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半導体アンプ 分科会掲示板


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出力トランス付きアンプ 潮名誠之 2012/09/19,21:52 No.2453
トランジスタのシングルアンプを試してみました。
パワー段は2SC3840と2SC3447のダーリントン、ドライバーは6EJ7のロフチン・ホワイト型直結アンプです。整流管は6CA4を使いました。
ゲインが高過ぎたためか、動作が不安定だったので、6EJ7のプレート電源をパワー段のコレクタから取るようにしたところ、安定しました。
しかし、このようにするとエミッタフォロワとほぼ等価となるので、お寺アンプには不合格かもしれませんね。
今度はベース接地回路でやってみようと思います。
>> 無題 蝦名@茨城 2012/09/19,22:14 No.2454
回路図を見ないと判断しようがないですが、お寺大会のレギュレーションに収まっていれば大丈夫です。回路図をアップして頂くか、私の所にメールで回路図を送って下されば、回答します。
>> 問題ないです 宇多@茨城 2012/09/20,04:51 No.2457
ダーリントン接続部分を一素子と看做して直結二段アンプ、終段は抵抗と初段による抵抗分割型 C-B NFB (P-G NFB) 構成だから、セーフです。 
R-divided と私が呼んでいる、拙 HP の 2SK3689-01 D-G NFB アンプ同様です。 そして初段負荷を能動素子にすれば超三結アンプになります。 
(10年以上前に、超三結アンプをカソフォロ類似と見立てた方がおられました。)
>> 回路について 潮名誠之 2012/09/20,20:24 No.2458
蝦名さん、宇多さん、コメントありがとうございます。
回路は宇多さんのおっしゃるとおり、超三結アンプの帰還管を抵抗に置き替えたものです。
この形式の増幅回路は、C-B間に信号を入力し、C-E間から出力を取り出しています。
これはコレクタを共通端子とする増幅器、すなわちエミッタフォロワなのですが、通常のエミッタフォロワと異なり、B-E間にドライバー管の内部抵抗がぶら下がっているため、完全なエミッタフォロワ動作にはなりません。

このアンプは2次歪みが大変大きく出ています。
文献によると、Trシングルアンプ(エミッタ接地回路もエミッタフォロワも)の歪みはドライブインピーダンスによって大きく変化するということなので、ドライバー管の負荷をいろいろ変えてみましたが、歪率を下げることができず、結局オーバーオールNFBを併用しています。

ダーリントン接続というのは、考えてみれば歪増大回路なので、シングルには向かないのかもしれません。

ベース接地回路の方が低歪化の期待ができそうなので、目下テストアンプを試作中です。

文献:金田明彦:「最新オーディオDCアンプ」(誠文堂新光社,1988年)
>> うーん< 宇多@茨城 2012/09/20,21:08 No.2459
 たしかに終段の Tr は C-B 間入力だけど、ダーリントン構成を一素子と看做すと、 B-E 間入力の E 共通回路に見えるのです。
 初段の抵抗負荷に生じる信号がダーリントン構成への C-B 間入力に見えるけど、NFB 用の逆相であって、圧縮された初段の P-K 間信号が B-E 間に入力されるから、ダーリントン構成は E 接地になってしまうのです。 
 超三結でも同じことで、終段はカソフォロではないと考えました。
>> 無題 蝦名@茨城 2012/09/21,05:29 No.2460
コレクタ−ベース間の信号帰還のことを言い出すと、全てのトランジスタが交流領域ではCobを介してコレクタ−ベース間の帰還があります。これに厳密な定義を適用して「レギュレーション違反している」と判断することは考えていません。
逆に、このあたりを逃げ道につかう手があるかもしれません。


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