ダイアモンドバッファの音がヘッドホンアンプとしてよかったので、これと昇圧トランスを組みあわせ無帰還ヘッドホンアンプを作ってみました。ファイナル段のエミッタ抵抗は2Ωですが、電源電圧が±3Vのため消費電流は±140mAで単一電池で十分ドライブできると思います。トランスは勤め先で作ったものでパーマロイコア600:5K比の代物です。ヘッドホンアンプはもともとポータブルオーディオの音をよくするためにヘッドホンと出力の間に挿入するものですので入力抵抗は600Ωもあれば十分ですので、一次側にはバッファアンプは入れていません。肝心の音ですが奥行きと広がりが感じられます。モニター的なくっきり感はありませんが音楽にゆったりと浸る気分になれました。