(463)12/31_14:28
G1 損失 (宇多@茨城)
こんにちわ。
K~G1 が二極管動作するわけで G1 損失をチェックする必要があるでしょう。
送信管では規格表に記入例もありますが、受信管にはまずありません。
それで、低電圧動作 Ep=30V ゼロバイアス・カソフォロ PP アンプでは、念のためグリッド・リークを設けて抑制したことがありました。
下記の拙実験例をご参照ください。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hu_amp/lbamps.htm
(459)11/11_16:43
2.2Kが・・・ (内田@群馬)
プラス領域ではグリッドに数十mAも平気に流れますから2.2Kでは電圧降下が大きいので電源の電圧をグリッド電圧として直読したすると正確な特性は測れないと思われますのでカソードとグリッド間の電圧を測定してグリッド電圧としてデータを再度測定してみては如何でしょうか?その場合に現状の2.2kを1Ωぐらいの抵抗にしてその電圧降下でグリッド電流も測っておくと後々ドライブ回路の設計時に役にたちます。
(460)11/11_18:12
グリッド電流が非常に多い (なべ@愛媛)
内田@群馬さま 早速のコメントありがとうございます。ご指摘のように、先のグラフは、グリッド電圧ではなく、グリッドにつながる電源の電圧で、2.2kΩの電圧降下の影響を受けています。今回の測定は、10Ωを使用しました。電圧は、グリッドの電圧を直接測定しています。グリッド電流は、コメント頂いた方法での値です。
ただ、結論としては、G1の電流がアノード電流より大きいい領域があるようで、この球は、ゼロバイアスは、無理のようです。数字の羅列で見ずらいですが、
Vg=+5V Vg1=10V
Ip(mA) Ig1(mA) Ip(mA) Ig1(mA)
Vp=40V 77 41 66 167
Vp=50V 87 40 88 163
Vp=60V 99 39 115 154
アノード電流は、先のグラフより少なくなっているもの不思議な所ですが、どうも故障では無いようで、g1の電圧を0Vにすると、元のデータは得られます。何故かよくわかりませんが、グリッドが+領域では、G1電流が大きく、アノード電流があまり増えないことはわかりました。
(461)11/11_21:44
興味深いデータですね (ARITO@伊吹南麓)
実は私も水平偏向管の三結で、低電圧OTLを検討しようかと思っていたのですが
グリッド電流の方がプレート電流よりも流れるというのはビックリです。
ちなみに、私が三極管で測定したデータはこんなの↓でした。
http://amp.umetech.com/images/ariq/img//847.gif
注:カソード電流(プレート電流+グリッド電流)のグラフです。