば、その時最大出力が発生すると考えられますが、それでスピーカーの動きはどうなるのか、イメージできる説明をお願いします。
私の貧困なイメージでは、コーンスピーカーであるならば、振動板はゼロクロスポイントでエネルギーを吸収して、そのエネルギーで振れるだけ振れて戻ってくるという感じにしかなりませんが、たとえるなら糸に吊るしたピンポン玉を爪ではじく感じです。
それよりもそのピンポン玉を指で持って揺する方が良いと考えるようではよい音は出せないということですか、・・・もしかしたら、そうなのかも知れない!
今後の展開を期待します。
これも鋭いとらえ方の概念です。
私のぶっ飛び解釈ですが、たとえるなら、全てを一様に表現するが拡大すると粒子が見えてくるビットマップデーターと、整理された大まかな表現だがいくら拡大しても荒れないベクターデーターの違いか。
マイクロフォンは音の速度あるいは圧力に応じた電圧を出力しているので、この段階では位置情報に過ぎないのか、
マイクロフォンは音の位置情報を検出しているわけではないから、どうなんだ?
そういえば音の位置情報や加速度情報を検出するマイクロフォンはこれまでなかったような気がする。これを発明すれば特許で大儲けできるかも、
加速度センサーも位置センサーも既に存在するから、それを応用すればすぐにも作れそうだ。マイクロフォンの振動板にレーザー光線を当ててその反射光のあたる位置に光センサーを並べてデジタルデーターで位置情報を取り出す、デジタルマイクロフォンだ。
デジタルデーターはコンピューターで処理しやすい。位置情報に時間情報を加えれは速度情報が得られ、その速度変化を時間軸で見れば加速度情報となる。
これはCV18を用いたグリッド接地回路による出力段を、6080を用いた強力なカソードフォロワで電圧ドライブする回路です。
異なる管種による差動回路の共通カソードにチョークコイルを用いて、タップダウンによって差動バランスを調整した回路と捉えればよいでしょうか。
宇多式差動回路 電圧ドライブ
カスコード回路 電流ドライブ グリッド接地回路のドライブにはカソード接地回路を用いて電流ドライブする、いわゆるカスコード回路がありますが、カスコード回路はカソード接地回路の特性がグリッド接地回路の動作を支配してしまうために、グリッド接地回路に用いる真空管の個性が発揮されません。また出力インピーダンスが高いのでNFBを併用しないとスピーカーを鳴らせるだけのダンピングファクターが得られません。
しかし電圧ドライブによるグリッド接地回路では、グリッド接地回路に用いる真空管の特性が活かされるため、そこにプレート抵抗の低い3極管を用いればNFB無しでスピーカーを駆動することができます。グリッド接地回路では、プレート-カソード間の電圧変化と、カソード-グリッド間の電圧変化すなわちドライブ電圧とが加算されて出力電圧となりますから、カソード接地回路のようにドライブ電力がグリッド側で無駄に消えてしまう方式に比べると、効率的によい回路方式です。
従ってグリッドバイアスが深くて大きなドライブ電圧の要するμの低い出力管を用いた方が見かけの出力が増えることになります。普通は差動回路の共通カソードに定電流源が使われますが、定電流源によって動作電流の最大値が制限されてS字カーブの特性となり頭打形の3次歪みを発生します。しかしこのアンプのようにチョークコイルを用いるとそうした電流制限が作用しないのでパワーアンプには打って付けの上手い方法です。
ところで、このような電流制限のない差動回路はコンプリメンタリー素子を用いて構成するとシンプルにできます。ご参考までに3極管のカソードとPchMOS-FETのソースとを接続したコンプリメンタリー差動回路を示します。私のコメントは質問というより、的外れを承知で思い付いたことを書いたので、面と向かった答えは求めていません。創造的に次のステップへ進むきっかけになれば幸いです。などと偉そうな前置きをして、本回路からの思い付きでプッシュプル回路の共通カソードにチョークコイルを入れてはどうかと宇多さんに提案したら、宇多さんから位相反転回路のないA1級プッシュプル回路と、位相反転回路後のA1級プッシュプル回路およびAB1級/AB2級プッシュプル回路について考察をいただきました。
シングルドライブPP回路 プッシュプルドライブPP回路 それについての私の見解です。どちらもA級でなければ動作しない回路であることは確かです。
シングルドライブではカソード-アース間に入力電圧の1/2が発生しますが、チョークコイルのインピーダンスが十分に高ければチョークコイルにAC電流は流れないので、上下出力管のプレート電流は対称に変化します。
プレート-カソード間の電圧は入力電圧の1/2だけアンバランスになりますが、それはグリッド-カソード間の電圧が上下非対称になることで補正され、その分だけカソード-アース間の電圧が入力電圧の1/2に対してずれを発生します。プッシュプルドライブではドライブ電圧の対称性と上下出力管の特性が揃っている場合には、カソード-アース間の電圧が変化しないのでチョークコイルは不要ですが、どれかにアンバランスがある場合には、シングルドライブと同じようにカソード-アース間の電圧がアンバランスの差分の1/2だけ変化を生じて、上下出力管のプレート電流の変化が対称になります。
チョークコイルのない回路ではA級からB級に動作点が移行しても動作できるのに対して、チョークコイルがあると、上下出力管の一方がカットオフした時点で出力電流が頭打ちとなり、クリップ歪みを発生します。要するにチョークコイルによってカソードをアースから切り放すことにより、上下出力管は完全に結合された一体の差動素子になるのです。
唐突な意見で困惑させてしまったらすみません。何か閃くことがあったらホームページの内容を膨らますことにお役立てください。