OPアンプで、正転、反転同一のゲインならば、どちらが広帯域か???=>回答は、正転アンプの方が高帯域になる。理由は帰還率が、正転アンプ方が大きいから。
なぜ帰還率が、正転アンプ方が大きいのですか。また、この実験のシュミレーションにおけるR1は1KΩですか。だとしたら非反転アンプのゲインは2倍になりますよ。
見元さん、お久しぶりです。R1=1T(tera)Ω=∞Ωです。ですので上部、正転アンプのゲイン=+1です。出力はCで、グラフはDB(4)です。シミュレーションでは1Tを良く使います。帰還率ですが、上部、正転アンプ β=R1/(R1+R2)=1下部、反転アンプ β=R3/(R3+R4)=0.5 です。正転アンプの方が、βは大きいです。従ってβが大きいほうが帯域は広いです。
これだと両者のゲインが違いますので帯域も変わります。ゲインを同じにしてもう一度比較してみてはどうでしょうか。 反転アンプのR4を2kΩにすれば同じ2倍のゲインになると思います。
下部、反転アンプ A=R3/R4=1 です。
両者のゲインは同じですが。上は+1、下は−1です。入力は電圧信号源です。もちろん、帰還方式が違うので+/−端子を入力とするゲインは異なります。だから帰還率が異なり、周波数帯域が異なるのですが。グラフ参照です。
増田です。本記述に間違いはないので信用してください。(数行の説明ではとてもできないので。)日ごろ疑問に思った事項を調べているうちに気付いた事項です。よくOPの利得帯域でボーデ線図上、オープンゲインにクローズゲインを横線引いてその交点が帯域ですと説明がありますが、これって正転アンプのことで、反転アンプではそうはなりません。この辺を明確に説明している文献は余りありません。反転アンプの場合、並列入力帰還なので入力電圧は(1-β)倍、小さくなりその分をボーデ線図上、換算して記載しないと正確な利得帯域が求められません。・・・・結果、同一ゲインならば反転アンプの方が帯域が狭くなります。この辺の解析計算は今更ながらですが、最近話題の?電流帰還OPアンプの利得計算をしていたら、気付いたという次第です。
下部、反転アンプ β=R3/R4=1 です。
見元さん。こんにちは。下部の電圧帰還率β=R3/(R3+R4)が正解です。これは、分配の法則、重ね合せの理(low of superposition) といって電気回路の基本法則なのです。出力電圧Eoと入力電圧Ei、各々独立に考え一方を設定しているときは他方をGNDショートと考えます。
オペアンプの基本法則だからこそ電圧帰還率βはR3/R4が正解です。