(1071)02/15_10:08
一段と完成度が (宇多@茨城)
安保さん こんにちわ 一段と完成度が上がりました。
● 電圧帰還管の選択・・・回路名称の件等
1.「C/R 結合V1」は直結V1 の C/R 結合版、安保さんの回路が該当です。
▲「P-G NFB 併用カソフォロ・ドライブ回路」は部分的な超三結回路であり
NFB 信号は帰還段=カソフォロにのみに配分、V1 等と区別のため (勝手に)
「準超三結」と命名しました。 別途に電圧増幅段を設けます。
▲「P-G NFB 併用 SRPP ドライブ回路」は「超三結効果」が少なく
「類似回路」とし超三結のカテゴリ外としました。 双三極管 SRPP
の P-G NFB 併用を超三結と混同する例があり、区別する目的もありました。
2.帰還管の変更・・・DF 変化なしは、FET + 三極管 GG の安定度が高く影響
を受けにくいためかと思います。 直結では要素が多くよく判らないです。
● 五極管による初段
FET + 三極管 GG によるカスコード・アンプは私も何例かトライしました。
確かに FET 一発では電圧余裕等が少なく、直結では出力段 K のカサ上げ
電圧を低くすれぱ設定範囲が狭く、しかも調整時に壊しかねない等問題です。
直結V1 の場合は初段故障時の保護回路を、調整ミスも含めて追加しましたが。
● ダイオードの効果・・・スイッチで実時間比較する方もおられます。
P 回路・・・廉価品 OPT に効果があるみたい。 過渡的な信号時に差かも。
SG 回路・・・ビーム管は効きにくいみたいで、電極構造等も関係するかも。
● 初段 FETのソースのパスコン
五極管も同じで、初段の定電流性確保のため電流帰還とする場合 R のみです。
私は低域を抑制し、直結V1の動作点調整が円滑になるので入れています。
定電流性が落ちても帰還段との適正インピーダンス配分ができればOKかと。
● 五極管の SG 電圧
OPT による P 電圧の降下と合わせたり、水平偏向出力管の SG 電圧調整用
ブリーダ・ドロッパを挿入します。 100uF 位でグランドまたはカソード
に落としてみたら如何でしょう。
(1072)02/15_11:24
迅速なご返信ありがとうございます。 (abo@尾道)
宇多さん、こんにちは。迅速なご返信ありがとうございます。
● 電圧帰還管の選択・・・回路名称の件等
この回路は「C/R 結合V1」ということ了解です。
「帰還管の変更・・・DF 変化なし」は私も良く分かりませんが、
C/R 結合の470KΩのグリッドリークの影響は無いと考えています。
● 五極管による初段
> 直結V1 の場合は初段故障時の保護回路を、調整ミスも含めて追加しましたが。
この回路は高耐圧定電流回路と同じ原理で保護します。
しかもこの高耐圧定電流回路は「定電流回路の内部抵抗は元の定電流ダイオードの内部抵抗のμ倍になり、これはちょっとやそっとでは得られないくらい高い値になります。」との優位を持っています。
● ダイオードの効果・・・スイッチで実時間比較する方もおられます。
> P 回路・・・廉価品 OPT に効果があるみたい。 過渡的な信号時に差かも。
> SG 回路・・・ビーム管は効きにくいみたいで、電極構造等も関係するかも。
う〜ん、高価なファーストリカバリーDiですか...、このダイオード効果が分かる方は素晴らしい感性をお持ちですね。
低音命の私では当面無理ですので(笑)、保留とさせて頂きます。
● 初段 FETのソースのパスコン
> 五極管も同じで、初段の定電流性確保のため電流帰還とする場合 R のみです。
> 私は低域を抑制し、直結V1の動作点調整が円滑になるので入れています。
定電流性が落ちるということ了解です。
● 五極管の SG 電圧
> 100uF 位でグランドまたはカソードに落としてみたら如何でしょう。
電圧をPより50V下げ8.2kの終端についている22uFでグランドに落としましたが低音の迫力が減少します。
歪特性・入出力特性が一段落してから100uFで実験してみます。
※今後について
1.アンプゲインの向上
現行の4倍では不足し過ぎですよね。±電源とOPアンプを使えば簡単ですが、それでは芸が無いので...
2.大出力の歪率改善
現行の回路では入力信号が大きな電圧でマイナス側になったとき電圧電流変換回路の直線性が悪くなります。アンプゲイン不足も含めて何とかしたいと考えております。
3.MC-10T(EL34B/PP)の超三結化
実はBOYUU EL34B(日本仕様)の音が余りにも酷かったのでこれも追加購入しました。
真空管アンプの性能としては普通?であり何も不満はありませんが、このEL34Bシングル超三結化の音を聴くとMC-10Tも改造してみたいと思っています。
ただ、改造が大掛かりになり大変なので二の足を踏む?かも知れません...(汗)
(1074)02/16_01:42
ご検討余地 (宇多@茨城)
安保さん こんにちわ 以下、見当違いにはご容赦のほどを。
1.ゲイン不足
帰還管のカソード抵抗 Rk が過小かも。 直結では 4.7k~8.2k 辺りです。
2.大出力の歪率改善
下の 12AX7/2 GG が Ek=Eg とゼロ・バイアス状態・・・見直し要か。
(1) 帰還管のカソード抵抗を増やすと、下の GG の動作電圧が下がりますが、
(2) FET のバイアスR調整、および/または GG のグリッド電位を
ポテンショ加減に時定数を加え、最適化すると良いかもしれません。
(1076)02/16_07:17
ゲイン不足の要因 (abo@尾道)
宇多さん、おはようございます。
帰還管のカソード抵抗がゲイン不足の要因ですが、現在のFET電流で4.7kにするとロー電圧側で飽和するので不可です。
FET電流を少なくするにはFETのソース抵抗を大きくするかIDSSの小さいものにする必要がありますが、
大出力の歪率との関係もありゲインを上手く上げることができません。
これが、FETの初段で(残念ながら選択範囲はあまり広くは無いように見えます...)の意味です。
(1063)02/10_23:03
うーん、亜流は・・・ (宇多@茨城)
安保さん みなさん こんにちわ 超三結へのアプローチ大歓迎です。
(1) ファイナルは五極管接続がよろしいです。 UL では別の球みたいです。
(2) 純V1 ・・・直結はかなり安定で、やってみる価値が十分あります。
帰還管による P-G NFB の他に、初段にも NFB が掛かかります。
C/R 結合では、グリッドリークがこの NFB 効果を半減するみたいです。
(3) 純V1 では初段は五極管または FET/BJT 一発とし、動作点調整します。
(4) 電圧帰還管は 12AX7 がおとなしく、AT7 は固め(制動がやや過剰)、
AU7 はさらに固めながら、直結の場合は動作点調整が困難です。
・・・帰還管と初段への NFB 量と配分が変って DF に影響します。
(5) 騙されたつもりで・・・ダイオードを P/SG に直列に挿入すると超三結に
限らず、いろいろな条件により音質的に効果がある場合があるようです。
電源はCをモリモリすると、その効果が顕著になるようです。