みなさん、こんにちは。大阪熊取の村嶋です。前回の3A5PPアンプを載せたのが3月4日でしたのでもう2ヶ月以上もご無沙汰です。この間に3A5PPアンプを3台追加しましたので載せてみます。 写真でおわかりのように説明のため番号を振ってみました。@がNo.649で載せました単一電池で動作させるアンプで、全体は写っておりませんが大きさの比較で置いてみました。Aのアンプは以前韓国のソウルで買ってきた高麗人参のエキスの瓶詰めを入れていた木の箱のフタをシャーシとして使ったもので、大きさは55×55×14mmで、電源DC3Vは外部から供給します。 Bのアンプは、Aのアンプの結果が良くDC3Vで動作するなら単三電池2本が使えるということで、単三電池のホルダー(58×28×17mm)にアンプを組んであります。なかなか小さくて気に入っていたのですが、更に小さくならないかというのでCのアンプを作りました。当然電源の電池は外付けです。小さくする手段として3A5のソケットを直接OPTにハンダ付けし、そのQPTをこれまたDC−DCコンバターにハンダ付けして取付けてあります。かなり無理に押し込めた形ですので、配線がとてもやり難いものでした(老眼にはツライ!)。でも出来上がって、こんなに小さいのにPPステレオとはご機嫌です。ちなみに大きさは幅35mm、奥行き38mm、ソケットまでの高さ45mm3A5を含めると90mmとなり、少しバランスが悪いようです。そしてあまりにも軽いので、どうしても入出力用のケーブルの重さに負けて倒れてしまいます(そこがカワイイ!)。で、これらのアンプの音ですが、回路は全て同じですので、アンプでの違いはあまり感じられません。でもその大きさからイメージする鳴り方とはちょっと違い、意外と低音が強調されて出てきます。 まあ吹けば飛ぶようなアンプですが面白いものです。このアンプらは既に関西の例会で披露してその音を聴いて頂いております。
音はともかく姿がいい(中島正之助風)。誰でもピカソとか応募されてはいかが。
このアンプのスタイルがお気に召されたようで恐縮です。ところで、音はともかくとありましたので、これは多分アンプの小ささからくるイメージからかと思います。しかし、なかなか特性は侮れません。確かにトランジスターで丁度3A5にP−G帰還を掛けてありますので出力はTHD=10%で3.5mWととても小さいです。しかしレスポンスは−3dBで45Hz〜77KHzとても広いものですから高効率のSPではこの良さが十分に感じられます。よって音のイメージはこの大きさ以上であると言えますのでQRPアンプというのはとても楽しいと言えます。