逆起電力で閉管共鳴周波数の3倍音や5倍音のインピーダンスが大きくなっているのは振動板が良く動くから?と思うのですが、基音だけがバスレフ空洞共鳴みたいに低音共振周波数Fsを割って入ってインピーダンスが小さくなっているのは振動板が動きにくくなっているからと想像しています。理由が分かりますか?又は想像して欲しいです。
バックロードホーン型シミュレーションや実際のインピーダンスは1m長さのホーンや1m閉管共鳴基音も同様に85Hzで凹むようですが、他の3倍、5倍音など奇数倍音は逆に凸になっています。基音部が凹になる原理は管内の共鳴では理解出来ないのです。スピーカーから出る低音だけが背面から回り込んで振動板振幅を抑えるのではないか?と考えていますが理論計算はどのようになっているのでしょうか?管共鳴の原理を理解するために実験している状況です。なにかヒントでもお願いします。
FR88EXでシミュレってみました。まず、SP前からの音圧と、リップからの音圧特性です。
振動板の振幅特性とリップの流速特性です。振動板は制動が効いている周波数では振幅の節となって動きにくくなるので放射される音圧が低くなり、代わりに開口部は振幅の腹となるので音圧が上昇します。
左上が輻射抵抗で誘導的な分が多いですね。その下は入力抵抗で振動板の駆動する際の重さに相当すると思います。右上はSPユニット単体のインピーダンス特性で右下はマウントした状態のインピーダンスカーブで最初にアップされているグラフと同じカーブですね。
この形態のエンクロージャーはトランスミッションライン型そのものなので。 定石どおりに3次と5次の管共鳴の振幅の腹にあたる部分に吸音材を入れたときの総合特性をプロットしてみました。