増田です。この回路は単なるvoltage-followerかと。
増田です。おっしゃていることやっと気づきました。MITは出力トランジスタのエミッタ出力=エミッタフォロワですね。当方の記載したuLTCはコレクタ出力です。両者は回路は似ていますが、回路の趣旨はまったく異なります。でも、偶然ですがパッと見、似てますね。偶然でしょうか。
ですが、この回路を単なるボルテージフォロアだと思われますか?人によって考えが違うのでしょうが、私にとって重要なことは、三極管特性の再現や向上ではありません。Trの温度補償をなくし、Trのノンリニアリティをいかに簡単な回路で補正するかなのです。uLTC回路もそうですが、TRをオペアンプのループ内に含め、エミッタに接続されたRの電圧をコントロールするようにNFBをかけています。これによりTrの温度補償を不要にし、Trのノンリニアリティを補正しています。uLTC回路は三極管特性を超えたと言っていますが、uLTC回路はそれよりもっと重要なことを実現してると私は考えてます。
MITでは、バイアス調整不要、温度補償不要、クロスオーバー歪なし(別の所でスイッチング歪みあり)、を実現しました。そして、私のアンプでは上記に、B級だけどもノンカットオフ、リニアリティ向上(TRのVbe特性の影響をなくす)を実現しようとしました。uLTC回路も同じだと思います。以前「uLTC回路は良い回路ですよ」と言ったのはこれらのことをさしてのことです。