MITアンプすっかり忘れてましたが低消費電力の小型アンプを作ろうと、久々に在庫部品で組み上げました。例のスイッチングひずみを取るためにダイオードでバイアスかけたりいろいろしましたが盛大にアイドリング電流を流さないとだめで、結局出力TRのベース間にキャパシタを入れてなんとかしました。でも出てくる音は盛大なスイッチングひずみがあってもなくても変わりありません。摩訶不思議??
大橋さん、こんにちは。MITではスイッチング歪が出ますが、ゼロクロス部分ではないのと、可聴範囲外なので、対策しても音は変わらないと思います。MITの音質はオペアンプが支配的です。高速オペアンプLME49720+カットオフ出力段の私の新型MITでも、0.1μSのスイッチング歪が出ています。これはTrのスイッチング速度レベルです。
身元さんこんばんは。雨で大変ですね。OPアンプはOPA134を使っています。以前にTHS6012を使っていましたが音がいまいちでしたのでOPAにしています。なおベース間キャパシタは0.1μですが発振とスイッチングノイズのはざまで微妙な値です。音に変わりがないのでいっそないほうが精神衛生上いいかもしれません。
雨は大丈夫でしたよ。今回、THS4631も試しました(秋月で売っています)。Webで「ディスクリートを超えるオペアンプはこれだけ」という評判。ヒアリングの印象はすごく良いです。ですが、入力と出力を比較する冶具の結果は残念なものでした。THS4631とOP2604は入力と出力が違うんです。ですが出てくる音は魅力的。悩むとこです。さて、手持ちのオペアンプを全て冶具で確認したところLME49720だけが合格したので採用しました。
電源がスイッチングでしたので、電源トランスを作って±15Vを非安定電源で直接供給できるようにしました。トランスは電源投入時に高い電圧が出るので巻き数を細かく設定したり、最大出力時に電圧低下が少なくなるようにいろいろ工夫してもらいました。結果は低域の量感と安定度が増して音もよくなりました。