ハンダ付けは経験だ!温度なんか関係ないぜ!と思っていましたが、最近面実装のICなんかをハンダ付けするときにはやはり温調は必要かなとも思いはじめました。長年ニクロムヒーターの安物を使っていましたが、だいぶくたびれてきたのも事実。手になじんで良かったのですが、ここらでセラミックヒーターの高級品(?)に替えてもいいかななんていうのも、今回思い立った理由のひとつです。結局いろいろな方の意見やサイトを見聞きするうちにやはり「あったほうがいいのかな?」と思うようになり、蝦名さんの作った温調基板を以前頂きましたので、温調装置を作ってみました。折角作るのですから、長年実用できるしっかりした物を作ることを目指しました。電源トランスも蝦名さんから押し付けゲフンゲフン、頂いたのですが、容量がやや小さく、固定も困難なのでちょっと不安。今回は、あえて余裕のあるしっかりしたもの(東栄!)を採用です。余っていてジャマだったからじゃないからねっ!まあ、余裕を見てというよりも、こういう装置はある程度重くないと座りが悪いというのが大きな理由です。あまりに軽いと、半田ごてを動かすたびに装置も引っ張られてガタガタ動いちゃうんじゃ落ち着かないです。ということで、ややオーバースペックな大き目のトランスを組み込みました。電源に余裕があると音もいいかも(笑)ケースは、奥沢で以前投げ売りしていたプラケースを使用。このケース、なんで投げ売りしていたのかわからなかったのですが、使ってみてわかりました。ケースの内側に余計なネジどめ用のダボがいくつか出ていて、ハッキリ言ってジャマなんですね。しかし、ケース自体はしっかりしていますので、でかいニッパでダボをカットすれば問題なしです。電圧検出用のセメント抵抗の交換を忘れたため、初めは動かずに焦りましたが、3.3オームを取り付けて完成です。ちゃんと動いているようです。半田ごてがあったまるのは確認できました。とりあえず、30Wのセラミックヒータのこてを使っていますが、すごいスピードであったまります。これだけでもウォームアップを待っているストレスが軽減ですね。使い心地は追々。今回作った物は、蝦名さんのHPに詳しく載っています。http://www.minor-audio.com/bibou/others/soldering_bit_temp_cont_4.html蝦名さんご協力ありがとうございました。
基板だけ渡していましたが、作っている様子が見えないままに突然出来上がってきますね。特に説明も聞かないままに作ってしまうとはすごい。今使っているはんだごては、コテ先を色々変えることができるので、自分の使いやすいものを選ぶといいです。
年末に部屋を片付けたので、製作スペースが確保されたのが大きな原因でしょうか。片付いた広い机を前にすると、いろいろ作りたくなってきます。ということで、折角頂いた基板ですからいつかモノにはしたいと思っていました。とりあえず、HPを見ながら出来るところまでと思い、作ってみました。困ったのはVRのピンアサインぐらいでしょうか。写真を頼りに配線しましたら合っていました。まあ、間違えても使いにくいというだけで使えないわけではないですから、大きな問題ではないです。頂いたトランスとLEDは、固定が難しいので今回は採用しませんでした。さあ、何を作りましょう。とりあえず半田ごての改造ですか?
すごくいいです。校正には、アマゾンで買ったハッコーFG-100のパッチもんを使ったので精度はいまいちかもしれません。http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00NPJSCVW/ref=oh_aui_detailpage_o02_s00?ie=UTF8&psc=1使用コテ:goot CXR-41コテ先:PX-60RT-S4以上の条件で使用しての感想です。1.ウォームアップが早い。 コールドスタートで300度到達がジャスト60秒。ちなみに温調無しだと2分ちょい。 短気な私にはもってこいです。 スイッチもあるのでこまめなON/OFFもストレスなくでき、省エネも期待できます。2.はんだが良く流れる。 フラックスの蒸発がゆっくりな為かな。 この効果は意外でした。目玉ハンダも減りそうです。 3.仕上がりがきれい。 適温だとハンダ表面に光沢があり、フラックスの焦げカスもほとんどなし。 ツノハンダやイモハンダにもなりにくい。4.満足感がハンパない。 自作の機器ならではですね。こんなに良いとは思いませんでした。もっと早く温調を導入するべきでしたね。作ってよかったという喜びと、いままでの苦労の後悔が綯い交ぜです。蝦名さんありがとうございました。
整流してコントローラを使った時と、ACそのまま使った時でかなり差がありますよね。こんなに差があるとは思わなかったので、測定もしてませんでした。300℃だと、だいぶ前からコントローラが効き始めていて、立ち上がりが遅くなっているのにも拘らず時間が短いということは、整流して使うメリットが大きいということですね。このあたりのことはあまり考えずに基板を作ったけど、これが正解でよかった。
やはり、電圧140%はすごいですね。某宇宙戦艦の波動砲でも120%ですから、その凄さが伺えますね(謎)喝入れ運用だと、ヒーター寿命とかに影響するのでしょうか。電圧の最大値は変わらないから影響ないかな。意外だったのが、今までと同じハンダが良く流れるようになったことですね。初めは気のせいかと思いましたが、スルーホールの反対側までハンダが回るので気のせいではなさそうです。ハンダ不良が減りそうで、これが一番ありがたいのかもしれません。総じて、長所のほうが圧倒的に多いですね。長年使ってきたニクロムヒーターコテとはお別れしてもよさそうです。さあ、新しいコテに慣れるためにプロジェクト基板でハンダ付けの練習です。ハンダ付けが楽しいです。
上記のアマゾンで買ったハッコーFG-100のパチもんですが、デジマルについている熱電対で測定した結果と比較して、測定誤差が数十度あります。かなり怪しいです。紹介しといてなんですが、皆さん買わないほうがいいですよ。安物買いの銭失いです orz
2月21日の無帰還アンプ基板調整会で私の手持ちのものと比べてみましょう。一応、温度計として売っているので、そんなに狂っていないと思いますよ。
装置を分解してみましたが、多回転トリマーが二つありました。調整用だと思います。ダメモトでいじってみるのもありですが、最終手段という事で触らないでおきます。