苦労の甲斐あって良い音色になりました。
超力作ですね、オリジナルは磁束密度15000gaussとなっていて今時無いような強力な仕様ですが、この励磁コイル品はどの位の磁束密度まで行けるんでしょうか?10W消費させたら焼け磁石になりそうな感じもしますがどうなんでしょうか?
このほど JBL L26Decadeに装着しノーマルL26 Dと聴き比べています。かなりの音質改善に感動し、昨日は丸一日聴いて過ごしました。惚れ惚れする音色、実にシルクトーンで大成功だと思います。ご質問に15000Gとありますが、それはLE25で新品時磁石単体は1500Gと考えられます。125A アルニコは磁力の経年劣化も進み、詳しくは内部鉄分に磁力移行しているらしく、ボイスコイルの溝内部では実に5000Gを超える磁気回路になってしまっています。またダンパーのヘタレもあるので単にエッジ張り替えだけでは、低音が出過ぎ、主役もかき消されてしまうほどで、長時間の試聴は大変疲れます。当方では再着磁もしてますが、溝部分で3500G辺りが丁度良いバランスとなります。しかし、パーマネント磁石でこの辺りに調整していくには至難の業です。ネオジムもサンドイッチしたこともあります。大変前置きが長くなりましたが、今回励磁にしたきっかけです。励磁の利点は丁度良い磁力にもっていくには最適で、どのくらいのWでいくか、コイルの太さ線の太さ、電圧、電流と見つけ出す事が課題です。現在は70V 70mA辺りが、大変良い状態で、鉄芯の頂点で1900Gは出てます。それ以外にもボイスコイル方向にかかる磁力線は経年劣化したパーマネント磁石とは異なった方向に改善出来るため、ボイスコイルの余分なストロークが減り、大変キレの良いストロークとなります。また、励磁電源も大切で、直流の入り方で影響するらしいので、次回は電源作りを検討中です。
丁重なご説明ありがとうございました。普通はポートや吸音材などで調整するところを磁気回路を可変式にして最適解を得るという発想はチョット思いつきませんね。永久磁石とコイル磁石の違いも説明を見て何となくわかった様な気がします。コイル電源ができたらこの場でご説明いただければと思います。
すごい分析力と技術力に心から敬意を評します自分のような初心者が申し上げるような余地はまったくないのですが、励起電力について、古いセットとかだと、パワーアンプのチョークを兼ねていたものがあったかと自分は将来的には、ムービング・コイル型の平面スピーカーで直接真空管アンプの直流畳重電流を流すのを考えているのですが(つまり一種のOTL)、こういった励起型でも、励起コイルを真空管アンプの高圧部分の電流を流し、ボイスコイル側には直流を電流制御して流せば、コイルコイル型スピーカーになるはずですが、どうなんでしょうね?お読み流し頂ければ幸いです
訂正です平面スピーカーは、ムービングマグネット型を考えています普通はムービング・コイル型ですが