次のような回路で6BM8超三差動PPを組んだのですが?http://www.tezukuri-amp.org/bunkakai/tube/bbs-stc/img-box/img20080306012230.doc一見ちゃんと動作しるようなので、メインのシステムとして使用していました。が、その後、長時間(12時間以上)使用しているとブーンという発振?をします。一旦、電源を切り暫く(5〜10分)して電源を入れると、安定しています。2SK30のゲートに、1kΩを入れてみたのですが、影響ないようです。発振中は、誘導ハムを拾いやすい状態になるようで隣に置いてある300BPPの電源をONにするとブーンと音がします。安物のデジタル・テスターとオシロ・スコープしか持っていないのですが、何をチェックすれば良いのか途方にくれております。是非ご教授を御願いいたします。
こんにちわ。 本当に発振なのか、それとも何処かバランスが崩れて「ブーン」なのか不明です。 信号入力端子をショートしたのか、そのままかでも異なります。 (1) 長時間では、温度上昇による素子の動作点への影響が考えられます。 その状態で調整を取り直したり、ドライヤーで素子を狙って煽ったり冷やしたりして、状態が変るならほぼあたりです。(2) 脇の 300B アンプ on でブーンは、AC ライン電圧変動の影響みたいですが、別系統のコンセント等で on して確かめます。 「ブーン」のとき信号を入れずに、出力端のノイズ電圧、その波形(オシロで)、および回路各ポイントの DC 電圧が、正常の場合とどのように異なっているかを当ってみれば、原因箇所が判るかもしれません。 もし発振なら、長波〜短波〜FM受信機で検出できるかもしれません。
うーだ@茨城さんありがとうございます。言われてみれば、確かにこのアンプは出力段のカソード電位の変動が大きく時間が経つとカソード電位が下がる(P-K間電圧が上昇)する傾向にあります。ブーンという音もハム音に近く、変だなと思っていました。さっそく調べてみたいと思います。
うーだ@茨城さん、ご教授ありがとうございました。確認してみました。おそらく、ご指摘のとおりだと思います。終段のカソード電位が25Vを切ると怪しくなり、23V位になると現象が確認できました。まだ良く理解は出来ていないのですが、終段が差動になっているため、電源電圧の変動(+真空管が温まってP-K間の電圧が上昇)がモロに終段のカソード電位の変動に現れ、グリッド電位=帰還管の過疎度電位が追従=2SK30のドレインの電位が追従して動作点が定まらなくなる。といった感じなのでしょうか?とりあえず、終段のカソード電位を5Vほどあげて調整し、様子を見てみようかなと思っています。もしかしたら、基本的に回路を見直したほうが良いのでしょうか?もし、良い方法があれば、教えていただければ幸いです。
動作による(匡体等の)温度上昇が、主に半導体の動作点に影響した可能性があります。 異常まで 12時間、放熱には相当配慮された筈で、配置および取り付け方法の関係でユックリ暖まったのか?・・・なんとも言えません。終段バイアスの変動に関係する回路の各ポイントの電圧を、コールドスタートから「ブーン」まで温度変化と一緒にプロットして、何処がどのように変動しているかを把握し、その防止策または影響軽減策をとることになります。動作点調整はウォームアップした時点で行います。 (影響する素子は熱源に接近させて積極的に暖め、短時間に安定化させる方法もありましょう。) 回路の見直し・・・まずこのアンプをもっと追究され、他にもいろいろご経験なさってからでよろしいのでは、と存じます。
うーだ@茨城さん何時も、ありがとうございます。お陰様であの後(終段のカソード電位を5V上げて以降)、現象は起こっておりません。が、終段のカソード電位とグリッド電位をいつでもケースの外側から確認できるように、端子を付けようと思っています。確かにおっしゃる通りですね!回路の動作をよく理解して作らないと、このような事になるという、良い見本では?と思っています。音は大変気に入っていますので、初めてにしては上出来かなと思っているのですが、次は、もう少しこのアンプを研究してからにしようかな?と考えています。