(867)06/22_14:16
打ち消しダイオード (うーだ@茨城)
satake さん今日は
実は相当以前に 1N5823 が入手できなくなり、帰還管と同じユニットの二極管接続などを挿入してみたり、1N4007 を複数使ったりして代用したりトライもしましたが、あまり効果がハッキリしませんでした。 別途に終段にも(ストッピング・ダィオード兼で)挿入したこともあありました。
この種の非直線性どうしの打ち消し合い方式では、限られた振幅範囲で有効とも考えられるので、2001年辺りからは確実な終段 P から初段 K/E/S に掛ける所謂 P-K NFB 併用にて乗り換えてしまいました。
(868)06/23_03:42
P-K NFB (satake@NC)
うーだ様
有難うございます。やっと、いきさつがわかりました。実は、P-K NFBについても、何を狙っているのか知りたかったのです。P-K NFBの帰還素子に、定電流ダイオードを使ったり、FETの定電流接続を使ったり、いくつかの例がありますが、単に抵抗ではいけないのでしょうか?初段の5極管は3次歪が主体ですが、帰還素子にFETの特性が(2乗特性?)を使うのはどんな狙いがあるのでしょうか?それとも逆方向電流の阻止とかの狙いがあるのでしょうか?
いろいろ聞いてばかりですみません。
トランスレスの超三結の音のよさに惚れ惚れとしています。でも300Bのまろやかな二次歪とはちょっと違う感じです。このNFBで3次歪が消えて、二次歪がより多く出るのでしょうか?
(869)06/23_09:21
いろいろやって・・・ (うーだ@茨城)
リニアライザ・・・例えば 12BH7A がそのように意識的に作られているとの説があり、伝統回路の終段ドライバーに賞用されたようです。 ある人が 1N5823 を実験的に見つけ推奨しました。 私もいろいろ試したけど決定打には至らず、また終段に対しても色々やって「ストッピング・ダイオード効果」の発見となりました。 いまにして思えば、STC V1 では深い NFB の効果にて、リニアライザ効果がマスクされていたのでしょう。 無帰還環境にて確認すべきだったのですね。
一方 P-K NFB は STC V3 の流れでもあり、聴感効果があって取り入れました。 さらにカソードフォロワにて終段 P-G 帰還する Semi-STC 回路では、初段が「裸」なので、P-K NFB は必須でした。 帰還素子の「色付け」にて効果を模索した時期がありました。 しかし数年して抵抗オンリーになりました。
STC/-Semi は二次歪みが多いことは有名のようです。 三次以上も少なくないでしょう。 しかし実際には、フルパワーの 1/10 程度の常用出力では THD=1% 未満で検知域以下、実用的には問題ありません。 それを気にしたり音を聴かずに歪み率カーブだけ見て逃げ出す人もいるでしょう。
実際には出力〜歪み率カーブに周波数依存性がない・・・100/1k/10k ともに同じカーブでピッタリと重なっているのでビックリしました。 これはおそらく一次側の局所帰還によるメリットでしょう。 オーバーオール NFB では出力〜歪み率に周波数特性があり100/1k/10k は別々のカーブ、この差が音質差となる可能性があります。
300B との差は・・・まず上記のカーブの違いが関係するでしょう。 さらに負荷と出力の関係において、伝統回路ではスピーカのインピーダンスが上がるミスマッチで出力低下だけど、超三結ではむしろ下がった部分で常時ミスマッチ、上がるとマッチして出力増加する、などの差が想定されます。
最近、帰還管のカソード電流でパワー Tr をドライブし、そのコレクタと帰還管のプレートを接続した「球石ダーリントン」=球リントン回路による SEPP/OTL が何とか動きました。 STC の特徴を残した音質です。 終段差動 STC アンプは出力トランスが重コストと重量、球石 OTL ならヒートシンク/冷却ファンで安く軽いです。
(870)06/23_10:57
無題 (satake@NC)
うーだ様
早速のご教授を頂き有難うございます。抵抗によるP−K帰還で音の変化を確認してみたいと思います。完成したら、報告させていただきます。
(857)06/06_20:08
すみません (nakayama(岡崎))
データをつけるとやっぱりスレッドが変わってしまいますね。