入出力特性です。入力電圧(db/V) と出力(W, 対数尺) の関係が直線域の上端で鈍化するクリッピング・レベルがありません。これは「入力信号が大きな電圧でマイナス側になったとき電圧電流変換回路の直線性が悪くなります。」の影響だと思われます。最大出力は率特性曲線が急激に悪化する点から見ますと100Hは約3.5W、1kHzは4Wと10kHzは5Wになります。ということで、BOYUU EL34B(日本仕様)を超三結EL34BシングルV1(C/R結合)に改造したときの最大出力は3Wということになります。【訂正事項】回路図には「本アンプで出力5W(THD7%)を出すには1.6Vrmsの入力が必要。」と記載していますが、2.3Vrmsの入力が必要に訂正します。因みに、「本アンプで最大出力3W(THD1%/1kHz)を出すには1.4Vrmsの入力が必要。」になります。
入出力のXY軸が逆ですよね。見間違いました。(汗)1kHzでは4W位のところでクリッピングしています。