4月10日和泉町区民館で大沢さんにお願いしてスピーカユニットの改造方法について実際にユニットを分解しながら1ステップずつ教えていただきました。 当日は10時ごろに徐々に集まり、最終的にはスピーカ改造に8名、見学に4名という盛況になりました。 作業工程は概略次のようになります。
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順を追ってみてゆきましょう。ユニットの外観です。 リード線の半田を外しエッジ、ダンパーを切ります。 コーン紙を使わない場合にはボイスコイルを残しカットします。 残す場合にはエッジ、ダンパーのみを削除します。 |
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ボイスコイルが大きい場合は、ダミーの筒を入れ変形を防ぎます。 |
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ギャップのマスキングテープ張りを忘れないように |
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寸法を測りポンチ用の型紙を作成しています。 ダンバーの取り付け部分の径と幅のリングを作り、120度で分割し、ダンパー糸を掛けるネジの位置出しを行うためです |
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位置出しのあとポンチをうち、タップを立てやすくします。 あとはポンチを目印に下穴を開け、タップを立てます。 鉄粉のゴミが付着するので、ガムテープなどで丁寧に取り除きます。これを怠るとギャップに入って後で大変なのできちんと行います。 |
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タップには頭を取ったネジにナットを3個か、ナットを2個入れたネジを入れます高さはコーン紙がないと決まりませんが、大体10~15mmぐらいでしょうか。 一番下のナットはフレームとネジを固定しますつぎの2つのナットでダンパー糸の固定を行います。 張り方は結構強めてよいようです。コーン紙を乗せた時に、正常の位置より少し下がるくらいでよいようです。 今回はこの辺まででコーン紙の作成や組み立ては次回となりました。 |
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あとはエッジの型紙作りとカットを行いました。 型紙は内側の糊代、たるませた部分を考えたエッジ幅外側の糊代を決め、手もみ和紙を切り出します。 内側の糊代は三角に切り出しアールを取りやすくします。 |
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このときナイフなのではなくスクレーパのような押し切りのようなものの方がカットが楽にいくようです。 今回はこの辺までで、次回のコーン紙作成と全体組み立てで完成になります。 |